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公開番号2024161680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076557
出願日2023-05-08
発明の名称フック付き面材
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20241113BHJP(車両一般)
要約【課題】フックを面材に対して強度確保と面材の歩留まり向上とを図れるように縫着することが可能なフック付き面材を提供すること。
【解決手段】フック付き面材1は、面材となる力布2と、力布2に沿って縫着されるフック3と、を有する。フック3が、力布2に縫着される平板状の脚部3Aと、脚部3Aの先端から鉤状に曲げられる引掛け部3Bと、を有する。フック3を力布2に縫着する縫い線4が、脚部3Aを通って幅方向に直線状に延びる直線部4Aと、直線部4Aの一端及び他端から脚部3Aの基端側に返されるように延びる一対の返し部4Bと、を有する。直線部4A及び一対の返し部4Bが、脚部3Aから外れることなく脚部3Aに沿って延びるように設けられる。一対の返し部4Bが、縫い線4の縫い始めと縫い終わりとを成す。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
面材と、該面材に沿って縫着されるフックと、を有するフック付き面材であって、
前記フックが、前記面材に縫着される平板状の脚部と、該脚部の先端から鉤状に曲げられる引掛け部と、を有し、
前記フックを前記面材に縫着する縫い線が、前記脚部を通って幅方向に直線状に延びる直線部と、該直線部の一端及び他端から前記脚部の基端側に返されるように延びる一対の返し部と、を有し、
前記直線部及び一対の前記返し部が、前記脚部から外れることなく前記脚部に沿って延びるように設けられ、一対の前記返し部が、前記縫い線の縫い始めと縫い終わりとを成すフック付き面材。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1に記載のフック付き面材であって、
一対の前記返し部が、前記直線部の前記一端及び前記他端から前記脚部の基端側に向かって互いに接近する斜め内方向に延びる第1返し部位と、該第1返し部位の延びた先から前記直線部と平行に互いに向かって接近するように延びる第2返し部位と、を有するフック付き面材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のフック付き面材であって、
前記面材が、シートエアバッグの展開を補助する力布とされるフック付き面材。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のフック付き面材であって、
一対の前記返し部が、返し縫いされる返し縫い部位をそれぞれ有するフック付き面材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フック付き面材に関する。詳しくは、面材と、面材に沿って縫着されるフックと、を有するフック付き面材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートカバーをカバー端末に沿って縫着したフックによりシートに固定する構造が開示されている。具体的には、フックは、シートカバーに対し、カバー端末に沿う周方向の一方に越える第1領域から他方に越える第2領域に亘って直線状に縫い線が延びるように縫着されている。
【0003】
上記縫い線は、その第1領域の縫い始めと第2領域の縫い終わりとにおいて、それぞれ返し縫いされている。それにより、フック上で返し縫いがされる構成と比べて、フックに形成される針孔が少なく、フックの強度低下が抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-45615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の構成では、シートカバーのフックの外側に返し縫いのスペースを確保しなければならず、歩留まりが悪い。そこで、本発明は、フックを面材に対して強度確保と面材の歩留まり向上とを図れるように縫着することが可能なフック付き面材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する手段として、本発明のフック付き面材は、次の手段をとる。
【0007】
すなわち、本発明の第1の発明は、面材と、該面材に沿って縫着されるフックと、を有するフック付き面材であって、前記フックが、前記面材に縫着される平板状の脚部と、該脚部の先端から鉤状に曲げられる引掛け部と、を有し、前記フックを前記面材に縫着する縫い線が、前記脚部を通って幅方向に直線状に延びる直線部と、該直線部の一端及び他端から前記脚部の基端側に返されるように延びる一対の返し部と、を有し、前記直線部及び一対の前記返し部が、前記脚部から外れることなく前記脚部に沿って延びるように設けられ、一対の前記返し部が、前記縫い線の縫い始めと縫い終わりとを成すフック付き面材である。
【0008】
第1の発明によれば、縫い線の縫い始めと縫い終わりとが、直線部と重ならないように返される。それにより、直線部と一対の返し部との針孔が重ならず、針孔の密集によるフックの強度低下を抑制することができる。詳しくは、縫い線の縫い始めと縫い終わりは、直線部に対して、フックの引掛け部のある先端側ではなく、基端側に返される。そのため、幅方向に直線状に延びる直線部を介して、フックの引掛け部と面材との間で適切に負荷荷重を分散して伝達することができる。また、このような縫い線を、フックの脚部から外れない狭い領域において設定することができ、面材の歩留まり向上を図ることができる。
【0009】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、一対の前記返し部が、前記直線部の前記一端及び前記他端から前記脚部の基端側に向かって互いに接近する斜め内方向に延びる第1返し部位と、該第1返し部位の延びた先から前記直線部と平行に互いに向かって接近するように延びる第2返し部位と、を有するフック付き面材である。
【0010】
第2の発明によれば、フックの脚部から外れない狭い領域において、直線部を幅方向に長く確保しつつ、一対の返し部を直線部より基端側の位置においてより長く確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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