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公開番号2024160642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075864
出願日2023-05-01
発明の名称ロコモ測定システム
出願人国立大学法人 宮崎大学,株式会社コムラ製作所,吉玉精鍍株式会社
代理人個人
主分類G16H 40/00 20180101AFI20241107BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】被測者の身長を考慮して、座面高さを自動で設定することで手間がかからず、被測者個々の身長を考慮した正確な測定結果からロコモ年齢を推定することで、被測者の基礎移動機能を正しく評価する、ロコモ測定システムを提供する。
【解決手段】ノートパソコン1と電動昇降椅子2とを備えており、被測者Aの身長データ及び年齢のデータ入力手段11と、身長データに基づいて基準座面高を算出する座面高算出手段20と、算出された基準座面高に基づいて、自動で座面23を調節する座面高自動調節手段21を有し、座面23が水平であると共に、背もたれ22が座面23に対して垂直な電動昇降椅子2と、調節された電動昇降椅子2の座面23からの立ち上がりテストの結果入力手段13と、テスト結果によってロコモ年齢を算出するロコモ年齢算出手段14と、算出されたロコモ年齢を表示する表示手段15とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
被測者の身長データ及び年齢のデータ入力手段と、
身長データに基づいた基準座面高を算出する座面高算出手段と、
算出された基準座面高に基づいて、自動で座面を調節する座面高自動調節手段を有する椅子と、
調節された椅子の座面からの立ち上がりテストの結果入力手段と、
テスト結果によってロコモ年齢を算出するロコモ年齢算出手段と、
算出されたロコモ年齢を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする、ロコモ測定システム。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
被測者の身長データ及び年齢のデータ入力手段と、
身長データに基づいて基準座面高を算出する座面高算出手段と、
算出された基準座面高に基づいて、自動で座面を調節する座面高自動調節手段を有し、座面が水平であると共に、背もたれが座面に対して垂直な椅子と、
調節された椅子の座面からの立ち上がりテストの結果入力手段と、
テスト結果によってロコモ年齢を算出するロコモ年齢算出手段と、
算出されたロコモ年齢を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする、ロコモ測定システム。
【請求項3】
前記座面高算出手段が、
基準座面高を、身長×0.25-1.0(cm)の式により算出することを特徴とする、請求項1または2に記載のロコモ測定システム。
【請求項4】
前記座面高算出手段が、さらに、
基準座面高×0.75(cm)の式により算出する高さと、
基準座面高×0.50(cm)の式により算出する高さを算出することを特徴とする、請求項3に記載のロコモ測定システム。
【請求項5】
前記表示手段に、実年齢とロコモ年齢の差により選択されたメッセージを表示することを特徴とする、請求項4に記載のロコモ測定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロコモ測定システムに関し、詳細には、電動昇降椅子を用いてロコモ年齢(登録商標)の測定を可能とする、ロコモ測定システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ロコモティブシンドローム(運動器症候群、略称「ロコモ」)とは、2007年日本整形外科学会が提唱した人間の基礎移動機能(立ち上がる機能や歩く機能)の低下状況を示す用語である。
人間は、加齢と共に移動機能が低下していくが、その低下のペースが平均より顕著に早い場合は、ロコモが発症している可能性がある。
ロコモが発症すると、移動機能に障害が生じ、介護や支援が必要となることがある。
そのため、健康寿命の延伸、介護負担の軽減のため、ロコモの可能性の早期発見が極めて重要となる。
【0003】
そこで、ロコモ度を判断するために、40cm、30cm、20cm、10cmの座台から片脚又は両脚での立ち上がりの可否によって決定することが行われている。
該ロコモ度テストは、ロコモ度1が片脚で40cmの台から立てない、ロコモ度2が両脚で20cmの台から立てない、ロコモ度3が両脚で台から立てない、との基準で判断するものである。
そして、ロコモ度は1、2と3の段階で移動機能低下の程度を評価し、段階が高いほどその低下が著しいと判断されるものである。
【0004】
また、特許文献1には、人間の基礎運動能力の中で最も重要と思われる立ち上がり能力を運動器衰退の評価ファクターとして立ち上がりの姿勢を評価する成績値を定め、被測定者の加齢に伴う基礎運動能力の衰退の進行度合いを定量的に評価するために、高さ調節自在の立ち上がり能力測定用の椅子が記載されている。
【0005】
該特許文献1に記載の技術によると、高さ調節自在の立ち上がり能力測定用椅子を用いた立ち上がり能力評価システムにより、加齢に伴う人の基礎運動能力衰退の進行度合いを示すことと、ロコモ症状の深刻さを評価することができ、ロコモ予防を通して、健康な暮らしを実現し、介護の負担を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-101242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、高さの異なる座台を用いた技術は、被測者の体格を考慮したものではないので、測定結果に個人差があり、体格まで考慮して正確にロコモ度を判断することが困難である。
他方、特許文献1に記載の立ち上がり能力測定用椅子は、段階的に高さ調節を行うことで、被測者の体格を考慮することは可能であるが、段階的なので、被測者個々に正確に対応した高さ調整を行うことができず、また、座板の基準高さの測定と座板の段階的な高さ調節を人手を介して行う必要があるため、手間がかかるものであった。
【0008】
したがって、本発明の解決しようとする課題は、被測者の身長を考慮して、座面高さを自動で設定することで手間がかからず、被測者個々の身長を考慮した正確な測定結果からロコモ年齢を推定することで、被測者の基礎移動機能を正しく評価する、ロコモ測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
【0010】
第1に、
被測者の身長データ及び年齢のデータ入力手段と、
身長データに基づいた基準座面高を算出する座面高算出手段と、
算出された基準座面高に基づいて、自動で座面を調節する座面高自動調節手段を有する椅子と、
調節された椅子の座面からの立ち上がりテストの結果入力手段と、
テスト結果によってロコモ年齢を算出するロコモ年齢算出手段と、
算出されたロコモ年齢を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする、ロコモ測定システム。
(【0011】以降は省略されています)

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