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公開番号2024160635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075853
出願日2023-05-01
発明の名称分析装置、分析方法及び分析プログラム
出願人エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 16/242 20190101AFI20241107BHJP(計算;計数)
要約【課題】秘密計算によるテーブル形式のデータの分析に要するリソースを低減させるとともに、処理時間を短縮させる分析装置、分析方法及び分析プログラムを提供する。
【解決手段】秘密計算システムを含む分析システムにおいて、分析システムに含まれる分析装置13の制御部135は、テーブルの列の値を基に分割した複数のレコード群から、条件を満たすレコード群を秘密計算により抽出する抽出部1351と、抽出されたテーブルを対象に、秘密計算により統計量を計算する計算部1352と、2つのテーブルの列結合を行う列結合部1353と、列結合によって得られた複数のテーブルの行結合を秘密計算により行う行結合部1354と、テーブルを端末装置に出力する出力制御部1355と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
テーブルに含まれる複数のレコードを、前記テーブルの列の値を基に分割した複数のレコード群の中から、条件を満たすレコード群を秘密計算により抽出する抽出部と、
を有することを特徴とする分析装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記抽出部によって抽出されたテーブルを対象に、統計量を計算する計算部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
【請求項3】
第1のテーブルを分割して得られた第1の複数のレコード群のそれぞれと、第2のテーブルを分割して得られた第2の複数のレコード群のそれぞれと、の列結合を秘密計算により行う列結合部と、
前記列結合部による列結合によって得られた複数のテーブルの行結合を秘密計算により行う行結合部と、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
【請求項4】
分析装置によって実行される分析方法であって、
テーブルに含まれる複数のレコードを、前記テーブルの列の値を基に分割した複数のレコード群の中から、条件を満たすレコード群を秘密計算により抽出する抽出工程と、
を含むことを特徴とする分析方法。
【請求項5】
テーブルに含まれる複数のレコードを、前記テーブルの列の値を基に分割した複数のレコード群の中から、条件を満たすレコード群を秘密計算により抽出する抽出ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする分析プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分析装置、分析方法及び分析プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、データを秘匿したまま統計的な演算を行い、演算の結果得られた統計量をユーザに提供する秘密計算システムが知られている。例えば、秘密計算システムは、重要な個人情報を取り扱う医療分野等におけるデータの分析に利用される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/124260号
特開2020-042128号公報
特開2014-139640号公報
【非特許文献】
【0004】
日本電信電話株式会社,秘密計算のシステムとその原理, [online],[令和4年11月24日検索]、インターネット<URL:https://www.rd.ntt/sil/project/sc/secure_computation.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術には、秘密計算によるデータの分析に要するリソース(例えば、メモリ使用量及び処理時間)が大きくなる場合があるという問題がある。
【0006】
テーブルのレコード数が多い場合(例えば、1憶以上)、データの集計、及びテーブルの結合に要するメモリ使用量と処理時間が膨大になる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の分析装置は、テーブルに含まれる複数のレコードであって、前記テーブルの列の値を基に、複数のレコード群に分割された複数のレコード群の中から、条件を満たすレコード群を秘密計算により抽出する抽出部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、秘密計算によるデータの分析に要するリソースを低減させるとともに、処理時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る分析システムの構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係る分析装置の構成例を示す図である。
図3は、実施形態に係るテーブルのパーティショニングを説明する図である。
図4は、実施形態に係るテーブルの抽出を説明する図である。
図5は、実施形態に係るテーブルの抽出を説明する図である。
図6は、実施形態に係るデータ集計の手順を説明する図である。
図7は、実施形態に係るテーブル結合の手順を説明する図である。
図8は、実施形態に係るデータ集計の処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、実施形態に係るテーブル結合の処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、分析プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図11は、従来のテーブル結合の手順を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る分析装置、分析方法及び分析プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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