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公開番号2024160524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075620
出願日2023-05-01
発明の名称靴用踵芯およびこれを備えた靴
出願人岸原工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A43B 7/144 20220101AFI20241107BHJP(履物)
要約【課題】滑り台の機能で履きやすくした靴の使用感や外観を良好にする。
【解決手段】靴11の踵に内蔵する靴用踵芯31について、人体の踵を包む形状に湾曲した下部支持部32と、下部支持部32より上で人体の踵を受ける上部受け部33とを備えるとともに、剛性をもたせる。上部受け部33の上部における左右両縁に、前方斜め下に向けて傾く傾斜案内部35を形成し、外周の縁部の少なくとも上部受け部33に、縁部より内側の中央部よりも肉厚の薄い薄肉部36を形成して、厚み方向の端に角が出ないようにする。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
人体の踵を包む形状に湾曲した下部支持部と、前記下部支持部より上で人体の踵を受ける上部受け部とを備えるとともに、剛性を有し、
前記上部受け部の上部における左右両縁に、前方斜め下に向けて傾く傾斜案内部が形成され、
外周の縁部の少なくとも前記上部受け部の肉厚が、前記縁部より内側の中央部よりも薄い
靴用踵芯。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
肉厚が薄い前記縁部が、端に向けて徐々に肉厚を薄くする肉厚低減面により形成された
請求項1に記載の靴用踵芯。
【請求項3】
肉厚が薄い前記縁部が前記肉厚低減面を内側面に有している
請求項2に記載の靴用踵芯。
【請求項4】
肉厚が薄い前記縁部が全周に形成された
請求項1または請求項2に記載の靴用踵芯。
【請求項5】
前記下部支持部の下端における左右方向中間部に、上方へ切り込む切欠き部が形成された
請求項1または請求項2に記載の靴用踵芯。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の靴用踵芯を備えた
靴。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、たとえば運動靴や短靴などのように踵部を有する靴、特に履きやすくした靴に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
かがんだりせずとも履けるようにする靴が下記特許文献1、2に開示されている。
【0003】
特許文献1は、靴べらを靴の踵の内面に接着などによって取り付けるというものである。この構成では、靴べらが踵に備わっているので、靴に入ろうとする足は、甲部と、足裏前部が靴の内面に接しながら前方に進み、このとき、足の踵部が靴べらの傾斜部に当たって、靴の踵部を後方に押し広げる。これによって、足が靴に滑り込むということである。つまり、靴べらは足を入れるときに靴の踵部の後面を後方に押し下げて、つまり変形させて履き口を広げるとともに、つま先を前方へ差し込むことによって、足を靴の中に滑り込ませる。
【0004】
特許文献2には、靴べら機能付き靴が開示されている。この靴は、踵部の上方に、斜め後ろに延びる踵案内部が連続して設けられている。その踵部および踵案内部は芯材を備えている。この構成では、履き口から足を差し込み、この踵案内部に足の踵が当接すると、靴べらの機能により、足が靴内に簡単に入り込み、靴を履くことができる、とされている。靴べらの機能を有しているので、特許文献2の靴は、特許文献1の内容と同様、靴の踵部を後方へ広げて、または下げて、足の甲から踵を入れやすくする構成である。
【0005】
しかし、これらのように靴の踵部を後方へ広げたり下げたりして靴を履くには、踵部の変形や、変形させたときの反発力があるので、実際には履くのが難しいことが多々ある。すなわち、履き口を後方に広げつつ、つま先を差し入れて足が靴に入りやすくする構成では、履く動作に際しては、靴の踵部の変形と、足を差し込む力が必要であり、足を差し込むには力と方向制御が不可欠である。このような動作は、踵部の変形に伴う反発力が生じるため、健常者には簡単そうに思えても、足に力を入れられない老人等には、なかなか容易なことではない。
【0006】
他方、下記特許文献3には、月型芯(靴用踵芯)の特異な形状と剛性で踵の荷重を支えて滑らせるという靴が開示されている。つまり、単に足を入れたり、靴を足に嵌めたりするだけで、靴の踵部の変形を不要にして履けるというものである。履く本人は靴に対して立った状態で、または座った状態で足を入れればよく、また介助者であれば足に靴を嵌めるように移動させればよく、この動作と同時に踵部を後方へ広げたりする必要性はないので、動作は簡単である。
【0007】
しかし、靴用踵芯に剛性をもたせる構造であり、外周の部の角が立っていた。材料に汎用プラスチックを用いる場合、靴用踵芯にはある程度の厚さが必要であるが、靴用踵芯の上部における外周の縁部まである程度の厚みを有する角が立った形状であると、直接ではないにしても履く時に踵の裏がその角に当たることになる。このため、感触が良くないことがある。そのうえ、踵部が異物を備えたような外観となって、踵部が見劣りすることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-344396号公報
登録実用新案第3195071号公報
特開2022-139151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、履きやすい靴の使用感や外観を良好にすることを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そのために、この発明は下記の靴用踵芯を提供する。すなわち、靴用踵芯は、人体の踵を包む形状に湾曲した下部支持部と、下部支持部より上で人体の踵を受ける上部受け部とを備えるとともに、剛性を有している。上部受け部の上部における左右両縁に、前方斜め下に向けて傾く傾斜案内部が形成され、外周の縁部の少なくとも上部受け部の肉厚が、縁部より内側の中央部よりも薄く形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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