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公開番号2024160320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-13
出願番号2024132041,2023033676
出願日2024-08-08,2012-11-30
発明の名称映像表示装置
出願人マクセル株式会社
代理人青稜弁理士法人
主分類G09G 5/00 20060101AFI20241106BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】複数の使用者が共用する場合においても、より使い勝手の良い映像表示装置を提供すること。
【解決手段】映像表示装置において、映像表示装置に適用された設定変更に関する情報と映像表示装置に設定変更の指示を行った操作者に関する情報とを、それぞれ個別設定情報と操作者情報として、関連付けて記憶する個別情報記憶部と、映像表示装置を操作する操作者を識別する操作者識別部と、操作者識別部で識別した映像表示装置を操作する操作者の情報が個別情報記憶部に記憶されている操作者情報と一致するか否かを確認する操作者確認部と、操作者確認部における確認処理の結果、操作者識別部で識別した映像表示装置を操作する操作者の情報が個別情報記憶部に記憶されている操作者情報と一致する場合には、個別情報記憶部に操作者情報と関連付けて記憶されている個別設定情報を読み出すとともに、読み出した個別設定情報に基づいた設定変更を映像表示装置に適用する制御部と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
コンテンツの表示が可能な映像表示装置であって、
デジタル放送を介して放送番組のコンテンツを受信するチューナと、
前記チューナで受信したコンテンツ、あるいはネットワークを介して携帯情報端末と通信し取得したコンテンツを表示可能な表示部と、
前記携帯情報端末から当該携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報を取得して記憶し、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容と前記携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
新たな携帯情報端末から取得した新たな操作人物に関する操作人物情報と前記記憶部に記憶された操作人物に関する操作人物情報とを比較して操作人物の識別処理を行い、
前記識別処理によって、前記新たな操作人物に関する操作人物情報が前記記憶部に記憶された前記操作人物情報に対応する操作人物であると識別した場合に、当該操作人物の操作人物情報に対応した前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容に基づいた設定表示を行う第1の制御を行い、
前記識別処理によって、前記新たな操作人物に関する操作人物情報が前記記憶部に記憶された前記操作人物情報に対応しない操作人物であると識別した場合に、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容と異なる標準設定の表示を行う第2の制御を行い、
前記第2の制御において、
前記新たな操作人物によって前記標準設定にした設定内容が変更された場合には、前記変更された設定内容と、前記新たな操作人物情報とを関連付けて前記記憶部に記憶し、
前記新たな操作人物によって前記標準設定にした設定内容が変更されなかった場合には、前記新たな操作人物情報を前記記憶部に記憶しない、
ことを特徴とする映像表示装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の映像表示装置であって、
前記映像表示装置の設定項目は、複数の設定項目からなる設定メニュー画面の設定項目であることを特徴とする映像表示装置。
【請求項3】
請求項1に記載の映像表示装置であって、
前記映像表示装置の設定項目には、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容と前記携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報とが関連付けられて設定される設定項目と、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容が前記携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報によらず共通に設定される設定項目とがあることを特徴とする映像表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の映像表示装置であって、
前記第1の制御が行われた場合には、前記表示部に識別された操作人物を示す表示を行うことを特徴とする映像表示装置。
【請求項5】
請求項1に記載の映像表示装置であって、
前記識別処理によって、前記新たな操作人物に関する操作人物情報が前記記憶部に記憶された前記操作人物情報に対応しない操作人物であると識別した場合に、前記新たな操作人物についての操作人物情報を新たに前記記憶部に記憶する処理を可能とすることを特徴とする映像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、テレビ装置等の映像表示装置では、輝度やコントラスト、色合い等の画質を、映像表示装置の使用者が自らの好みに合わせて調整できるようになっている。しかしながら、前記使用者が前記映像表示装置の画質を調整しようとする場合、前記使用者は前記映像表示装置に表示される映像を確認しながら、手動で各設定値の変更を行わなければならず、時間と手間が必要となる。この時間と手間を削減する手法としては、下記特許文献1に記載の技術がある。
【0003】
下記特許文献1には、『Nは3以上の整数であって、前記画質パラメータの値が異なるN個のサンプル画像を示す画質調整画面が前記表示部に表示された状態にて、2個のサンプル画像が選択されると、前記画質パラメータの値が前記2個のサンプル画像の値の間であるN個又はN個未満のサンプル画像を示すように前記画質調整画面を変更し、N個又はN個未満のサンプル画像を示す画質調整画面が前記表示部に表示された状態にて、1個のサンプル画像が選択されると、前記表示部に表示される画像の画質パラメータの値を、選択されたサンプル画像の値に設定する』技術が記載されており、これにより、選択されたサンプル画像に応じた容易な画質設定を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-147828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
映像表示装置がリビングに置かれるテレビ装置等の場合、使用者が限定されず、複数の使用者が前記映像表示装置を共用することが考えられる。使用者が複数で、前記使用者毎に画質等の設定の好みが異なる場合、前記各使用者は自らの好みに合わない設定を許容して前記映像表示装置を使用するか、前記映像表示装置を使用する度に毎回画質等の設定を行うか、の何れかを選択しなければならず、使い勝手が良いとは言えない。
【0006】
前記状況においては、映像表示装置が各使用者を識別し、前記識別した各使用者に応じた設定変更を自動的に行うことが望ましい。しかしながら、前記特許文献1は前記課題に対する考慮が為されたものではない。また、前記映像表示装置がデジタル放送番組の録画機能等を有しており、録画済み番組の一覧表を表示させる場合等においても、前記映像表示装置が各使用者を識別し、前記識別した各使用者に対応するコンテンツの表示方法を自動的に設定するようにすれば、より使い勝手の良い映像表示装置となる。
【0007】
本発明の目的は、前記課題を考慮し、複数の使用者が共用する場合においても、より使い勝手の良い映像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、本発明では、例えば、特許請求の範囲に記載された構成の映像表示装置を用いればよい。
【0009】
一例を挙げるならば、コンテンツの表示が可能な映像表示装置は、デジタル放送を介して放送番組のコンテンツを受信するチューナと、宅内ネットワークを介して携帯情報端末と通信し、外部ネットワークを介してコンテンツを取得する通信部と、前記チューナで受信したコンテンツ、あるいは前記通信部で取得したコンテンツを表示可能な表示部と、前記携帯情報端末から当該携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報を前記通信部を介して取得して記憶し、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容と前記携帯情報端末の操作人物に関する操作人物情報とを関連付けて記憶する記憶部と、コントローラと、を備える。そして、前記コントローラは、新たな携帯情報端末から前記通信部を介して取得した新たな操作人物に関する操作人物情報と前記記憶部に記憶された操作人物に関する操作人物情報とを比較して操作人物の識別処理を行い、前記識別処理によって、前記新たな操作人物に関する操作人物情報が前記記憶部に記憶された前記操作人物情報に対応する操作人物であると識別した場合に、当該操作人物の操作人物情報に対応した前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容に基づいた設定表示を行う第1の制御を行い、前記識別処理によって、前記新たな操作人物に関する操作人物情報が前記記憶部に記憶された前記操作人物情報に対応しない操作人物であると識別した場合に、前記映像表示装置の設定項目に対する設定内容を標準設定にした設定表示を行う第2の制御を行う、ように構成すればよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の技術を用いることにより、複数の使用者が共用する場合においても、より使い勝手の良い映像表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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