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公開番号
2024160223
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-13
出願番号
2024110041,2023110949
出願日
2024-07-09,2018-04-30
発明の名称
組み合わせ療法
出願人
ノバルティス アーゲー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/5377 20060101AFI20241106BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】KRAS変異NSCLCなどのKRAS変異癌及びNRAS変異メラノーマなどのNRAS変異癌を有する患者に利用可能である、安全であり、良好な耐容性を示し、且つ/又は伴われる発疹などの有害な副作用が少ない標的療法を提供する。
【解決手段】下記式(I)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩であるRaf阻害剤と、MEK阻害剤、特にトラメチニブと、を含む医薬的組み合わせが提供される。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)
TIFF
2024160223000030.tif
46
161
の化合物又はその薬学的に許容し得る塩であるRaf阻害剤と、
(b)MEK阻害剤と
を含む医薬的組み合わせ。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記MEK阻害剤は、トラメチニブ、PD0325901、PD184352、レファ
メチニブ、コビメチニブ、AS-701255、AS-701173、ピマセルチブ、R
DEA436、RO4987655、RG7167及びRG7420又はその薬学的に許
容し得る塩若しくは溶媒和物を含む群から選択される、請求項1に記載の医薬的組み合わ
せ。
【請求項3】
前記MEK阻害剤は、トラメチニブ又はその薬学的に許容し得る塩若しくは溶媒和物で
ある、請求項1又は2に記載の医薬的組み合わせ。
【請求項4】
トラメチニブは、ジメチルスルホキシド溶媒和物の形態である、請求項3に記載の医薬
的組み合わせ。
【請求項5】
同時、連続又は個別投与のためのものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の医
薬的組み合わせ。
【請求項6】
固定された組み合わせである、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬的組み合わせ
。
【請求項7】
固定されていない組み合わせである、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬的組み
合わせ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬的組み合わせと、少なくとも1種の薬学的に
許容し得る担体とを含む医薬組成物。
【請求項9】
癌の治療で使用するための、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬的組み合わせ又
は請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記癌は、MAPK変異を発現するか、又は前記癌は、NRAS変異若しくはK-RA
S変異である、請求項9に記載の使用のための医薬的組み合わせ又は請求項9に記載の使
用のための医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、(a)本明細書で定義される通りの式(I)の化合物若しくはその薬学的に
許容し得る塩又は本明細書で定義される通りの式(II)の化合物若しくはその薬学的に
許容し得る塩からなる群から選択されるRaf阻害剤と、(b)MEK阻害剤、特にトラ
メチニブ又はその薬学的に許容し得る塩若しくは溶媒和物とを含む医薬的組み合わせに関
する。本発明は、(a)本明細書で定義される通りの式(I)の化合物若しくはその薬学
的に許容し得る塩又は本明細書で定義される通りの式(II)の化合物若しくはその薬学
的に許容し得る塩からなる群から選択されるRaf阻害剤と、トラメチニブ又はその薬学
的に許容し得る塩若しくは溶媒和物とを含む医薬的組み合わせにも関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【0002】
本発明は、増殖性疾患、特に癌の治療で使用するためのこうした組み合わせ、増殖性疾
患、特に癌の治療のための医薬品の調製のためのこうした組み合わせの使用、増殖性疾患
、特に癌の治療を、それを必要とする対象において行う方法であって、共同で治療有効量
の前記組み合わせを前記対象に投与することを含む方法、増殖性疾患、特に癌の治療のた
めのこうした組み合わせの使用、こうした組み合わせを含む医薬組成物及びそれに対する
市販用包装品にも関する。
【0003】
本発明は、MEK阻害剤、特にトラメチニブ又はその薬学的に許容し得る塩若しくは溶
媒和物との組み合わせ療法で使用するための、本明細書で定義される通りの式(I)の化
合物若しくはその薬学的に許容し得る塩又は本明細書で定義される通りの式(II)の化
合物若しくはその薬学的に許容し得る塩にも関する。本明細書で定義される通りの式(I
)の化合物若しくはその薬学的に許容し得る塩との組み合わせ療法で使用するための、又
は本明細書で定義される通りの式(II)の化合物若しくはその薬学的に許容し得る塩と
の組み合わせ療法で使用するための、MEK阻害剤、特にトラメチニブ又はその薬学的に
許容し得る塩若しくは溶媒和物も本明細書で提供される。
【背景技術】
【0004】
RAS/RAF/MEK/ERK又はMAPK経路は、細胞の増殖、分化及び生存を誘
導する重要なシグナル伝達カスケードである。この経路の調節不全は、多くの場合の腫瘍
形成の根底にある。この経路は、低分子のGタンパク質RASがGDPをGTPと交換す
るのを続いて誘発する細胞外シグナルによって活性化される。活性化されたRAS低分子
グアニジントリホスファターゼ(GTPアーゼ)は、RAF(本明細書では「Raf」と
も呼ばれる)ファミリータンパク質(RAF1としても公知であるARAF、BRAF及
びCRAF)の活性化を促進する。活性化されたRAFタンパク質は、MEK1/2タン
パク質のリン酸化及び活性化をもたらし、続いて、これが細胞外シグナル制御キナーゼ(
ERK)をリン酸化及び活性化する。ERK1/2タンパク質は、複数の転写因子を含む
様々な基質をリン酸化し、増殖、分化、遊走、生存及び血管新生を含む重要な細胞活性を
調節する。
【0005】
MAPK経路の異常なシグナル伝達又は不適切な活性化は、メラノーマ、肺及び膵臓の
癌を含む複数の腫瘍型において示されており、RAS及びBRAF(v-Rafマウス肉
腫ウイルス癌遺伝子ホモログB1の活性化変異を含むいくつかの異なる機構を通して起こ
る可能性がある。GTPアーゼのスーパーファミリーであるRASには、機能獲得型変異
として公知である種々の単一点突然変異によってオンになる(活性化される)可能性があ
る調節されるシグナル伝達タンパク質であるKRAS(v-Ki-ras2カーステンラ
ット肉腫ウイルス癌遺伝子ホモログ)が含まれる。RAS変異、特に機能獲得型(GOF
)変異は、すべての癌の9~30%において検出されており、KRAS変異は、有病率が
最も高く(86%)、NRAS(11%)がそれに続き、HRAS(3%)は、稀である
(Cox AD,et al,Nat Rev Drug Discov 2014;1
3(11):828-51)。活性化KRAS変異は、メラノーマ(Fedorenko
IV,et al,Br J Cancer 2015;112(2):217-26
)、膵癌(di Magliano MP&Logsdon CD,Gastroent
erology 2013;144(6):1220-9)、大腸癌(Knickelb
ein K&Zhang L,Genes Dis 2015;2(1):4-12)及
び卵巣癌(Nakayama N,et al,Br J Cancer 2008;9
9(12):2020-8)にも多くの場合に見られる。
【0006】
RAF、MEK及びERKキナーゼなど、RASの下流エフェクターを標的にする阻害
剤は、RAS誘導性の腫瘍における有意な臨床活性を示していない。例えば、BRAF
V
600
変異メラノーマにおいて効果的であるベムラフェニブなどのRAF阻害剤は、RA
S変異癌では無効である。したがって、現在、KRAS変異腫瘍及びNRAS変異腫瘍の
ための有効な治療法は存在しない。特に、BRAF変異メラノーマと異なり、NRAS変
異メラノーマ患者のための承認された標的療法は存在しない。MEK1/2阻害剤の治験
からの最近のデータは、無増悪生存期間のわずかな増加を示したが、これらの患者におけ
る全生存期間の向上を示さなかった(Dummer et al.,Lancet On
col,18,435-445,2017)。
【0007】
MAPK阻害剤のいくつかの垂直的組み合わせが有益であると証明されているが、可能
な組み合わせの様々な置換のいずれか1つが臨床上の利益であるかどうかは、必ずしも予
測可能であると限らない。例えば、ERK1/2阻害剤GDC-0994と組み合わせた
MEK阻害剤コビメチニブの組み合わせが重複毒性及び蓄積毒性をもたらすことが最近報
告され、これは、その著者らによれば、この特定の組み合わせのさらなる開発を制限する
であろう。(Weekes et al 2017,Abstract CT107:A
ACR Annual Meeting 2017;April 1-5, 2017
Combinations)
【0008】
肺癌は、世界中の男女が罹患する一般的な型の癌である。NSCLCは、肺癌の最も一
般的な型(大体85%)であり、これらの患者のおよそ70%は、診断時、進行した疾患
(ステージIIIB又はステージIV)を呈する。NSCLC腫瘍の約30%は、活性化
KRAS変異を含有し、これらの変異は、上皮増殖因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤(
EGFR TKI)に対する耐性と関連する(Pao W,et al,PLoS Me
d 2005;2(1):e17)。これまで、KRAS変異を有するNSCLC及びV
600EではないBRAF変異を有するNSCLCを患う患者に利用可能である承認され
た標的療法はない。
【0009】
メラノーマは、世界中の男女が罹患する一般的な型の癌である。転移性皮膚メラノーマ
患者の50%は、BRAF活性化変異を内在し、これらの患者の20%は、NRAS活性
化変異を有する(Zhang et al,Pigment Cell Melanom
a Res 2016;29:266-283。NRAS変異は、ステージIVメラノー
マの診断後のより短い生存の独立予測因子と特定された(Jakob JA et al
(2012),Cancer,Volume 118, Issue 16,Pages
4014-4023)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、KRAS及びNRASの直接的阻害は、依然として困難であることが判明
しており、これまで、KRAS変異NSCLCなどのKRAS変異癌及びNRAS変異メ
ラノーマなどのNRAS変異癌を有する患者に利用可能である承認された標的療法はない
。したがって、安全であり、良好な耐容性を示し、且つ/又は伴われる発疹などの有害な
副作用が少ない標的療法の必要性が存在する。臨床現場における持続的且つ維持される反
応をもたらす治療法も必要とされている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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