TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024160193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-13
出願番号2021159961
出願日2021-09-29
発明の名称電気化学測定用混合試薬
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/48 20060101AFI20241106BHJP(測定;試験)
要約【課題】電気化学的測定法を用いた液体試料の検査において、液体試料に複数種の検体が含まれていても、複数種の検体を簡易に短時間で同時に検出できる電気化学測定用混合試薬を提供する。
【解決手段】本発明に係る電気化学測定用混合試薬は、酸化還元電位が異なる、複数種の試薬を含み、一の前記試薬と他の前記試薬との間の酸化還元電位差が0.2V以上である。
【選択図】無し
特許請求の範囲【請求項1】
酸化還元電位が異なる、複数種の試薬を含み、
一の前記試薬と他の前記試薬との間の酸化還元電位差が0.2V以上である電気化学測定用混合試薬。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記複数種の試薬を混合して10分後に電気化学測定した際に得られる前記一の試薬の第1シグナルの、前記一の試薬が単一状態である場合に電気化学測定して得られる前記一の試薬の単一シグナルに対する比を1から減じた値に100を乗じた値を第1シグナル変化率とした時、
前記第1シグナル変化率の絶対値が、40%以下である請求項1に記載の電気化学測定用混合試薬。
【請求項3】
前記複数種の試薬を混合して10分後に電気化学測定した際に得られる前記一の試薬の第1シグナルを基準とし、
前記複数種の試薬を混合して60分後に電気化学測定した際に得られる前記一の試薬の第2シグナルの前記第1シグナルに対する比を1から減じた値に100を乗じた値を第2シグナル変化率とした時、
前記第2シグナル変化率の絶対値が、20%以下である請求項2に記載の電気化学測定用混合試薬。
【請求項4】
前記複数種の試薬のうちの少なくとも前記一の試薬は、検体と作用することにより、電気化学測定した際に得られる酸化還元電流値が変化する請求項1~3の何れか一項に記載の電気化学測定用混合試薬。
【請求項5】
前記複数種の試薬のうちの少なくとも前記一の試薬は、検体と特異的に作用することにより、電気化学測定した際に得られる酸化還元電流値が変化する請求項1~4の何れか一項に記載の電気化学測定用混合試薬。
【請求項6】
前記検体が、金属イオン又は微生物である請求項4又は5に記載の電気化学測定用混合試薬。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気化学測定用混合試薬に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
河川、地下水、上下水道等の溶液中に含まれる複数種の金属及び微生物等の検体の検出には、電気化学的方法等が用いられている。電気化学的測定法を用いて液体試料に含まれている検体を検出する方法として、検体と反応する試薬を用いる方法がある。
【0003】
電気化学的測定法に試薬を用いて液体試料に含まれている検体を検出する方法として、例えば、銅イオンを含む試料溶液にジチゾンが保持された電極を接触させて、ジチゾンと銅イオンとの錯体を形成させた後、電極に所定の電圧を印加してジチゾンを酸化し、ジチゾンの酸化に起因して電極間に生じる電流を検出することで、銅イオンを選択的に検出及び定量する電気化学的分析方法が提案されている(例えば、引用文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-113726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の電気化学的分析方法では、銅イオンしか検出できず、試料溶液中に含まれる複数種類の重金属イオン等の金属イオンを同時に検出できない、という問題があった。また、特許文献1に記載の電気化学的分析方法では、銅イオンとジチゾンが反応して錯体を形成させるための時間が必要であるため、金属イオンを短時間で簡易に検出できない、という問題があった。
【0006】
そのため、液体試料に含まれる複数種の検体の検出に電気化学的測定法の更なる利用を図るためには、液体試料に含まれる複数種の検体を簡易に短時間で同時に検出できる試薬の開発が重要である。
【0007】
本発明の一態様は、電気化学的測定法を用いた液体試料の検査において、液体試料に複数種の検体が含まれていても、複数種の検体を簡易に短時間で同時に検出できる電気化学測定用混合試薬を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る電気化学測定用混合試薬の一態様は、酸化還元電位が異なる、複数種の試薬を含み、一の前記試薬と他の前記試薬との間の酸化還元電位差が0.2V以上である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電気化学測定用混合試薬の一態様は、電気化学的測定法を用いた液体試料の検査において、液体試料に複数種の検体が含まれていても、複数種の検体を簡易に短時間で同時に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
酸化還元電位の説明図である。
酸化還元電位差を示す説明図である。
試薬の分類の一例を示す図である。
実施例1の混合試薬の電気化学測定結果を示す図である。
比較例1の混合試薬の電気化学測定結果を示す図である。
実施例2-1の混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電気化学測定結果を示す図である。
実施例2-2の混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電気化学測定結果を示す図である。
実施例2-3の混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電気化学測定結果を示す図である。
比較例2-1の混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電気化学測定結果を示す図である。
比較例2-2の混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電気化学測定結果を示す図である。
実施例2-4の混合試薬の10分後及び60分後における電気化学測定結果を示す図である。
Cu
2+
を検出する際の、実施例3-1の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Cu
2+
濃度と、試薬R01の電流値の変化量との関係を示す図である。
Cu
2+
濃度と、試薬R04の電流値の変化量との関係を示す図である。
Fe
3+
を検出する際の、実施例3-1の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Fe
3+
濃度と、試薬R02の電流値の変化量との関係を示す図である。
Fe
3+
濃度と、試薬R04の電流値の変化量との関係を示す図である。
実施例3-2の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Fe
3+
を検出する際の、実施例3-2の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Escherichia coli菌を検出する際の、実施例3-2の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Fe
3+
及びEscherichia coli菌を検出する際の、実施例3-2の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
実施例3-3の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Cu
2+
を検出する際の、実施例3-3の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Fe
3+
を検出する際の、実施例3-3の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Fe
3+
及びCu
2+
の両方を検出する際の、実施例3-3の混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
混合試薬と、混合試薬に含まれる試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Al
3+
を検出する際の、混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Cd
2+
を検出する際の、混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Al
3+
及びCd
2+
を検出する際の、混合試薬の電位と電流値との関係を示す図である。
Al
3+
濃度と、試薬R06の電流値の変化量との関係を示す図である。
Cd
2+
濃度と、試薬R06の電流値の変化量との関係を示す図である。
Al
3+
濃度と、試薬R010の電流値の変化量との関係を示す図である。
Cd
2+
濃度と、試薬R010の電流値の変化量との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日東電工株式会社
防爆部材
27日前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
複層構造体
1か月前
日東電工株式会社
光学フィルム
1か月前
日東電工株式会社
積層フィルム
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
1か月前
日東電工株式会社
積層フィルム
1か月前
日東電工株式会社
ARデバイス
1か月前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
1か月前
日東電工株式会社
光学粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
電極の製造方法
1か月前
日東電工株式会社
光通信ケーブル
6日前
日東電工株式会社
焼結接合用シート
27日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
1か月前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
1か月前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
1か月前
日東電工株式会社
光透過性導電性シート
1か月前
日東電工株式会社
光学フィルムの製造方法
1か月前
日東電工株式会社
バックグラインドテープ
14日前
日東電工株式会社
眼鏡レンズ、および眼鏡
1か月前
日東電工株式会社
電気化学測定用混合試薬
1日前
日東電工株式会社
樹脂発泡体および発泡部材
20日前
日東電工株式会社
表面処理シートの製造方法
28日前
日東電工株式会社
光学積層体及び画像表示装置
1か月前
日東電工株式会社
光学部材およびその製造方法
15日前
日東電工株式会社
積層体および積層体の製造方法
1か月前
日東電工株式会社
光ケーブルおよび複合ケーブル
20日前
日東電工株式会社
光ケーブルおよび複合ケーブル
20日前
日東電工株式会社
光電変換器及び光通信ケーブル
6日前
日東電工株式会社
導光フィルムおよびその製造方法
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板およびその製造方法
6日前
日東電工株式会社
配線回路基板およびその製造方法
6日前
日東電工株式会社
情報媒体、および情報処理システム
1か月前
日東電工株式会社
駆動回路及び高分子分散型液晶装置
1か月前
日東電工株式会社
偏光子、偏光板、および画像表示装置
1か月前
日東電工株式会社
偏光子、偏光板、および画像表示装置
1か月前
続きを見る