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公開番号
2024159497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024025373
出願日
2024-02-22
発明の名称
輻射シート、放熱板、放熱装置、及び輻射シートの製造方法
出願人
東京応化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】良好な放熱性能を示す輻射シートと、当該輻射シートからなる放熱板と、当該放熱板を備える放熱装置と、前述の輻射シートの製造方法と、を提供すること。
【解決手段】ポリアクリル酸ナトリウムを、2価以上の金属イオンを含む金属化合物からなる架橋剤で架橋した架橋体を含み、水を含むか、又は含まない組成物からなり、120℃で150分間加熱された場合の質量減少率が38質量%以下であるシートを、輻射シートとして用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアクリル酸ナトリウムを、2価以上の金属イオンを含む金属化合物からなる架橋剤で架橋した架橋体を含み、水を含むか、又は含まない組成物からなり、
120℃で150分間加熱された場合の質量減少率が38質量%以下である、輻射シート。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記組成物が、無機フィラーを含む、請求項1に記載の輻射シート。
【請求項3】
前記無機フィラーが、層状ケイ酸塩、クチャ及び赤レンガから選択される少なくとも一種である、請求項2に記載の輻射シート。
【請求項4】
前記輻射シートの質量に対する、前記無機フィラーの質量の比率が、0.5質量%以上1質量%以下である、請求項2に記載の輻射シート。
【請求項5】
前記2価以上の金属イオンを含む金属化合物が、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化バリウム、塩化銅、塩化ニッケル、塩化鉛、塩化コバルト、塩化金、塩化白金酸、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、硫酸クロム、硝酸銅、硝酸マグネシウム、硝酸鉄、硝酸マンガン、硝酸コバルト及び硝酸クロムから選択される少なくとも一種の水溶性金属塩である、請求項1に記載の輻射シート。
【請求項6】
厚さが10μm以上1000μm以下である、請求項1に記載の輻射シート。
【請求項7】
一方の面に設けられ、発熱源から放出される熱を吸収する熱吸収面と、他方の面に設けられ、前記熱吸収面から吸収した熱の少なくとも一部を放出する熱放出面と、を有する放熱板であって、
請求項1~6のいずれか1項に記載の輻射シートからなる、放熱板。
【請求項8】
請求項7に記載の放熱板を備える、放熱装置。
【請求項9】
輻射シートの製造方法であって、
水中で、ポリアクリル酸ナトリウムを、2価以上の金属イオンを含む金属化合物からなる架橋剤で架橋して、ポリアクリル酸ナトリウムの架橋体を得る架橋工程と、
前記架橋工程で得られた前記架橋体を含む含水ゲルを加熱することにより、前記含水ゲルから水を除去する加熱工程を有し、
前記加熱工程の際、又は、前記加熱工程の後に、前記含水ゲル、又は前記架橋体がシート状に成形され、
前記輻射シートは、120℃で150分間加熱された場合の質量減少率が38質量%以下である、輻射シートの製造方法。
【請求項10】
前記架橋工程では、
前記ポリアクリル酸ナトリウムと無機フィラーと水を含有し、前記無機フィラーが前記水に分散している分散液を調製した後、
前記分散液に、前記2価以上の金属イオンを含む金属化合物を添加する、請求項9に記載の輻射シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱を吸収して放出し得る輻射シート、電子部品等の発熱体において発生する熱を吸収して放出する放熱装置、及び放熱板に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の放熱装置としては、例えばフィン型のヒートシンクが挙げられ、電子部品等の発熱体の外面に取り付けられ、発熱体の熱がヒートシンクに伝達され、その熱をフィンから大気に放出する、もしくは送風機を用いてフィン間の大気を強制的に対流させ、大気に放出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-155521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の放熱装置は、熱伝導を利用して放熱するため、ヒートシンクのような温度が低い部品を設ける必要があり、装置が大型化するおそれがある。
他方、輻射を利用して放熱を行う場合、フィン型のヒートシンクや、送風機を用いることなく、放熱装置や、放熱装置を備える機器を小型化しつつ、効率のよい放熱を行うことが期待される。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、良好な放熱性能を示す輻射シートと、当該輻射シートからなる放熱板と、当該放熱板を備える放熱装置と、前述の輻射シートの製造方法と、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、ポリアクリル酸ナトリウムを、2価以上の金属イオンを含む金属化合物からなる架橋剤で架橋した架橋体を含み、水を含むか、又は含まない組成物からなり、120℃で150分間加熱された場合の質量減少率が38質量%以下であるシートを、輻射シートとして用いることにより上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には本発明は以下のものを提供する。
【0007】
[1]ポリアクリル酸ナトリウムを、2価以上の金属イオンを含む金属化合物からなる架橋剤で架橋した架橋体を含み、水を含むか、又は含まない組成物からなり、
120℃で150分間加熱された場合の質量減少率が38質量%以下である、輻射シート。
【0008】
[2]前記組成物が、無機フィラーを含む、上記[1]に記載の輻射シート。
【0009】
[3]前記無機フィラーが、層状ケイ酸塩、クチャ及び赤レンガから選択される少なくとも一種である、上記[2]に記載の輻射シート。
【0010】
[4]前記輻射シートの質量に対する、前記無機フィラーの質量の比率が、0.5質量%以上1質量%以下である、上記[2]又は[3]に記載の輻射シート。
(【0011】以降は省略されています)
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