TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024155939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024134503,2022200359
出願日2024-08-09,2022-12-15
発明の名称化合物及び酸拡散制御剤
出願人東京応化工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C07C 69/753 20060101AFI20241024BHJP(有機化学)
要約【課題】レジストパターンを形成する際、高感度化とラフネス低減との両立が図られるとともに、矩形性が高められた良好な形状のパターンを形成できるレジスト組成物、レジストパターン形成方法、当該レジスト組成物用の塩基成分として有用な化合物を提供する。
【解決手段】本発明は、一般式(d0)で表される化合物を採用する。式(d0)中、Rfは、フッ素化炭化水素基である。L2は、置換基を有してもよい2価の環式基である。L1及びL3は、それぞれ独立に、2価の連結基である。xは、1~4の整数である。Rd0は、ヨウ素原子又は臭素原子である。yは、1~4の整数である。zは、0~3の整数である。ただし、2≦x+y+z≦5である。(Mm+)1/mは、対カチオンである。mは1以上の整数である。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024155939000123.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">39</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(d0)で表される化合物。
TIFF
2024155939000122.tif
45
170
[式中、Rfは、フッ素化炭化水素基である。L

は、置換基を有してもよい2価の環式基である。L

及びL

は、それぞれ独立に、2価の連結基である。xは、1~4の整数である。xが2以上の整数の場合、複数の-L

-L

-L

-Rfは、それぞれ同じでもよく異なってもよい。R
d0
は、ヨウ素原子又は臭素原子である。yは、1~4の整数である。yが2以上の整数の場合、複数のR
d0
は、それぞれ同じでもよく異なってもよい。zは、0~3の整数である。ただし、2≦x+y+z≦5である。(M
m+

1/m
は、対カチオンである。mは1以上の整数である。]
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記式(d0)中、L

における2価の環式基が、芳香族炭化水素基、ポリシクロアルカン若しくはポリシクロアルケンから2個の水素原子を除いた基、又は、脂肪族炭化水素環と芳香環とが縮合した縮合環を含む縮合環式基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記式(d0)中、L

は、-OCO-、-COO-、-NH-C(=O)-、-C(=O)-NH-又は-O-C(=O)-アルキレン基-O-である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記式(d0)中、L

は、-OCO-、-COO-、-NH-C(=O)-又は-C(=O)-NH-である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記式(d0)中、x個のRfに含まれるフッ素原子の総数が、5個以上9個以下である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記式(d0)中、yが、2又は3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物を含む、酸拡散制御剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び酸拡散制御剤に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子や液晶表示素子の製造においては、リソグラフィー技術の進歩により急速にパターンの微細化が進んでいる。微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化(高エネルギー化)が行われている。
レジスト材料には、これらの露光光源に対する感度、微細な寸法のパターンを再現できる解像性等のリソグラフィー特性が求められる。
このような要求を満たすレジスト材料として、従来、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する基材成分と、露光により酸を発生する酸発生剤成分と、を含有する化学増幅型レジスト組成物が用いられている。
【0003】
レジストパターンの形成においては、露光により酸発生剤成分から発生する酸の挙動がリソグラフィー特性に大きな影響を与える一要素とされる。
化学増幅型レジスト組成物において使用される酸発生剤としては、これまで多種多様なものが提案されている。例えば、ヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム塩系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、ジアゾメタン系酸発生剤、ニトロベンジルスルホネート系酸発生剤、イミノスルホネート系酸発生剤、ジスルホン系酸発生剤などが知られている。
オニウム塩系酸発生剤としては、一般的に、アルキルスルホン酸イオンやそのアルキル基の水素原子の一部または全部がフッ素原子で置換されたフッ素化アルキルスルホン酸イオンがアニオン部に用いられている。オニウム塩系酸発生剤のカチオン部には、主に、トリフェニルスルホニウム等のオニウムイオンを有するものが用いられている。
【0004】
また、レジスト材料としては、従来、酸発生剤成分とともに、露光により該酸発生剤成分から発生する酸の拡散を制御する酸拡散制御剤を併用する化学増幅型レジスト組成物が提案されている。
例えば、特許文献1には、酸拡散制御剤として、特定の構造をアニオン部に有するカルボン酸塩を選択したレジスト組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-14782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リソグラフィー技術のさらなる進歩、応用分野の拡大等が進み、急速にパターンの微細化が進んでいる。そして、これに伴い、半導体素子等を製造する際には、微細なパターンを良好な形状で形成できる技術が求められる。例えば、EUV(極端紫外線)又はEB(電子線)によるリソグラフィーでは、数十nmの微細なパターン形成が目標とされる。このようにパターン寸法が小さくなるほど、感度、パターン形状、ラフネス低減等のリソグラフィー特性を各々トレードオフすることなく、よりいっそう向上させることが求められる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、レジストパターンを形成する際、高感度化とラフネス低減との両立が図られるとともに、矩形性が高められた良好な形状のパターンを形成できるレジスト組成物、当該レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法、並びに、当該レジスト組成物に用いる塩基成分として有用な化合物を提供すること、を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の第1の態様は、露光により酸を発生し、かつ、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化するレジスト組成物であって、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する基材成分(A)と、下記一般式(d0)で表される化合物(D0)と、を含有する、レジスト組成物である。
【0009】
TIFF
2024155939000001.tif
45
170
[式中、Rfは、フッ素原子を有してもよい炭化水素基である。L

は、置換基を有してもよい2価の環式基である。L

及びL

は、それぞれ独立に、2価の連結基である。xは、1~4の整数である。xが2以上の整数の場合、複数の-L

-L

-L

-Rfは、それぞれ同じでもよく異なってもよい。R
d0
は、ヨウ素原子又は臭素原子である。yは、1~4の整数である。yが2以上の整数の場合、複数のR
d0
は、それぞれ同じでもよく異なってもよい。zは、0~3の整数である。ただし、2≦x+y+z≦5である。(M
m+

1/m
は、対カチオンである。mは1以上の整数である。]
【0010】
本発明の第2の態様は、支持体上に、前記第1の態様に係るレジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、前記レジスト膜を露光する工程、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程を有する、レジストパターン形成方法である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東京応化工業株式会社
表面処理膜の形成方法
今日
東京応化工業株式会社
レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
7日前
東京応化工業株式会社
エッチング液、エッチング方法及び半導体素子の製造方法
1日前
東京応化工業株式会社
エッチング液、エッチング方法及び半導体素子の製造方法
1日前
東京応化工業株式会社
表面改質層形成用組成物、及びレジストパターン形成方法
14日前
東京応化工業株式会社
輻射シート、放熱板、放熱装置、及び輻射シートの製造方法
20日前
東京応化工業株式会社
表面修飾ポリイミド多孔質膜、及び表面修飾ポリイミドの製造方法
1か月前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
7日前
東京応化工業株式会社
化合物及び酸拡散制御剤
28日前
東京応化工業株式会社
エッチングマスクパターンの製造方法及びエッチングマスクパターン形成用樹脂組成物
20日前
東京応化工業株式会社
エッチングマスクパターン形成用樹脂組成物、及びエッチングマスクパターンの製造方法
14日前
東京応化工業株式会社
エッチングマスクパターン形成用樹脂組成物、及びエッチングマスクパターンの製造方法
20日前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
20日前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
20日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン吸着剤の製造方法
1か月前
日本精化株式会社
ホスホコリン誘導体の製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
学校法人近畿大学
アミロイド線維検出プローブ
6日前
三菱ケミカル株式会社
アセトキシアリル化合物の製造方法
1か月前
株式会社合同資源
α-ヨード置換カルボン酸
1か月前
日油株式会社
オルガノアシロキシシラン組成物
1か月前
ヤマナカヒューテック株式会社
反応生成物の製造方法
1か月前
ユニチカ株式会社
アミド基含有構造を有するビスマレイミド
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
今日
日本特殊陶業株式会社
反応装置
29日前
住友精化株式会社
アミノシルセスキオキサン
1か月前
三菱ケミカル株式会社
アセタール化合物の製造方法
1か月前
東亞合成株式会社
ペプチドフラグメント及びその利用
今日
三菱ケミカル株式会社
ポリシロキサン及びその製造方法
1か月前
国立大学法人富山大学
抗がん作用を有する化合物
8日前
ノーベルファーマ株式会社
ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法
今日
株式会社日本触媒
アクリル酸の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
抗体結合性タンパク質固定化担体を用いた抗体精製方法
1か月前
ポリプラスチックス株式会社
ホルムアルデヒドの回収方法
1か月前
国立大学法人 東京大学
タンパク質送達用pH応答性担体
1か月前
続きを見る