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公開番号2024159483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024014326
出願日2024-02-01
発明の名称発光素子の製造方法及び発光素子
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01L 33/38 20100101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】透光性導電層における光吸収を低減しつつ、透光性導電層と導電層とをより高い信頼性で電気的に接続することができる発光素子の製造方法及び発光素子を提供すること。
【解決手段】発光素子の製造方法は、n側半導体層と、n側半導体層上に位置する活性層と、活性層上に位置するp側半導体層とを有する半導体構造体を準備する工程と、p側半導体層の上面の一部に形成された第1層と、p側半導体層の上面及び第1層を覆う第2層とを有する透光性導電層を形成する工程と、第2層を覆う絶縁膜を形成する工程と、平面視において第1層と重なる領域の絶縁膜を除去し絶縁膜に第1開口を形成することで、絶縁膜から透光性導電層を露出させる工程と、第1開口に透光性導電層と電気的に接続する第1導電層を形成する工程とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
n側半導体層と、前記n側半導体層上に位置する活性層と、前記活性層上に位置するp側半導体層と、を有する半導体構造体を準備する工程と、
前記p側半導体層の上面の一部に形成された第1層と、前記p側半導体層の前記上面及び前記第1層を覆う第2層と、を有する透光性導電層を形成する工程と、
前記第2層を覆う絶縁膜を形成する工程と、
平面視において前記第1層と重なる領域の前記絶縁膜を除去し前記絶縁膜に第1開口を形成することで、前記絶縁膜から前記透光性導電層を露出させる工程と、
前記第1開口に、前記透光性導電層と電気的に接続する第1導電層を形成する工程と、
を備える、発光素子の製造方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記透光性導電層を形成する工程は、前記第1層を形成する工程と、前記第2層を形成する工程とを有し、
前記第1層を形成する工程は、
第1膜を前記p側半導体層の前記上面に形成する工程と、
前記第1膜の一部を除去して、前記p側半導体層の前記上面の前記一部に前記第1膜の他の一部を前記第1層として残す工程と、
を有する、請求項1に記載の発光素子の製造方法。
【請求項3】
前記絶縁膜から前記透光性導電層を露出させる工程において、前記透光性導電層の一部が除去される、請求項1または2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項4】
前記絶縁膜から前記透光性導電層を露出させる工程において、平面視において前記第1層と重なる領域の前記第2層の一部を除去し前記第2層に第2開口を形成することで、前記第2層から前記第1層を露出させ、
前記第1導電層を形成する工程において、前記第1開口及び前記第2開口に、前記透光性導電層と電気的に接続する前記第1導電層を形成する、請求項3に記載の発光素子の製造方法。
【請求項5】
前記第1層の厚さは、前記第2層の厚さよりも厚い、請求項1または2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項6】
前記第1層の厚さは、30nm以上50nm以下であり、前記第2層の厚さは、5nm以上25nm以下である、請求項5に記載の発光素子の製造方法。
【請求項7】
前記透光性導電層を形成する工程は、
前記第1層を形成した後、前記第2層を形成する前に、350℃より大きく400℃以下である第1温度で第1熱処理を行う工程と、
前記第2層を形成した後、300℃以上350℃以下である第2温度で第2熱処理を行う工程と、
を有する、請求項5に記載の発光素子の製造方法。
【請求項8】
前記絶縁膜から前記透光性導電層を露出させる工程において、複数の前記第1開口を形成し、
前記第1層は、平面視において、複数の前記第1開口に重なるそれぞれの領域に位置する第1部分と、前記第1部分の間を接続する第2部分と、を有する、請求項1または2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項9】
前記透光性導電層を形成する工程において、前記第1層と前記p側半導体層の前記上面との接触面積は、前記第2層と前記p側半導体層の前記上面との接触面積よりも小さい、請求項1または2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項10】
n側半導体層と、前記n側半導体層上に位置する活性層と、前記活性層上に位置するp側半導体層と、を有する半導体構造体と、
前記p側半導体層の上面の一部に配置された第1層と、前記p側半導体層の前記上面及び前記第1層を覆う第2層と、を有する透光性導電層と、
前記第2層を覆う絶縁膜であって、平面視において前記第1層と重なる領域に位置する第1開口を有する絶縁膜と、
前記第1開口に配置され、且つ前記第1開口の下方において前記透光性導電層と接する第1導電層と、
を備え、
前記第1層上に位置する前記第2層の粒径は、前記第1層の粒径よりも大きい、発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子の製造方法及び発光素子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、p側半導体層上に透明電極を配置し、透明電極を覆う分布ブラッグ反射膜を形成した後、分布ブラッグ反射膜に形成した開口を介してp側半導体層に接続するpコンタクト電極を分布ブラッグ反射膜上に形成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-79979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、透光性導電層における光吸収を低減しつつ、透光性導電層と導電層とをより高い信頼性で電気的に接続することができる発光素子の製造方法及び発光素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、発光素子の製造方法は、n側半導体層と、前記n側半導体層上に位置する活性層と、前記活性層上に位置するp側半導体層と、を有する半導体構造体を準備する工程と、前記p側半導体層の上面の一部に形成された第1層と、前記p側半導体層の前記上面及び前記第1層を覆う第2層と、を有する透光性導電層を形成する工程と、前記第2層を覆う絶縁膜を形成する工程と、平面視において前記第1層と重なる領域の前記絶縁膜を除去し前記絶縁膜に第1開口を形成することで、前記絶縁膜から前記透光性導電層を露出させる工程と、前記第1開口に、前記透光性導電層と電気的に接続する第1導電層を形成する工程と、を備える。
【0006】
本発明の一態様によれば、発光素子は、n側半導体層と、前記n側半導体層上に位置する活性層と、前記活性層上に位置するp側半導体層と、を有する半導体構造体と、前記p側半導体層の上面の一部に配置された第1層と、前記p側半導体層の前記上面及び前記第1層を覆う第2層と、を有する透光性導電層と、前記第2層を覆う絶縁膜であって、平面視において前記第1層と重なる領域に位置する第1開口を有する絶縁膜と、前記第1開口に配置され、且つ前記第1開口の下方において前記透光性導電層と接する第1導電層と、を備え、前記第1層上に位置する前記第2層の粒径は、前記第1層の粒径よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、透光性導電層における光吸収を低減しつつ、透光性導電層と導電層とをより高い信頼性で電気的に接続することができる発光素子の製造方法及び発光素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の発光素子の模式平面図である。
図1のII-II線における模式断面図である。
実施形態の発光素子における第1導電層と透光性導電層との接続部分の模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式平面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式断面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式平面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式平面図である。
実施形態の発光素子の製造方法の一工程を説明するための模式平面図である。
実施形態の発光素子の透光性導電層における第1層のAFM画像である。
実施形態の発光素子の透光性導電層における第1層上に位置する第2層のAFM画像である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。なお、各図面は、実施形態を模式的に示したものであるため、各部材のスケール、間隔若しくは位置関係などが誇張、又は部材の一部の図示を省略する場合がある。また、断面図として、切断面のみを示す端面図を示す場合がある。また、断面図において、半導体構造体の各層の境界を見やすくするために、半導体構造体の断面にはハッチングを付していない。
【0010】
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。また、特定の方向又は位置を示す用語(例えば、「上」、「下」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向又は位置を分かり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向又は位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本明細書において「上」と表現する位置関係は、接している場合と、接していないが上方に位置している場合も含む。また、本明細書において、特定的な記載がない限り、部材が被覆対象を覆うとは、部材が被覆対象に接して被覆対象を直接覆う場合と、部材が被覆対象に非接触で被覆対象を間接的に覆う場合を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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