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公開番号2024159453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023214356
出願日2023-12-20
発明の名称スライドレール組立体
出願人川湖科技股分有限公司,川益科技股ふん有限公司
代理人個人,個人,個人
主分類A47B 88/477 20170101AFI20241031BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】プッシュオープン機構を十分に保護することが可能なスライドレール組立体を提供する。
【解決手段】スライドレール組立体は、第1レール22、第2レール24、制御部材28、補助部材30、作業部材32、及び弾力構造34を含む。第2レールが第1レールに対して後退位置Rから引っ張られた場合に、制御部材と作業部材とが互いに突き当たって、作業部材を駆動して第1状態S1から第2状態S2に回転させる作用力Vを発生させる。これにより、制御部材の制御部52が、第2レールを開放することを可能にするために、補助部材の所定のパス構造74に対してロック位置Lから移動される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1レールと、
第1方向、又は前記第1方向と反対の第2方向に、前記第1レールに対して変位可能である第2レールと、
前記第2方向に弾性力を与えるように構成されている弾力部材を含む駆動装置と、
前記第1レールと前記第2レールとのうちの1つに移動可能に取り付けられている制御部材であり、制御部を含む制御部材と、
前記第1レールと前記第2レールとのうちの他の1つに配置されている補助部材であり、所定のパス構造を含む補助部材と、
前記補助部材に対して移動可能である作業部材であり、所定の前記パス構造に隣接して配置された作業部を含む作業部材と、
前記作業部材を第1状態に弾性的に保持するために、前記作業部材に復帰用弾性力を与えるように構成されている弾力構造とを備え、
前記第2レールが前記第1レールに対して後退位置にある場合に、前記制御部材と、前記第1状態にある前記作業部材の前記作業部とは、互いにブロッキングし、前記制御部材の前記制御部を、前記弾力部材により与えられた前記弾性力を維持するためにロック位置に配置し、
前記第2レールが前記第1レールに対して前記後退位置から前記第2方向に引っ張られた場合に、前記制御部材と、前記第1状態にある前記作業部材の前記作業部とは、互いに突き当たり、前記作業部材を駆動して前記第1状態から第2状態へ回転させる作用力を発生させ、これにより、前記第2レールが前記第2方向に開放されることを可能にするために、前記制御部材の前記制御部は、所定の前記パス構造に対して前記ロック位置から移動される、スライドレール組立体。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部材は、シャフトによって前記第1レールに枢軸的に接続されている、請求項1記載のスライドレール組立体。
【請求項3】
さらに、前記第1レールと前記第2レールとの間に移動可能に取り付けられている第3レールであり、前記第1レールに対する前記第2レールの変位を延ばすように構成されている第3レールを備えている、請求項1記載のスライドレール組立体。
【請求項4】
前記補助部材は、前記第2レールに配置され、前記作業部材は、前記補助部材に移動可能に取り付けられている、請求項1記載のスライドレール組立体。
【請求項5】
所定の前記パス構造は、進入区間と、前記進入区間と連通する解放区間とを含み、前記作業部材の前記作業部は、前記進入区間と前記解放区間との間に位置し、前記補助部材はさらに、ガイド特徴部を含み、
前記弾力部材により与えられた前記弾性力に応答して、前記第2方向に前記第2レールが変位する間に、前記ガイド特徴部と前記制御部材の前記制御部とが突き当たることによって、前記補助部材は、前記制御部材の前記制御部を駆動して、所定の前記パス構造から前記補助部材の前記進入区間に対応する位置へ移動させ、
前記第2レールが前記第1方向に前記後退位置へ変位する間に、前記制御部材の前記制御部は、前記進入区間を介して所定の前記パス構造に進入することにより、前記ロック位置へ復帰する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。
【請求項6】
前記補助部材は、前記作業部材のために移動空間を設けるように構成され、前記作業部は、前記補助部材の前記移動空間を通っている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。
【請求項7】
前記第2レールが前記第1レールに対して前記後退位置から前記第1方向に押された場合に、前記補助部材は、前記制御部材の前記制御部が所定の前記パス構造に対して前記ロック位置から移動するようにガイドし、前記弾力部材が、前記弾性力によって前記第2レールを駆動して前記第2方向に開放することを可能にし、
前記補助部材はさらに、ガイド区間を含み、前記第2レールが前記第1レールに対して前記後退位置から前記第1方向に押された場合に、前記制御部材の前記制御部は、前記ガイド区間によって前記ロック位置から所定の前記パス構造の解放区間の中へ移動するようにガイドされ、前記弾力部材が、前記第2レールを駆動して前記第2方向に開放することを可能にする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。
【請求項8】
前記作業部材の前記作業部は、突き当て区間を含み、前記突き当て区間と前記作業部材の中心とを通る延長線と、前記第1方向又は前記第2方向に前記作業部材の前記中心を通る延長線との間に、オフセット角が形成され、
前記制御部材の前記制御部が前記ロック位置にある場合に、前記制御部材の前記制御部は前記突き当て区間に突き当たり、
前記第2レールが、前記第1レールに対して前記後退位置にある場合に、前記制御部材と、前記第1状態にある前記作業部材の前記作業部とは、互いにブロッキングし、前記制御部材の前記制御部と前記突き当て区間とがブロッキングされることによって、前記弾力部材により与えられた前記弾性力を維持するために、前記制御部材の前記制御部を前記ロック位置に配置し、
前記第2レールが、前記第1レールに対して前記後退位置から前記第2方向に引っ張られた場合に、前記制御部材の前記制御部と、前記第1状態にある前記作業部材の前記作業部とは、互いに突き当たり、前記オフセット角に起因して、前記作業部材を駆動して前記第1状態から前記第2状態へ回転させる前記作用力を発生させ、
これにより、前記第2レールが前記第2方向に開放されることを可能にするために、前記制御部材の前記制御部は、前記ロック位置から所定の前記パス構造の解放区間の中へ移動される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。
【請求項9】
前記作業部材は、前記弾力構造により与えられた前記復帰用弾性力に応答して、前記第2状態から前記第1状態へ復帰する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。
【請求項10】
前記補助部材はさらに、ガイド区間を含み、前記作業部はさらに、突き当て区間を含み、
ロック空間が、前記ガイド区間と前記突き当て区間との間に定義され、前記制御部材の前記制御部を受け入れるように構成されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドレール組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の(特徴項に先立つ)プレアンブルに係るスライドレール組立体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
工業技術の進歩に伴い、市場には、さまざまな機能を備えたスライドレール製品が出回っている。例えば、スライドレール製品の中には、プッシュオープン機構を備えたスライドレール組立体がある。引き出しがプッシュオープン機構を備えたスライドレール組立体によってキャビネットに取り付けられ、かつキャビネットに対して後退位置にある場合に、引き出しをキャビネットに対して押すことによって、プッシュオープン機構が引き出しを駆動してキャビネットに対して開放されることを可能にするために、引き出しの前面パネル部分とキャビネットとの間に隙間が形成される。
【0003】
ユーザの癖や、ユーザがプッシュオープン機構に気づかないことのために、引き出しが後退位置から誤って引っ張られた場合に、引き出しに取り付けられたスライドレール組立体の可動レールの移動により、プッシュオープン機構の構造的な損傷、及び/又は機能不全を引き起こす可能性がある。そのため、プッシュオープン機構は保護機能を必要とする。
【0004】
例えば、米国特許第8857868号(特許文献1)には、係合機構を備えている閉鎖装置が開示されている。係合機構は、係合ブロックと、位置決めフックと、ピンとを含む。係合ブロックは、突き当て面と、突き当て面から延びるガイド面とを有する。位置決めフックは、係合ブロックに接続され、位置決めフックは、弾力性部分と、弾力性部分から延びるストップとを有する。ストップは、突き当て面に隣接し、ガイド面から離れて位置する。ピンは、係合ブロックに対応する位置に配置され、位置決めフックの突き当て面とストップとに対してスライド可能に突き当たる。可動レール又は引き出しが開放されるように引っ張られた場合に、ピンはストップと突き当て面とに突き当てられ、ピンがストップを越して移動して突き当て面から外れるように、弾力性部分が弾性的に変形し、これは係合フックの摩耗又は損傷を防止し、保護の目的を達成する。
【0005】
さらに、欧州特許第2272400B1号(特許文献2)には、引き出しスライドに適合されているロック装置が開示されている。欧州特許第2272400B1号での図5Aに示すように、ロック装置は、突出部を有するディスクを備え、突出部は、ディスクが初期位置にある場合に、スイッチング素子の端部を受容又はロックするように構成されている。欧州特許第2272400B1号での図5Bに示すように、可動レール又は引き出しが開放されるように引っ張られた場合に、スイッチング素子の端部は、ディスクの回転運動によってディスクの突出部から外れ、これにより保護目的が達成される。また、可動レール又は引き出しが後退された後、円板はバネによって初期位置へ復帰することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第8857868号
欧州特許第2272400B1号
【発明の概要】
【0007】
しかし、さまざまな要求を満たすためには、改良されたスライドレール組立体を提供することが重要な課題(topic)となる。
【0008】
そこで、本発明は、保護機能を有するプッシュオープン機構を備えているスライドレール組立体を提供することを目的とする。
【0009】
これは、請求項1に記載のスライドレール組立体によって達成される。従属請求項は、対応する一層の開発と改良とに関係する。
【0010】
以下の詳細な説明からさらに明確に分かるように、請求項に記載されるスライドレール組立体は、第1レールと;第1方向、又は第1方向と反対の第2方向に、第1レールに対して変位可能である第2レールと;第2方向に弾性力を与えるように構成されている弾力部材を含む駆動装置と;第1レールと第2レールとのうちの1つに移動可能に取り付けられている制御部材であり、制御部を含む制御部材と;第1レールと第2レールとのうちの他の1つに配置されている補助部材であり、所定のパス構造を含む補助部材と;補助部材に対して移動可能である作業部材であり、所定のパス構造に隣接して配置された作業部を含む作業部材と;作業部材を第1状態に弾性的に保持するために、作業部材に復帰用弾性力を与えるように構成されている弾力構造とを備え;第2レールが第1レールに対して後退位置にある場合に、制御部材と、第1状態にある作業部材の作業部とは、互いにブロッキングし、制御部材の制御部を、弾力部材により与えられた弾性力を維持するためにロック位置に配置し;第2レールが第1レールに対して後退位置から第2方向に引っ張られた場合に、制御部材と、第1状態にある作業部材の作業部とは、互いに突き当たり、作業部材を駆動して第1状態から第2状態へ回転させる作用力を発生させ、これにより、第2レールが第2方向に開放されることを可能にするために、制御部材の制御部は、所定のパス構造に対してロック位置から移動される。
(【0011】以降は省略されています)

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