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公開番号
2025093293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2024165746
出願日
2024-09-25
発明の名称
スライドレールアセンブリ
出願人
川湖科技股分有限公司
,
川益科技股ふん有限公司
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
F16C
29/04 20060101AFI20250616BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 摺動支援装置の信頼性を改善可能なスライドレールアセンブリを提供すること。
【解決手段】 スライドレールアセンブリは、第1のレール、第2のレール及び摺動支援装置を含む。摺動支援装置は、第1のレールと第2のレールとの間に可動に取り付けられる。第1のレール及び摺動支援装置のうちの一方は、第1の係合部を有する弾性部材を備える。第1のレール及び摺動支援装置のうちの他方は第2の係合部を備える。第1の係合部及び第2の係合部は、摺動支援装置が所定の位置から動くのを防止するために、互いに係合するように構成されている。第2のレールは、第1の係合部と第2の係合部との係合を解除するように構成された少なくとも1つの補助部品を含む。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
通路が形成された第1のレールと、
前記第1のレールに対して長手方向に可動な第2のレールと、
前記第1のレールと前記第2のレールとの間に可動に取り付けられる摺動支援装置と、
を含むスライドレールアセンブリであって、
前記第1のレール及び前記摺動支援装置のうちの一方は、第1の係合部を有する弾性部材を備え、前記第1のレール及び前記摺動支援装置のうちの他方は第2の係合部を備え、該第1の係合部と該第2の係合部とは、前記摺動支援装置が第1の所定の位置から引っ込み方向に沿って動くのを防止するために、互いに係合するように構成され、
前記第2のレールは補助部及び駆動部を含み、
前記第1のレールの通路から取り外された前記第2のレールが前記引っ込み方向に沿って前記第1のレールの通路内に再挿入される場合、前記第2のレールは、前記弾性部材を動かし第1の状態から第2の状態に切り替えて、前記第1の係合部と前記の第2の係合部との係合を解除するために、前記補助部を介して前記弾性部材に接触するように構成され、前記第2のレールが前記引っ込み方向に沿ってさらに動かされると、前記駆動部は、前記摺動支援装置が前記第1の所定の位置から前記引っ込み方向に沿って離れるように駆動するために、前記摺動支援装置の所定部に接触するように構成されている、スライドレールアセンブリ。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記摺動支援装置は前記第1のレールの通路内に位置し、
前記摺動支援装置は複数のローリング部材を含み、該複数のローリング部材は前記第1のレールと前記第2のレールとの間に支持を提供するように構成されている、請求項1に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項3】
前記第1のレール及び前記第2のレールのそれぞれは、第1の壁、第2の壁及び該第1の壁と該第2の壁との間に接続される長手壁を含み、
前記摺動支援装置は、第1の側部、第2の側部及び該第1の側部と該第2の側部との間に接続される長手部を含み、
前記複数のローリング部材は前記第1の側部及び前記の第2の側部に配置され、前記第1のレールの第1の壁と前記第2のレールの第1の壁との間に支持を提供するように構成されるとともに、前記第1のレールの第2の壁と前記第2のレールの第2の壁との間に支持を提供するように構成されている、請求項2に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項4】
前記第1のレールは、互いに反対にある第1の端部及び第2の端部を有し、
前記摺動支援装置が前記第1の所定の位置に位置する場合、前記摺動支援装置は、前記第1のレールの第1の端部に隣接する、請求項2に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項5】
前記摺動支援装置が前記第1の所定の位置から前記引っ込み方向に沿って第2の所定の位置に動かされると、前記摺動支援装置は前記第1のレールの第2の端部に隣接する、請求項4に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項6】
通路が形成された第1のレールと、
第2のレールと、
前記第1のレールの通路内に位置する摺動支援装置と、
を含むスライドレールアセンブリであって、
前記第1のレール及び前記摺動支援装置のうちの一方は第1の係合部を有する弾性部材を備え、前記第1のレール及び前記摺動支援装置のうちの他方は第2の係合部を備え、該第1の係合部及び該第2の係合部は、前記摺動支援装置が第1の所定の位置から引っ込み方向に沿って動くのを防止するために互いに係合するように構成され、
前記第2のレールは補助部及び駆動部を含み、
前記第2のレールが前記引っ込み方向に沿って前記第1のレールの通路の外から前記第1のレールの通路内に挿入される場合、前記第2のレールは、前記弾性部材を動かし第1の状態から第2の状態に切り替えて、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合が解除されるように、前記補助部を介して前記弾性部材に接触するように構成され、前記第2のレールが前記引っ込み方向に沿ってさらに動かされると、前記駆動部は、前記摺動支援装置が前記引っ込み方向に沿って前記第1の所定の位置から離れるよう駆動するために、前記摺動支援装置の所定部に接触するように構成され、
当該スライドレールアセンブリは第3のレールをさらに含み、前記第1のレールは該第3のレールと前記第2のレールとの間に可動に取り付けられ、
当該スライドレールアセンブリは、前記第1のレールに配置される作用部材をさらに含み、前記第2のレールに所定構造が配置され、前記第2のレールが前記第1のレールに対して引っ込み位置から開方向に沿って動かされる過程の間、該作用部材と該所定構造とは、前記第1のレールが前記第3のレールに対して前記第2のレールと同期的に前記開方向に沿って動くよう構成されるように、互いに係合するように構成されている、スライドレールアセンブリ。
【請求項7】
前記摺動支援装置は複数のローリング部材を含み、該複数のローリング部材は前記第1のレールと前記第2のレールとの間に支持を提供するように構成されている、請求項6に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項8】
前記第1のレール及び前記第2のレールのそれぞれは、第1の壁、第2の壁及び該第1の壁と該第2の壁との間に接続される長手壁を含み、前記摺動支援装置は、第1の側部、第2の側部及び該第1の側部と該第2の側部との間に接続される長手部を含み、
前記複数のローリング部材は前記第1の側部及び前記の第2の側部に配置され、前記第1のレールの第1の壁と前記第2のレールの第1の壁との間に支持を提供するように構成されるとともに、前記第1のレールの第2の壁と前記第2のレールの第2の壁との間に支持を提供するように構成されている、請求項7に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項9】
前記第1のレールは、互いに反対にある第1の端部及び第2の端部を有し、
前記摺動支援装置が前記第1の所定の位置に位置する場合、前記摺動支援装置は、前記第1のレールの第1の端部に隣接し、
前記摺動支援装置が前記第1の所定の位置から前記引っ込み方向に沿って第2の所定の位置に動かされると、前記摺動支援装置は前記第1のレールの第2の端部に隣接する、請求項7に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項10】
前記第3のレールは外側レールであり、前記第1のレールは中間レールであり、前記第2のレールは内側レールであり、
前記作用部材はシャフト部材を介して前記第1のレールに枢結され、前記作用部材は作用部を含み、
前記所定構造には、前記作用部材の作用部を収容するように構成された空間が形成され、
前記シャフト部材は前記第1のレールの横方向と実質的に同一の方向に配置され、
前記スライドレールアセンブリは、前記作用部材に弾性力を提供するように構成された弾性部をさらに含む、請求項6に記載のスライドレールアセンブリ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスライドレール機構に関し、より具体的には2つのスライドレール間の摺動支援装置の信頼性を改善することが可能なスライドレールアセンブリに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には引き出しのためのトラック装置が開示されている。トラック装置は、第1のトラック、第2のトラック、スライド付加部材、保持部材及びラッチ解除部材を含む。スライド付加部材は、第1のトラックと第2のトラックとの間に可動に取り付けられている。保持部材は第1のトラック上に配置されている。ラッチ解除部材は第2のトラック上に配置されている。第1のトラックから取り外された第2のトラックが第1のトラックに再挿入されると、第2のトラックは、保持部材の弾性フックロッドを弾性的に動かして、弾性フックロッドのフック部とスライド付加部材のフックとの係合を解除することができるように、ラッチ解除部材の後端の傾斜面を介して保持部材のフック部に当接することができる。
【0003】
しかしながら、異なる市場の要求のために様々なスライドレール製品を開発することが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第6851773号明細書
【発明の概要】
【0005】
本発明は、2つのスライドレールの間の摺動支援装置の信頼性を改善させることが可能なスライドレールアセンブリを提供する。
【0006】
本発明の一実施形態によれば、スライドレールアセンブリは、第1のレール、第2のレール及び摺動支援装置を含む。第1のレールには通路が形成されている。第2のレールは第1のレールに対して長手方向に可動である。摺動支援装置は第1のレールと第2のレールとの間に可動に取り付けられる。第1のレール及び摺動支援装置のうちの一方は、第1の係合部を有する弾性部材を備え、第1のレール及び摺動支援装置のうちの他方は第2の係合部を備える。第1の係合部と第2の係合部とは、摺動支援装置が第1の所定の位置から引っ込み方向に沿って動くのを防止するために、互いに係合するように構成されている。第2のレールは補助部及び駆動部を含む。第1のレールの通路から取り外された第2のレールが引っ込み方向に沿って第1のレールの通路内に再挿入される場合、第2のレールは、弾性部材を動かし第1の状態から第2の状態に切り替えて、第1の係合部との第2の係合部との係合を解除するために、補助部を介して弾性部材に接触するように構成されている。第2のレールが引っ込み方向に沿ってさらに動かされると、駆動部は、摺動支援装置が第1の所定の位置から引っ込み方向に沿って離れるように駆動するために、摺動支援装置の所定部に接触するように構成されている。
【0007】
本発明の別の実施形態によれば、スライドレールアセンブリは、第1のレール、第2のレール及び摺動支援装置を含む。第1のレールには通路が形成されている。摺動支援装置は第1のレールの通路内に位置する。第1のレール及び摺動支援装置のうちの一方は第1の係合部を有する弾性部材を備え、第1のレール及び摺動支援装置のうちの他方は第2の係合部を備える。第1の係合部及び第2の係合部は、摺動支援装置が第1の所定の位置から引っ込み方向に沿って動くのを防止するために互いに係合するように構成されている。第2のレールは補助部及び駆動部を含む。第2のレールが引っ込み方向に沿って第1のレールの通路の外から第1のレールの通路内に挿入される場合、第2のレールは、弾性部材を動かし第1の状態から第2の状態に切り替えて、第1の係合部と第2の係合部との係合が解除されるように、補助部を介して弾性部材に接触するように構成されている。第2のレールが引っ込み方向に沿ってさらに動かされると、駆動部は、摺動支援装置が引っ込み方向に沿って第1の所定の位置から離れるよう駆動するために、摺動支援装置の所定部に接触するように構成されている。スライドレールアセンブリは第3のレールをさらに含み、第1のレールは該第3のレールと第2のレールとの間に可動に取り付けられる。スライドレールアセンブリは、第1のレールに配置される作用部材をさらに含み、第2のレールに所定構造が配置される。第2のレールが第1のレールに対して引っ込み位置から開方向に沿って動かされる過程の間、該作用部材と該所定構造とは、第1のレールが第3のレールに対して第2のレールと同期的に開方向に沿って動くよう構成されるように、互いに係合するように構成されている。
【0008】
本発明のこれらの及び他の目的は、様々の図及び図面に示される好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んだ後に当業者に間違いなく明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るスライドレールアセンブリを示す図である。
図2は、本発明の実施形態に係る第1のレール、第2のレール及び第3のレールを含むスライドレールアセンブリの分解図である。
図3は、本発明の実施形態に係る第1のレールに係合する第1の所定の位置に位置する摺動支援装置を示す図である。
図4は、本発明の実施形態に係る、第1のレールが第3のレールに対して開位置にあり、第2のレールが第1のレールの通路から取り外されている状態を示す図である。
図5は、本発明の実施形態に係る、第1のレールが第3のレールに対して開位置にあり、第2のレールが引っ込み方向に沿って第1のレールの通路に挿入されている状態を示す図である。
図6は、本発明の実施形態に係る、第1のレールが第3のレールに対して開位置にあり、第2のレールが引っ込み方向に沿って第1のレールの通路に挿入されている状態を別の視点で示す図である。
図7は、本発明の実施形態に係る、引き込み状態にあるスライドレールアセンブリを示す図である。
図8は、本発明の実施形態に係る、開方向に沿って第3のレールに対して同期的に動くように構成された第2のレール及び第1のレールを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係るスライドレールアセンブリ20は、第1のレール22、第2のレール24及び摺動支援装置26を含む。スライドレールアセンブリ20は第3のレール28をさらに含むことが好ましい。第1のレール22(中間レール等)は、第3のレール28(外側レール等)と第2のレール24(内側レール等)との間に可動に取り付けられている。第1のレール22、第2のレール24及び第3のレール28は、互いに対して長手方向に可動である。本実施形態では、X軸は長手方向(又はスライドレールの長さ方向又は移動方向)、Y軸は横方向(スライドレールの横方向)及びZ軸は垂直方向(又はスライドレールの高さ方向)である。
(【0011】以降は省略されています)
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