TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024159354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075329
出願日
2023-04-28
発明の名称
伸縮性面ファスナー、及びその製造方法
出願人
株式会社SHINDO
代理人
弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類
A44B
18/00 20060101AFI20241031BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】本発明は、面ファスナーの繰り返しの脱着でパイル経糸が基布から移動することを抑制して耐久性を改善し、しかも柔軟性と伸縮性を有する面ファスナーを提供することにある。
【解決手段】地経糸の一部に弾性糸を使用すると共に、この弾性糸にパイル経糸がジグザグ状に絡んだ絡み組織で織り込まれた非ループ部と、複数本の緯糸を飛ばして織り込まれた長浮き部によるループを経糸方向に交互に形成して伸縮性面ファスナーを構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地経糸、パイル経糸、および緯糸から成る面ファスナーにおいて、地経糸の一部に弾性糸が使用されると共に、前記パイル経糸が織り込まれた部位において、前記弾性糸にパイル経糸がジグザグ状に絡んだ絡み組織で織り込まれた非ループ部と、織物表面に、複数本の緯糸を飛ばして織り込まれた長浮き部によるループが経糸方向に交互に形成されている、伸縮性面ファスナー。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記非ループ部において、絡み組織による弾性糸とパイル経糸の交差点数が3つ以上連続している、請求項1記載の伸縮性面ファスナー。
【請求項3】
前記パイル経糸が緯糸方向に所定間隔を空けて織り込まれると共に、隣り合うパイル経糸の非ループ部とループ部が経糸方向に位置をズラして配置されている、請求項1または2に記載の伸縮性面ファスナー。
【請求項4】
前記非ループ部と長浮き部のループによるパイル形成領域が所定の織物長さ毎に部分的に設けられている、請求項1または2に記載の伸縮性面ファスナー。
【請求項5】
前記緯糸の少なくとも一部に熱融着糸が添えられ、この熱融着糸が熱溶融して前記パイル経糸と緯糸、および前記弾性糸と緯糸の交点がそれぞれ接着されている、請求項1または2に記載の伸縮性面ファスナー。
【請求項6】
前記弾性糸が熱融着性ポリウレタン繊維糸である、請求項1または2に記載の伸縮性面ファスナー。
【請求項7】
経糸を、複数本の地経糸、パイル経糸および所定倍率で延伸された弾性糸の順で繰り返して所定の織幅に配列する一方、前記地経糸に緯糸を非絡み組織の織組織で織り込むと共に、前記パイル経糸および弾性糸に緯糸を絡み組織で織り込んで形成される非ループ部と、前記パイル経糸を複数本の緯糸を飛ばして織り込んで形成される長浮き部と、を交互に形成し、機卸し後に、前記弾性糸の伸びが復元力によって縮むことで前記パイル経糸の長浮き部がループとなる、伸縮性面ファスナーの製造方法。
【請求項8】
前記非ループ部において、絡み組織による弾性糸とパイル経糸を交差点数が3つ以上連続するように織り込む、請求項7記載の伸縮性面ファスナーの製造方法。
【請求項9】
前記パイル経糸を緯糸方向に所定間隔を空けて織り込むと共に、隣り合うパイル経糸の非ループ部とループ部を経糸方向に位置をズラして配置する、請求項7または8に記載の伸縮性面ファスナーの製造方法。
【請求項10】
前記非ループ部と長浮き部のループによるパイル形成領域を所定の織物長さ毎に設けて製織する、請求項7または8に記載の伸縮性面ファスナーの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基布表面にパイル係合素子を形成した雌型面ファスナーが雄型材との繰り返し受ける脱着で基布からパイル経糸がずれ動くことない耐久性と、伸縮性、柔軟性を兼ね備えた伸縮性面ファスナーに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、雌型面ファスナーは合成繊維糸の編織物から成る基布表面に複数のループ状パイルを形成させ、フック部を有する雄型材と脱着を繰り返すもので、脱着の繰り返しによりパイル経糸がずれ動いて結合力が弱まるという現象が生じ易いため、例えば、特許文献1では、緯糸に芯鞘の熱融着複合糸を用い、ループ状係合素子が地経糸2~6本および地緯糸2~6本跨いで形成し、ループが斜め向きに形成させることで十分な係合強力を得るという面ファスナーが提案されている。
【0003】
しかしながら、ループ状係合素子のフィラメント糸における非ループ部は地経糸に添って織られ、主に融着性複合糸による表面接着で保持しているだけであり、また、着脱時にループが引っ張られると、接着部には緯糸方向にも応力が働くために着脱の繰り返しにより剥がれて保持力が低下する懸念がある。
【0004】
また、緯糸に芯鞘の熱融着複合糸を用いているために、織物が硬くなり、特に織物裏面に熱溶融したポリマーが多く表れて肌触りが悪くなり、肌に直接接触するような用途に不向きである。
【0005】
また、特許文献2では、経編地をベースにして1/1トリコット編のシンカーループをパイルにした面ファスナー雌材が提案されており、同技術は編物であるから柔軟性に富み、肌に触れても違和感を伴わないので衣服などに容易に採用することが出来る。
【0006】
しかしながら、雄材との繰り返しの着脱によりパイルが引っ張られると、パイルの両起点であるニードルループの変形によりパイル側に編糸が移動してパイル経糸が引き伸ばされるために結合力が低下する問題がある。
【0007】
また、面ファスナーを伸縮バンド等に利用する場合、伸縮バンドの端部に数センチ長さにカットされた面ファスナーを縫いつけるのが一般的であるが、縫製に手間がかかる点と、伸縮バンドの表側に縫い目が表れ、外観を悪化させるのが問題であった。
【0008】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2015-062601号公報
特開2005-118360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来の面ファスナーに上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、雄材との繰り返しの脱着でパイル経糸が基布から移動することを抑制して耐久性を改善し、しかも柔軟性と伸縮性を有する面ファスナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
装飾体
2か月前
個人
名札留め
10日前
個人
装身具用留具
6か月前
個人
装飾具
5か月前
個人
ネイルアクセサリー
1か月前
有限会社小島工芸
装身具
11か月前
個人
名札の取付構造
3か月前
合同会社川畑
ベルト
1か月前
個人
パンツ用裾止めバンド
9か月前
個人
ベルト後端部補強方法
11か月前
株式会社小林貴金属
装身具
11か月前
株式会社セベル・ピコ
イヤリング
1か月前
個人
静電誘導式滑り止め対策指輪
8か月前
個人
身の回り品の係止構造
3か月前
個人
装飾品の製造方法
11か月前
株式会社クロスフォー
装身具
6か月前
個人
アクセサリの連結具セット
6か月前
個人
留め具
7か月前
株式会社美創
装身具の部品及び装身具
9か月前
スターライト穴水有限会社
組み合わせ装身具
10か月前
日本ダム株式会社
曲面状の立体ワッペン
11か月前
サンコー株式会社
ベルトの緩み防止機構
9か月前
株式会社三鷹ホールディングス
ピアス用穿孔器
4か月前
カシオ計算機株式会社
バンドおよび時計
11か月前
株式会社秋山製作所
留め具
9か月前
アイティーボタン株式会社
ボタン
2か月前
高笙工業有限公司
ロープ締付装置
2か月前
株式会社クロスフォー
宝石支持体および装飾具
3か月前
大日本除蟲菊株式会社
網戸用面ファスナー
7か月前
個人
宝飾箱
9か月前
カシオ計算機株式会社
バンド付装置および時計
5か月前
丸山金属工業株式会社
雌ホック用のリング状樹脂バネ
8か月前
ハリー・ウィンストン・エス アー
交換可能尾錠デバイス
2か月前
ハリー・ウィンストン・エス アー
交換可能尾錠デバイス
2か月前
カシオ計算機株式会社
連結部材、バンドおよび時計
2か月前
タキロンシーアイ株式会社
嵌合具および嵌合具付袋体
4か月前
続きを見る
他の特許を見る