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公開番号
2024159020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074742
出願日
2023-04-28
発明の名称
撮像装置
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H01L
27/146 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】破損することを抑制できる撮像装置を提供する。
【解決手段】湾曲状の凹部21が形成された台座20と、凹部21に配置され、凹部21に沿った湾曲状とされて固定されている撮像センサ30と、凹部21と撮像センサ30との間に配置される凹部用接合部材40と、撮像センサ30に撮像光を導くレンズ60と、を備え、撮像センサ30は、相対する2つの長辺を有する平面矩形状の基板31を用いて構成され、撮像素子が配置される素子領域301と、素子領域を囲む外周領域302とを有し、凹部と対向する面30bにおける外周領域302に、相対する2つの長辺に沿って補強部33が配置されるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像装置であって、
湾曲状の凹部(21)が形成された台座(20)と、
前記凹部に配置され、前記凹部に沿った湾曲状とされて固定されている撮像センサ(30)と、
前記凹部と前記撮像センサとの間に配置される凹部用接合部材(40)と、
前記撮像センサに撮像光を導くレンズ(60)と、を備え、
前記撮像センサは、相対する2つの長辺を有する平面矩形状の基板(31)を用いて構成され、撮像素子が配置される素子領域(301)と、前記素子領域を囲む外周領域(302)とを有し、前記凹部と対向する面(30b)における前記外周領域に、前記相対する2つの長辺に沿って補強部(33)が配置されている撮像装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記補強部は、前記基板以上の弾性率を有する材料で構成されている請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記凹部は、溝部(22)が形成されており、
前記補強部は、前記溝部に配置されている請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記基板と前記補強部との間には、補強部用接合部材(32)が配置され、
前記溝部は、前記溝部の深さ(A)と前記凹部用接合部材の厚さ(B)との和が、前記補強部用接合部材の厚さ(C)と前記補強部の厚さ(D)との和より大きくなる深さとされている請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記基板と前記補強部との間には、補強部用接合部材(32)が配置され、
前記溝部の底面と前記補強部との間には、溝部用接合部材(34)が配置されており、
前記溝部は、前記溝部の深さ(A)と前記凹部用接合部材の厚さ(B)との和が、前記補強部用接合部材の厚さ(C)と前記補強部の厚さ(D)と前記溝部用接合部材の厚さ(E)との和と等しくなる深さとされている請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記溝部用接合部材は、前記凹部用接合部材よりも流動性の高い材料で構成されている請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記撮像センサは、前記外周領域が前記溝部上に位置しており、
前記溝部上に位置する前記外周領域において、前記素子領域側の領域を接合領域(302a)とし、前記接合領域を挟んで前記素子領域と反対側に位置する領域を繋ぎ領域(302c)とし、前記接合領域および前記繋ぎ領域を挟んで前記素子領域と反対側に位置する領域を補強部領域(302b)とすると、前記補強部が前記補強部領域に配置されており、
前記凹部用接合部材は、前記素子領域および前記外周領域のうちの前記接合領域と接合されている請求項3に記載の撮像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズおよび撮像センサを有する撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、レンズおよび撮像センサを有する撮像装置が提案されている。このような撮像装置では、レンズを介して撮像光が撮像センサに取り込まれ、撮像センサにて画像が構成される。そして、このような撮像装置では、レンズの枚数を少なくすると共に、周辺画角まで鮮明な画像が得られるように、撮像センサを湾曲させて配置することが提案されている。例えば、特許文献1には、湾曲面を有する凹部が形成された支持部材を備え、凹部の湾曲面に沿って撮像センサを配置することが提案されている。なお、撮像センサは、凹部の湾曲面に沿って配置されることにより、凹部の湾曲面に沿った曲率半径で湾曲された状態となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-045151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような撮像装置では、撮像センサの曲率半径を小さくするほど、レンズの枚数を少なくしたり、周辺画角まで鮮明な画像を生成できる。しかしながら、曲率半径を小さくするほど撮像センサに発生する応力が大きくなり、撮像センサが破損され易くなる。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、破損することを抑制できる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、撮像装置であって、湾曲状の凹部(21)が形成された台座(20)と、凹部に配置され、凹部に沿った湾曲状とされて固定されている撮像センサ(30)と、凹部と撮像センサとの間に配置される凹部用接合部材(40)と、撮像センサに撮像光を導くレンズ(60)と、を備え、撮像センサは、相対する2つの長辺を有する平面矩形状の基板(31)を用いて構成され、撮像素子が配置される素子領域(301)と、素子領域を囲む外周領域(302)とを有し、凹部と対向する面(30b)における外周領域に、相対する2つの長辺に沿って補強部(33)が配置されている。
【0007】
これによれば、撮像センサのうちの凹部と対向する面には、外周領域に、相対する2つの長辺に沿って補強部が配置されている。つまり、撮像センサには、湾曲した際に最も大きな圧縮応力が発生する部分に補強部が配置されている。このため、撮像センサを湾曲させた際に撮像センサが破損することを抑制できる。したがって、曲率半径を小さくし易くなり、さらにレンズの枚数を少なくしたり、周辺画角の画像を鮮明にし易くできる。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における撮像装置の断面図である。
撮像センサの平面図である。
図2中のIII-III線に沿った断面図である。
撮像センサにおける一面側の応力分布を示すシミュレーション結果である。
撮像センサにおける他面側の応力分布を示すシミュレーション結果である。
第2実施形態における撮像装置の断面図である。
補強部と台座との間に凹部用接合部材が入り込んだ状態を示す断面図である。
第3実施形態における撮像装置の断面図である。
第4実施形態における撮像装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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