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公開番号2024158807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074342
出願日2023-04-28
発明の名称3D積層造形の骨面インプラントの製造方法
出願人クボテック カンパニー,リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61C 8/00 20060101AFI20241031BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、患者の欠損顎骨及び口腔状態をCT撮影するステップと、撮影された画像を利用して患者の顎骨の3D模型を抽出するステップと、無歯顎部位における歯の配列とアバットメントの位置を設定するステップと、前記アバットメントが一体に設けられ、患者の前記無歯顎部位の骨面と当接するように骨面インプラントをデザインするステップと、デザインされた前記骨面インプラントを3Dプリンターで出力するステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者の欠損顎骨及び口腔状態をCT撮影するステップと、
撮影された画像を利用して患者の顎骨の3D模型を抽出するステップと、
無歯顎部位における歯の配列とアバットメントの位置を設定するステップと、
前記アバットメントが一体に設けられ、患者の前記無歯顎部位の骨面と当接するように骨面インプラントをデザインするステップと、
デザインされた前記骨面インプラントを3Dプリンターで出力するステップと、を含むことを特徴とする、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
患者の欠損顎骨及び口腔状態をCT撮影するステップは、部分無歯顎の場合、歯の咬合状態で撮影し、完全無歯顎の場合、顆頭安定位を設定して撮影することを特徴とする、請求項1に記載の3D積層造形の骨面インプラントの製造方法。
【請求項3】
前記デザインされた前記骨面インプラントを3Dプリンターで出力するステップは、ASTM F136、ASTM F67、ASTM F75、ASTM F1537系の金属合金のうちのいずれか一つまたは超高分子量ポリエチレンを利用することを特徴とする、請求項1又は2に記載の3D積層造形の骨面インプラントの製造方法。
【請求項4】
前記骨面インプラントは、前記無歯顎部位の表面に接触した状態で、前記骨面インプラントを顎骨に固定するための複数個の穴が形成され、前記穴に挿入される固定用スクリューによって前記骨面インプラントが顎骨に固定されることを特徴とする、請求項3に記載の3D積層造形の骨面インプラントの製造方法。
【請求項5】
前記骨面インプラントのアバットメントには、患者別の歯の配列が考慮された補綴物が固定されることを特徴とする、請求項4に記載の3D積層造形の骨面インプラントの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法に関し、より詳しくは、顎骨と軟組織が不足している患者において、骨移植などの付加的な手術なしに3Dプリント技術を利用してインプラントを容易かつ迅速に製作することができ、歯を復元するための後ほどのステップをあらかじめ準備することができる、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
人工歯牙であるインプラントは、もともと人体組職が喪失された時に回復させる代替物を意味するものであるが、歯科では人工で作った歯牙を移植することをいう。
【0003】
喪失された歯牙の歯根(根)に代えられるように、人体に拒絶反応がないチタン(titanium)などからなる歯根を、歯が抜けた骨に植設した後、人工歯牙を連結、固定させて歯牙の機能を回復させる先端手術である。
【0004】
一般の補綴物や入れ歯の場合、経時による周りの歯と骨の損傷が生じるが、インプラントは、周りの歯の組職を損傷させることなく、天然歯とその機能や模様が同様でありながらも、虫歯ができないので、半永久的に使用し得るという長所がある。
【0005】
このように歯科用インプラントは、フィクスチャー(fixture)、アバットメント(abutment)、スクリュー、及び補綴物(crown)で構成され、歯槽骨に前記フィクスチャーが植立され、前記フィクスチャーの上部にスクリューを介してアバットメントが締結され、アバットメント上に最終的に補綴物が結合されることにより歯牙が完成される。
【0006】
一方、前述したような従来のインプラントは、歯槽骨の吸収が多く進められて骨の幅や高さが非常に低くなった場合、既存のインプラントを埋植するのに限界があったし、骨内に挿入する既存のインプラントは、骨癒合の治癒期間が長くかかるという問題点がある。
【0007】
これに併せて、現在韓国国内の場合、既存のインプラントに対する製品及び研究は盛んに進められているが、骨面インプラント製品に対する研究はまだ足りない状態である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態による3D積層造形の骨面インプラントの製造方法は、上述した問題点を解決するために案出されたものであって、顎骨と軟組織が不足している患者のために、CADと3Dプリント技術を利用して、インプラントを容易かつ迅速にデザインして製作することができ、歯を復元するための後ほどのステップをあらかじめ準備することができる3D積層造形の骨面インプラントの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、従来のインプラントに比べて、骨癒合の治癒期間が大幅に短縮された、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法を提供することを他の目的とする。
【0010】
これに併せて、歯科用インプラントだけではなく、眼窩などを含む顎顔面再建術にも応用可能な、3D積層造形の骨面インプラントの製造方法を提供することを別の目的とする。
(【0011】以降は省略されています)

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