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公開番号2024158743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074236
出願日2023-04-28
発明の名称車輌用前照灯
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類F21S 41/675 20180101AFI20241031BHJP(照明)
要約【課題】光軸調整作業における作業性の向上を図る。
【解決手段】ランプハウジングに回転可能に支持された調整軸部と調整軸部に連続されクラウンギヤが形成された被作用部とを有し回転されることにより光源から出射される光の照射方向を調整するアジャスティングスクリューと、クラウンギヤに噛合される噛合部を有しランプハウジングに回転可能に支持され回転操作されることによりアジャスティングスクリューを回転させる操作用ロッドとを備え、噛合部が雄ネジ形状に形成された。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ランプハウジングに回転可能に支持された調整軸部と前記調整軸部に連続されクラウンギヤが形成された被作用部とを有し回転されることにより光源から出射される光の照射方向を調整するアジャスティングスクリューと、
前記クラウンギヤに噛合された噛合部を有し前記ランプハウジングに回転可能に支持され回転操作されることにより前記アジャスティングスクリューを回転させる操作用ロッドとを備え、
前記噛合部が雄ネジ形状に形成された
車輌用前照灯。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記噛合部におけるネジ山の谷と前記クラウンギヤにおけるギヤ歯の歯底との距離を噛合可能距離とし、
前記噛合部におけるネジ山の山頂と前記クラウンギヤにおけるギヤ歯の歯先との距離を接触距離としたときに、
前記接触距離が前記噛合可能距離の50%から90%にされた
請求項1に記載の車輌用前照灯。
【請求項3】
前記ランプハウジングに前記操作用ロッドの軸方向への移動を規制する規制部が形成され、
前記操作用ロッドには前記規制部に摺動可能な状態で係合される被規制部が形成された
請求項1又は請求項2に記載の車輌用前照灯。
【請求項4】
前記規制部として係合突部が形成され、
前記被規制部として周方向に延び前記係合突部が挿入される被規制溝が形成された
請求項3に記載の車輌用前照灯。
【請求項5】
前記規制部として係合溝が形成され、
前記被規制部として前記係合溝に挿入されるフランジ状の被規制突部が形成された
請求項3に記載の車輌用前照灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作用ロッドを有する光軸調整機構を備えた車輌用前照灯についての技術分野に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車輌用前照灯には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に光源を有するランプユニットが配置され、アジャスティングスクリューとピボット部材を有する光軸調整機構によって光源から出射される光の照射方向の調整である光軸調整(エイミング調整)が可能にされたものがある。こうした車輌用前照灯においては、アジャスティングスクリューが回転されることによりピボット部材を支点としてランプユニットが傾動される。
【0003】
一般に、光軸調整作業は車輌用前照灯が車輌の車体に組み付けられた状態で行われ、例えば、ドライバー等の治具をアジャスティングスクリューに形成されたギヤ部に係合させてアジャスティングスクリューを回転操作することにより行われる。一方、車輌用前照灯には、構造等によって治具を係合させてアジャスティングスクリューを回転操作するための十分なスペースを確保することが難しいものもあり、このような車輌用前照灯には、アジャスティングスクリューのギヤ部と係合される噛合部を有する操作用ロッドが設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車輌用前照灯においては、操作用ロッドの先端部に歯車状の噛合部が設けられており、操作用ロッドが回転操作されることにより回転力が噛合部からギヤ部に伝達され、アジャスティングスクリューが回転される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3428371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ドライバーによってアジャスティングスクリューの回転操作が行われる場合や特許文献1のように歯車状の噛合部が形成された操作用ロッドが用いられた場合には、ドライバー又は噛合部とギヤ部との?み合う面積が小さい。したがって、アジャスティングスクリューを回転させるためのトルクが大きいと、アジャスティングスクリューに対してドライバーや操作用ロッドが空転し、光軸調整作業が適正に行われず作業性が低下するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、光軸調整作業における作業性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車輌用前照灯は、ランプハウジングに回転可能に支持された調整軸部と前記調整軸部に連続されクラウンギヤが形成された被作用部とを有し回転されることにより光源から出射される光の照射方向を調整するアジャスティングスクリューと、前記クラウンギヤに噛合される噛合部を有し前記ランプハウジングに回転可能に支持され回転操作されることにより前記アジャスティングスクリューを回転させる操作用ロッドとを備え、 前記噛合部が雄ネジ形状に形成されたものである。
【0008】
これにより、噛合部とクラウンギヤの接触面積が大きくなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、噛合部とクラウンギヤの接触面積が大きくなるため、アジャスティングスクリューに対する操作用ロッドの空転が抑制され、光軸調整作業における作業性の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【0010】
図2乃至図5と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用前照灯の概略断面図である。
車輌用前照灯の概略背面図である。
噛合部とクラウンギヤの概略正面図である。
噛合部とクラウンギヤの噛合状態を模式的に示す拡大図である。
規制部と被規制部の変形例を示す拡大背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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