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公開番号
2024158603
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073938
出願日
2023-04-28
発明の名称
交通情報管理システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
G08G
1/09 20060101AFI20241031BHJP(信号)
要約
【課題】より確実性の高い情報を後続車に送信する。
【解決手段】路側機は、車両から故障情報または事故情報を受信したときには故障情報または事故情報を車両の後方側の他の車両と道路管理センターとに送信すると共に故障情報または事故情報と初期値に設定したカウント値を車両の後方側の路側機に送信する。また、路側機は、車両から所定環境情報を受信したときには所定数の他の車両から同一の所定環境情報を受信するのを待って所定環境情報を車両の後方側の他の車両と道路管理センターとに送信すると共に所定環境情報と初期値に設定したカウント値を車両の後方側の路側機に送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
自車両の故障を検出する故障検出センサと自車両の事故を検出する事故検出センサと路面状態と天候とを含む自車両の環境状態を検出する環境状態検出センサとを有すると共に所定距離内での通信が可能な車両用通信装置を有する複数の車両と、前記所定距離内の車両と通信が可能な路側機用通信装置を有し、道路の路側帯に前記所定距離の2倍未満の距離毎に設置された複数の路側機と、道路管理センターに設置されて前記複数の路側機と通信が可能な管理装置と、を備える交通情報管理システムであって、
前記車両は、前記故障検出センサにより故障を検出したときには故障情報を前記車両の後方側の他の車両と近傍の路側機に送信し、前記事故検出センサにより事故を検出したときには事故情報を前記車両の後方側の他の車両と近傍の路側機に送信し、前記環境状態検出センサにより所定の環境状態を検出したときには所定環境情報を近傍の路側機に送信し、
前記路側機は、
車両から前記故障情報または前記事故情報を受信したときには前記故障情報または前記事故情報を前記車両の後方側の他の車両と前記道路管理センターとに送信すると共に前記故障情報または前記事故情報と初期値に設定したカウント値を前記車両の後方側の路側機に送信し、車両から前記所定環境情報を受信したときには所定数の他の車両から同一の前記所定環境情報を受信するのを待って前記所定環境情報を前記車両の後方側の他の車両と前記道路管理センターとに送信すると共に前記所定環境情報と初期値に設定したカウント値を前記車両の後方側の路側機に送信し、
近隣の路側機から前記故障情報、前記事故情報、前記所定環境情報のいずれかの情報を前記カウント値と共に受信したときには、前記カウント値が所定値以下のときには受信した情報を他の車両に送信すると共に受信した情報とカウントアップしたカウント値を情報を送信した路側機とは反対側の路側機に送信する、
交通情報管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、交通情報管理システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の交通情報管理システムとしては、車載機と路側機とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、車載機は、取得した車車間情報が特定車車間情報であった場合には、路側機用情報を付加して特定車車間情報を送信する。路側機は、特定車車間情報を受信した場合には、配信方向に基づいて定まる他の路側機にその特定車車間情報を転送すると共に、特定車車間情報をブロードキャストする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-246572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のシステムでは、車車間情報は路側機によってブロードキャストされるから、車車間情報が僅かな路面の凍結や僅かな小雨などの確実性の低い情報のときでもブロードキャストされてしまう。このため、後続車によっては、不必要な制御が行なわれる場合も生じる。本開示の交通情報管理システムは、より確実性の高い情報を後続車に送信することを主目的とする。本開示の交通情報管理システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の交通情報管理システムは、自車両の故障を検出する故障検出センサと自車両の事故を検出する事故検出センサと路面状態と天候とを含む自車両の環境状態を検出する環境状態検出センサとを有すると共に所定距離内での通信が可能な車両用通信装置を有する複数の車両と、前記所定距離内の車両と通信が可能な路側機用通信装置を有し、道路の路側帯に前記所定距離の2倍未満の距離毎に設置された複数の路側機と、道路管理センターに設置されて前記複数の路側機と通信が可能な管理装置と、を備える交通情報管理システムであって、前記車両は、前記故障検出センサにより故障を検出したときには故障情報を前記車両の後方側の他の車両と近傍の路側機に送信し、前記事故検出センサにより事故を検出したときには事故情報を前記車両の後方側の他の車両と近傍の路側機に送信し、前記環境状態検出センサにより所定の環境状態を検出したときには所定環境情報を近傍の路側機に送信し、前記路側機は、車両から前記故障情報または前記事故情報を受信したときには前記故障情報または前記事故情報を前記車両の後方側の他の車両と前記道路管理センターとに送信すると共に前記故障情報または前記事故情報と初期値に設定したカウント値を前記車両の後方側の路側機に送信し、車両から前記所定環境情報を受信したときには所定数の他の車両から同一の前記所定環境情報を受信するのを待って前記所定環境情報を前記車両の後方側の他の車両と前記道路管理センターとに送信すると共に前記所定環境情報と初期値に設定したカウント値を前記車両の後方側の路側機に送信し、近隣の路側機から前記故障情報、前記事故情報、前記所定環境情報のいずれかの情報を前記カウント値と共に受信したときには、前記カウント値が所定値以下のときには受信した情報を他の車両に送信すると共に受信した情報とカウントアップしたカウント値を情報を送信した路側機とは反対側の路側機に送信する、ことを特徴とする。
【0006】
本開示の交通情報管理システムでは、故障情報や事故情報については車両単体で検出可能であるため、確実性が高い情報として後方の車両や後方の路側機に情報を伝搬する。一方、天候や路面状態などの所定環境情報については、所定数の車両により検出されたときに、確実性の高い情報として後方の車両や後方の路側機に情報を伝搬する。これにより、より確実性の高い情報を後続車に送信することができる。また、路側機は、カウント値が所定値を超えたときには受信した情報やカウント値を近隣の路側機や他の車両に送信しないから、故障情報や事故情報、所定環境情報の送信範囲を一定の範囲内とすることができる。なお、所定環境情報としては、強雨や凍結などを挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
交通情報管理システム10の概略を説明する説明図。
交通情報管理システム10の概略を説明する説明図。
車両側検出送信処理の一例を示すフローチャート。
路側機側受信時処理の一例を示すフローチャート。
車両側受信時処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本開示の実施形態について説明する。図1および図2は、本開示の実施形態としての交通情報管理システム10の概略を説明する説明図である。実施形態の交通情報システム10は、図1および図2に示すように、道路を走行する複数の車両20と、道路の路側帯に設置された複数の路側機30と、交通情報を管理する管理センター40とにより構成されている。管理センター40は、管理装置42が設置されており、各路側機30と通信可能に構成されており、収集した交通情報を管理する。
【0009】
車両20は、電子制御ユニット22と、他の車両20や路側機30と通信可能な通信装置24と、を備える。電子制御ユニット22は、マイクロコンピュータにより構成されている。電子制御ユニット22は、車両走行制御に必要な情報を各種センサから入力している。また、電子制御ユニット22は、衝突を検出する事故検出センサ26からの事故情報や、車両20が搭載する各機器の故障を検出する故障検出センサ27からの故障情報、路面状態や天候などの車両20の環境状態を検出する環境状態検出センサ28からの環境情報なども入力している。電子制御ユニット22は、車両走行制御に必要な制御信号を走行用駆動装置やブレーキ装置などに出力している。また、電子制御ユニット22は、事故情報や故障情報、所定環境情報を検出したときには、この情報を後続の他の車両20や近傍の路側機30に送信するよう通信装置24を制御する。通信装置24は、所定距離内の他の車両20との通信(いわゆる車車間通信)や所定距離内の路側機30との通信が可能な通信装置として構成されている。
【0010】
複数の路側機30は、所定距離の2倍未満の距離毎に道路の路側帯に設置されており、電子制御ユニット32と通信装置34とを備える。電子制御ユニット22は、マイクロコンピュータにより構成されている。電子制御ユニット22は、車両20や近隣の路側機30から事故情報や故障情報、所定環境情報を受信したときには、この情報を管理センター40や後続の他の車両20、後方側に隣接する路側機30に送信するよう通信装置34を制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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