TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024158154
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073113
出願日
2023-04-27
発明の名称
給湯システム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F24H
9/00 20220101AFI20241031BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】複数の給湯器が通信線によって直列に通信接続された給湯システムにて、通信線の取り外しに自動的にかつ速やかに対応した協調制御を実現する。
【解決手段】給湯器100a~100fは、第1通信コネクタ121に接続された通信線9を介して下流側の給湯器と通信する一方で、第2通信コネクタ122に接続された通信線9を介して上流側の給湯器と通信するように構成される。第1通信コネクタ121および第2通信コネクタ122の各々では、ケーブルコネクタ95の装着により通信線9とともにショートピン97が接続されることで、通信線9の接続が検知される。コントローラ110は、第1通信コネクタ121に通信線9が接続される一方で、第2通信コネクタ122に通信線9が接続されていないことが検知されると、通信接続された複数の給湯器による協調制御のための統括制御の機能を実行するように動作する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
給湯システムであって、
共通の出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備え、
前記複数の給湯器の各々は、
通信線および短絡端子が接続可能な第1コネクタおよび第2コネクタと、
前記第1コネクタに接続された前記通信線を介して他の給湯器と通信するための第1通信回路と、
前記第2コネクタに接続された前記通信線を介して他の給湯器と通信するための第2通信回路と、
前記第1コネクタに対する前記通信線の接続有無を、前記第1コネクタに対する前記短絡端子の接続有無によって検知する第1検知回路と、
前記第2コネクタに対する前記通信線の接続有無を、前記第2コネクタに対する前記短絡端子の接続有無によって検知する第2検知回路と、
当該給湯器の動作を制御するコントローラとを有し、
各前記給湯器の前記コントローラは、前記通信線を介して直列に通信接続された給湯器群を協調して動作させるための統括制御の機能を予め有するように構成され、
前記給湯器群は、前記通信接続を構成する直列接続内で隣接する給湯器間で、前記直列接続の予め定められた一端側である上流側の給湯器の前記第1通信回路および前記直列接続の他端側である下流側の給湯器の前記第2通信回路が順次前記通信接続され、
各前記コントローラは、
前記第1検知回路によって前記第1コネクタに対して前記通信線が接続されていることが検知されるとともに、前記第2検知回路によって前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されていないことが検知されたときに、当該コントローラが前記統括制御を実行するように動作するリーダーコントローラであると認識する、給湯システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
各前記コントローラは、前記第2検知回路によって前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されていることが検知されたときに、当該コントローラが、前記リーダーコントローラからの指令を受けて協調的に動作するフォロワコントローラであると認識する、請求項1記載の給湯システム。
【請求項3】
前記フォロワコントローラとして動作する前記コントローラは、
前記第2検知回路によって、前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されている状態から、前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されていない状態への変化後に、当該通信線が接続されていない状態が第1所定時間継続したことが検知されたとき、または、
前記第2検知回路によって前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されている状態が検知されている下で、前記第2通信回路による通信不良が、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間継続したときに、
前記フォロワコントローラから前記リーダーコントローラに役割を切替えて動作する、請求項2記載の給湯システム。
【請求項4】
各前記コントローラは、
前記第2検知回路によって前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されている状態が検知されている下で、前記第2通信回路による通信不良が第1所定時間継続したとき、または、
前記第2検知回路によって、前記第2コネクタに対して前記通信線が接続されていない状態が前記第1所定時間よりも短い第2所定時間以上継続して検知されたときに、
当該コントローラが前記リーダーコントローラであると認識する、請求項1記載の給湯システム。
【請求項5】
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの各々は、前記通信線および前記短絡端子を一体的に接続するための複数端子用のコネクタハウジングを有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項6】
前記第1検知回路および前記第2検知回路の各々は、
前記第1コネクタまたは前記第2コネクタに前記短絡端子が接続されていないときに第1ノードおよび第2ノードの間が開放されるのに応じて第1レベルの検知信号を出力する一方で、前記第1コネクタまたは前記第2コネクタに前記短絡端子が接続されているときに前記第1ノードおよび前記第2ノードの間が短絡されるのに応じて第2レベルの前記検知信号を出力するように構成される、請求項1~4のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項7】
前記統括制御は、前記給湯器群内での、給湯流量の増加に対応した作動開始順序の指定のローテーション処理を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の給湯システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯システムに関し、より特定的には、出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備えた、連結型の給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備えることで、大容量の出湯に対応可能な給湯システムが公知である。
【0003】
例えば、特開2021-116977号公報(特許文献1)には、数珠つなぎ(デイジーチェイン)の態様で直列に通信接続される複数の給湯器の協調制御によって給湯システムを構成することが記載される。
【0004】
特許文献1の給湯システムでは、協調制御における統括制御機能用のプログラムを各給湯器のコントローラに搭載することで、統括制御用の別個のコントローラの設置を不要としている。すなわち、複数の給湯器のうちの1台の給湯器のコントローラが上記統括制御機能用のプログラムを実行することでマスタコントローラとして動作することで協調制御が実現される。
【0005】
特許文献1では、直列の通信接続内で通信不良が発生した場合には、現在のマスタコントローラとの通信が途絶する給湯器群が発生することになる。このため、当該給湯器群の中で新たなマスタコントローラを自動的に決定するための制御処理が、通信途絶の検知に応じて実行されることで、協調制御の対応台数が減少することを回避して、給湯システム全体での給湯能力の低下を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-116977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の給湯システムでは、各給湯器において、定期的な通信が途切れたときに、マスタコントローラとの通信途絶を検知して、現在のマスタコントローラとの通信が途絶した給湯器群の中で新たなマスタコントローラを自動的に決定するための制御処理が起動される。この際には、誤検知を防止する観点から、上述の定期的な通信が途切れた状態が一定時間継続したことを条件に、通信途絶の検知を確定させることが一般的である。
【0008】
このため、特許文献1の給湯システムでは、点検または修理等の目的で1台の給湯器の通信線を取り外した場合には、それよりも下流側の給湯器群が、マスタコントローラとの通信途絶の検知を確定するまでに上記一定時間の待機が必要となる。これにより、これらの下流側の給湯器群から一時的に給湯できなくなることで、給湯システムの給湯能力が一時的に(例えば、数分間程度)低下することが懸念される。
【0009】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、複数の給湯器が通信線を用いて直列に通信接続された給湯システムにおいて、通信線の取り外しに自動的にかつ速やかに対応した協調制御を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のある局面では、給湯システムが構成される。給湯システムは、共通の出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備える。複数の給湯器の各々は、通信線および短絡端子が接続可能な第1コネクタおよび第2コネクタと、第1通信回路と、第2通信回路と、第1検知回路と、第2検知回路と、給湯器の動作を制御するコントローラとを有する。第1通信回路は、第1コネクタに接続された通信線を介して他の給湯器と通信する。第2通信回路は、第2コネクタに接続された通信線を介して他の給湯器と通信する。第1検知回路は、第1コネクタに対する通信線の接続有無を、第1コネクタに対する短絡端子の接続有無によって検知する。第2検知回路は、第2コネクタに対する通信線の接続有無を、第2コネクタに対する短絡端子の接続有無によって検知する。各給湯器のコントローラは、通信線を介して直列に通信接続された給湯器群を協調して動作させるための統括制御の機能を予め有するように構成される。給湯器群は、通信接続を構成する直列接続内で隣接する給湯器間で、直列接続の予め定められた一端側である上流側の給湯器の前記第1通信回路および直列接続の他端側である下流側の給湯器の第2通信回路が順次通信接続される。各コントローラは、第1検知回路によって第1コネクタに対して通信線が接続されていることが検知されるとともに、第2検知回路によって第2コネクタに対して通信線が接続されていないことが検知されたときに、当該コントローラが統括制御を実行するように動作するリーダーコントローラであると認識する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
保温器
2か月前
個人
即湯器
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
11日前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
暖房装置
1か月前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4日前
株式会社コロナ
暖房装置
3か月前
株式会社コロナ
空調装置
25日前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
19日前
株式会社コロナ
給湯装置
19日前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空気調和機
3か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
19日前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
19日前
個人
ソーラークッカー
19日前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
19日前
日本精機株式会社
遠隔操作装置
3か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
19日前
株式会社ヒューテック
屋内装置
29日前
3ms株式会社
風調整具
12日前
ダイダン株式会社
ブース
29日前
株式会社コロナ
温水暖房システム
2か月前
株式会社ATJ
空調ダクト
12日前
株式会社ノーリツ
給湯装置
1か月前
株式会社千石
燃焼機
12日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
3か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
3か月前
三菱電機株式会社
空気清浄機
3か月前
続きを見る
他の特許を見る