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公開番号2024158092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072962
出願日2023-04-27
発明の名称ブラシ付き塗布栓
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/42 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】栓本体の先端側にブラシを配備することにより、好ましい触感等の良好な使用感を付与する。
【解決手段】容器90の上方開口の口部94へ装着され、上側に挿通口Aを有する栓本体2と、前記挿通口Aに上下動可能に挿通され、かつ、前記栓本体2の内側に配備されたブラシ部材38と、当該ブラシ部材38を容器90の正立状態での上方へ付勢する付勢部材20とを具備する。前記ブラシ部材38は、前記付勢部材20により昇降可能に支承された台座40と、台座40の上側に配置された毛束58を含むブラシ部50とからなる。その毛束58の根元側には、前記口部94の内部と連通する連通口56が開口されている。前記栓本体2の内部に、前記口部94側から前記連通口56に至る連通路Pを、ブラシ部材38の上下動により開閉するシール部Sが形成されている。栓本体2は、ブラシ部50の周囲を囲む囲繞筒4cを有する
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器(90)の上方開口の口部(94)へ装着され、上側に挿通口(A)を有する栓本体(2)と、
前記挿通口(A)に上下動可能に挿通され、かつ、前記栓本体(2)の内側に配備されたブラシ部材(38)と、
当該ブラシ部材(38)を前記容器(90)の正立状態での上方へ付勢する付勢部材(20)とを具備し、
前記ブラシ部材(38)は、前記付勢部材(20)により昇降可能に支承された台座(40)と、この台座(40)の上側に配置された毛束(58)を含むブラシ部(50)とからなり、かつ、その毛束(58)の根元側に、前記口部(94)の内部と連通する連通口(56)が開口されており、
前記栓本体(2)の内部に、前記口部(94)側から前記連通口(56)に至る連通路(P)を、前記ブラシ部材(38)の上下動により開閉するシール部(S)が形成されており、
前記栓本体(2)は、前記ブラシ部(50)の周囲を囲む囲繞筒(4c)を有することを特徴とするブラシ付き塗布栓。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記連通口(56)は、前記ブラシ部材(38)の、上方から見たときの中央部に配置されており、
前記ブラシ部(50)は、前記連通口(56)を通る垂直な中心線(О)側へ前記毛束(58)の先端が収束するように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のブラシ付き塗布栓。
【請求項3】
前記囲繞筒(4c)の前記正立状態での上端である開口端部(5)は、前記台座(40)よりも上位に位置しており、
前記ブラシ部材(38)の外周縁部(e)を前記囲繞筒(4c)の内面に当接又は近接させることにより、当該ブラシ部材(38)の上下動が前記囲繞筒(4c)によりガイドされるように形成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のブラシ付き塗布栓。
【請求項4】
前記毛束(58)を外部の被塗布面(T)に押し付けることにより前記ブラシ部材(38)が前記栓本体(2)の奥方(I)に押し込まれたときに前記開口端部(5)が前記被塗布面(T)に当接することが可能であるように、前記囲繞筒(4c)の筒長(L)を設定したことを特徴とする、請求項3に記載のブラシ付き塗布栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシ付き塗布栓に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
液状内容物に使用される塗布栓として、上方開口の容器口部に装着される、上向きのノズル筒を有する栓本体と、ノズル筒の内側に昇降可能に支承され、かつ、前記ノズル筒の内側の吐出口へ弁として密着する栓部とを備えるとともに、この栓部から、ノズル筒より上側にへッド部を延設し、容器の倒立状態でヘッド部を被塗布面に押し付けると、弁が開き、内容液が供給されるものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3901491
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被塗布面への押付けにより吐出口を開放可能な弁を備えた塗布栓は、育毛剤及び鎮痛・鎮痒・消炎等の医療品、化粧品、洗浄剤、その他の用途に使用し得る。そして塗布栓の用途によって好ましい触感や良好な使用感が求められる場合がある。
【0005】
本発明の目的は、栓本体の先端側にブラシを配備させることにより、好ましい触感等の良好な使用感を付与した塗布栓を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、容器90の上方開口の口部94へ装着され、上側に挿通口Aを有する栓本体2と、
前記挿通口Aに上下動可能に挿通され、かつ、前記栓本体2の内側に配備されたブラシ部材38と、
当該ブラシ部材38を前記容器90の正立状態での上方へ付勢する付勢部材20とを具備し、
前記ブラシ部材38は、前記付勢部材20により昇降可能に支承された台座40と、この台座40の上側に配置された毛束58を含むブラシ部50とからなり、かつ、その毛束58の根元側に、前記口部94の内部と連通する連通口56が開口されており、
前記栓本体2の内部に、前記口部94側から前記連通口56に至る連通路Pを、前記ブラシ部材38の上下動により開閉するシール部Sが形成されており、
前記栓本体2は、前記ブラシ部50の周囲を囲む囲繞筒4cを有する。
【0007】
本手段では、図1に示す如く、口部94へ装着する栓本体2に、ブラシ部材38を上下動可能に配備している。この構造によれば、好ましい触感、良好な使用感が得られる。
このブラシ部材38は、台座40の上側に配置された毛束58を含むブラシ部50を有し、また、栓本体2は、ブラシ部50の周囲を囲む囲繞筒4cを有する。この構造によれば、被塗布面への押付けにより毛束58が広がることを抑制でき、使用感がよい。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記連通口56は、前記ブラシ部材38の、上方から見たときの中央部に配置されており、
前記ブラシ部50は、前記連通口56を通る垂直な中心線О側へ前記毛束58の先端が収束するように形成されている。
【0009】
本手段では、図2(A)に示す如く、前記ブラシ部材38の、上方から見たときの中央部に連通口56を配置し、この連通口56を通る中心線О側に毛束58の先端が収束するように形成されている。
この構造によれば、内容液をブラシ部50の先端に集め易く、効率的に塗布作業を行うことができる。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記囲繞筒4cの正立状態での上端である開口端部5は、前記台座40よりも上位に位置しており、
前記ブラシ部材38の外周縁部eを前記囲繞筒4cの内面に当接又は近接させることにより、当該ブラシ部材38の上下動が前記囲繞筒4cによりガイドされるように形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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