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公開番号
2024157935
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072613
出願日
2023-04-26
発明の名称
トレイ及びトレイを用いた被処理物の処理方法
出願人
三浦工業株式会社
,
東洋機器工業株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
21/02 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】効率的にバッチ処理を行うためのトレイを提供する。
【解決手段】本発明によれば、段積み可能なトレイ1であって、ベース部材2と、スペーサ4とを備え、ベース部材2は、他のベース部材2の上下に段積み可能とされ、スペーサ4は、ベース部材2の上下に段積み可能とされており、ベース部材2のみを用いることで第1の高さH1を有する浅底トレイ1Sとして使用可能とされるとともに、ベース部材2上にスペーサ4を段積みすることで第1の高さH1よりも高い第2の高さH2を有する深底トレイ1Dとしても使用可能とされる、トレイ1が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
段積み可能なトレイであって、
ベース部材と、スペーサとを備え、
前記ベース部材は、他のベース部材の上下に段積み可能とされ、
前記スペーサは、前記ベース部材の上下に段積み可能とされており、
前記ベース部材のみを用いることで第1の高さを有する浅底トレイとして使用可能とされるとともに、前記ベース部材上に前記スペーサを段積みすることで前記第1の高さよりも高い第2の高さを有する深底トレイとしても使用可能とされる、トレイ。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のトレイであって、
前記スペーサは、下側係合部と、上側係合部とを備え、
前記下側係合部は、前記ベース部材の上部と係合して当該ベース部材との間の水平方向の相対移動を規制するよう構成され、
前記上側係合部は、前記ベース部材の下部と係合して当該ベース部材との間の水平方向の相対移動を規制するよう構成されている、トレイ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のトレイであって、
前記ベース部材は、底板と外枠とを備え、
前記スペーサは、前記ベース部材の前記外枠に対応する枠型の本体部を備える、トレイ。
【請求項4】
被処理物の処理方法であって、
請求項1又は請求項2に記載のトレイを深底トレイとして使用する運用において、深底トレイ群準備工程と、空トレイアンスタッキング工程と、ローディング工程と、実トレイスタッキング工程と、処理工程と、実トレイアンスタッキング工程と、アンローディング工程と、を順次実行し、
前記深底トレイ群準備工程では、前記ベース部材と前記スペーサとを交互に段積みして空トレイ群を準備し、
前記空トレイアンスタッキング工程では、前記空トレイ群を1つずつの空トレイに段ばらしし、
前記ローディング工程では、前記空トレイに前記被処理物を載置して実トレイとし、
前記実トレイスタッキング工程では、前記トレイを積み重ねて実トレイ群とし、
前記処理工程では、前記実トレイ群の状態で前記被処理物の処理を行い、
前記実トレイアンスタッキング工程では、前記実トレイ群を1つずつの前記実トレイに段ばらしし、
前記アンローディング工程では、前記実トレイの前記被処理物を取り出す、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、
前記トレイを浅底トレイとして使用する運用において、浅底トレイ群準備工程と、前記空トレイアンスタッキング工程と、前記ローディング工程と、前記実トレイスタッキング工程と、前記処理工程と、前記実トレイアンスタッキング工程と、前記アンローディング工程と、を順次実行し、
前記浅底トレイ群準備工程では、前記ベース部材のみを段積みして空トレイ群を準備する、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、段積み可能なトレイに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レトルト食品や医療用レトルト包装品等の被処理物の処理のため、被処理物を縦横に整列するよう載置(ローディング)した複数のトレイを段積み(スタッキング)してトレイ群として運搬し、トレイ群として熱処理を行った後に段ばらし(アンスタッキング)して取り出し(アンローディング)、後続のラインへと搬出するバッチ処理が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4884834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このようなバッチ処理に用いられるトレイは、段積みされるため、載置できる被処理物の高さに制限がある。この点、高さのある被処理物に合わせてトレイの高さを設定すると、高さの低い被処理物に対しては高さ方向に不要な空間ができ、処理量が減ってしまう。また、被処理物に合わせて高さの異なる複数種のトレイを準備するには、余計なコストがかかる上、使用しない種類のトレイを保管する場所も必要となる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、効率的にバッチ処理を行うためのトレイを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]段積み可能なトレイであって、ベース部材と、スペーサとを備え、前記ベース部材は、他のベース部材の上下に段積み可能とされ、前記スペーサは、前記ベース部材の上下に段積み可能とされており、前記ベース部材のみを用いることで第1の高さを有する浅底トレイとして使用可能とされるとともに、前記ベース部材上に前記スペーサを段積みすることで前記第1の高さよりも高い第2の高さを有する深底トレイとしても使用可能とされる、トレイ。
[2][1]に記載のトレイであって、前記スペーサは、下側係合部と、上側係合部とを備え、前記下側係合部は、前記ベース部材の上部と係合して当該ベース部材との間の水平方向の相対移動を規制するよう構成され、前記上側係合部は、前記ベース部材の下部と係合して当該ベース部材との間の水平方向の相対移動を規制するよう構成されている、トレイ。
[3][1]又は[2]に記載のトレイであって、前記ベース部材は、底板と外枠とを備え、前記スペーサは、前記ベース部材の前記外枠に対応する枠型の本体部を備える、トレイ。
[4]被処理物の処理方法であって、[1]~[3]のいずれかに記載のトレイを深底トレイとして使用する運用において、深底トレイ群準備工程と、空トレイアンスタッキング工程と、ローディング工程と、実トレイスタッキング工程と、処理工程と、実トレイアンスタッキング工程と、アンローディング工程と、を順次実行し、前記深底トレイ群準備工程では、前記ベース部材と前記スペーサとを交互に段積みして空トレイ群を準備し、前記空トレイアンスタッキング工程では、前記空トレイ群を1つずつの空トレイに段ばらしし、前記ローディング工程では、前記空トレイに前記被処理物を載置して実トレイとし、前記実トレイスタッキング工程では、前記トレイを積み重ねて実トレイ群とし、前記処理工程では、前記実トレイ群の状態で前記被処理物の処理を行い、前記実トレイアンスタッキング工程では、前記実トレイ群を1つずつの前記実トレイに段ばらしし、前記アンローディング工程では、前記実トレイの前記被処理物を取り出す、方法。
[5][4]に記載の方法であって、前記トレイを浅底トレイとして使用する運用において、浅底トレイ群準備工程と、前記空トレイアンスタッキング工程と、前記ローディング工程と、前記実トレイスタッキング工程と、前記処理工程と、前記実トレイアンスタッキング工程と、前記アンローディング工程と、を順次実行し、前記浅底トレイ群準備工程では、前記ベース部材のみを段積みして空トレイ群を準備する、方法。
【0007】
本発明によれば、ベース部材を浅底トレイとして使用するとともに、同じベース部材にスペーサを段積みして深底トレイとしても使用することで、高さの異なる複数種のトレイを別途準備することなく、効率的にバッチ処理を行うことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るトレイ1の斜視図である。
図1のトレイ1の分解斜視図である。
図3Aは、図1のトレイ1を浅底トレイ1Sとして使用する場合の側面図であり、図3Bは、同トレイ1を深底トレイ1Dとして使用する場合の側面図である。
図1のトレイ1を用いて被処理物を処理するシステムSYSを示す概略図である。
図3Aの浅底トレイ1Sを用いて被処理物を処理する工程を示すフローチャートである。
図3Aの浅底トレイ1Sを段積みした状態を示す図である。
図7A~図7Eは、アンスタッカ101aにより浅底トレイ1S(空トレイET)を段ばらしする様子を示す説明図である。
図8A~図8Dは、アンスタッカ101aにより浅底トレイ1S(空トレイET)を段ばらしする様子を示す他の説明図である。
図9A~図9Dは、スタッカ101cにより浅底トレイ1S(実トレイAT)を段積みする様子を示す説明図である。
図3Bの深底トレイ1Dを用いて被処理物を処理する工程を示すフローチャートである。
図3Bの深底トレイ1Dを段積みした状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
【0010】
1.トレイ1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係るトレイ1を示す斜視図である。本実施形態のトレイ1は、レトルト食品や医療用レトルト包装品等の複数の被処理物を縦横に整列させて載置(ローディング)し、段積み(スタッキング)して殺菌装置100(図4参照)に搬入し、殺菌処理するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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