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公開番号
2024157895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072544
出願日
2023-04-26
発明の名称
フッ素ゴム架橋用組成物および成形品
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C08L
27/16 20060101AFI20241031BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高い架橋速度で架橋させることができ、しかも、架橋密度が高い成形品を得ることができるフッ素ゴム架橋用組成物を提供すること。
【解決手段】フッ素ゴム(a)、添加剤(b)、脱フッ化水素剤(c)、架橋剤(d)、有機パーオキサイド(e)、および、共架橋剤(f)を含有し、添加剤(b)が、銀化合物および銅化合物からなる群より選択される少なくとも1種であり、架橋剤(d)が、少なくとも1のヒドロキシ基を有する化合物(d1)、化合物(d1)のオニウム塩、化合物(d1)のアルカリ金属塩、化合物(d1)のアルカリ土類金属塩、および、化合物(d1)とカルボン酸とから誘導されるエステルからなる群より選択される少なくとも1種であるフッ素ゴム架橋用組成物を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フッ素ゴム(a)、添加剤(b)、脱フッ化水素剤(c)、架橋剤(d)、有機パーオキサイド(e)、および、共架橋剤(f)を含有し、
添加剤(b)が、
銀化合物および銅化合物からなる群より選択される少なくとも1種であり、
架橋剤(d)が、
少なくとも1のヒドロキシ基を有する化合物(d1)、
化合物(d1)のオニウム塩、
化合物(d1)のアルカリ金属塩、
化合物(d1)のアルカリ土類金属塩、および、
化合物(d1)とカルボン酸とから誘導されるエステル
からなる群より選択される少なくとも1種である
フッ素ゴム架橋用組成物。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
添加剤(b)が、銀化合物である請求項1に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項3】
添加剤(b)が、酸化銀(I)および酸化銀(II)からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項4】
添加剤(b)が、銅化合物である請求項1に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項5】
添加剤(b)が、酸化銅(I)および酸化銅(II)からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項6】
添加剤(b)の含有量が、フッ素ゴム(a)100質量部に対し、0.1~10質量部である請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項7】
フッ素ゴム(a)が、ビニリデンフルオライド単位を含む請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項8】
フッ素ゴム(a)が、パーオキサイド架橋可能なフッ素ゴムである請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項9】
フッ素ゴム(a)が、ヨウ素原子を有する請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
【請求項10】
脱フッ化水素剤(c)が、第4級アンモニウム塩および第4級ホスホニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載のフッ素ゴム架橋用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フッ素ゴム架橋用組成物および成形品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、
(A)(イ)ビニリデンフルオライド単位と(ロ)ヘキサフルオロプロピレン単位及び場合により(ハ)35重量%以下のテトラフルオロエチレン単位から成り、かつ(イ)単位と(ロ)単位の重量比が40:60ないし80:20であり極限粘度数が40~200ml/g、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが3~25の範囲にある結合ヨウ素を含有し、その分子量分布が多ピーク型である含フッ素エラストマーと
(B)(ニ)ポリヒドロキシ芳香族化合物と(ホ)アンモニウム塩、ホスホニウム塩及びイミニウム塩の中から選ばれた少なくとも一種と、(ヘ)二価の金属酸化物及び二価の金属水酸化物の中から選ばれた少なくとも一種とから成るポリオール加硫配合剤又は、(ト)ポリアミン化合物と(チ)二価の金属酸化物とから成るポリアミン加硫配合剤、あるいはその両方
(C)有機過酸化物及び
(D)多官能性不飽和化合物
を含有してなる含フッ素エラストマー組成物が記載されている。
【0003】
特許文献2には、
(a)沃素または臭素を含有するフッ素ゴム、
(b)有機過酸化物、
(c)多官能化合物、および
(d)銀化合物
を含んで成ることを特徴とするフッ素ゴム加硫用組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-209643号公報
特開平02-097547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示では、高い架橋速度で架橋させることができ、しかも、架橋密度が高い成形品を得ることができるフッ素ゴム架橋用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、フッ素ゴム(a)、添加剤(b)、脱フッ化水素剤(c)、架橋剤(d)、有機パーオキサイド(e)、および、共架橋剤(f)を含有し、添加剤(b)が、銀化合物および銅化合物からなる群より選択される少なくとも1種であり、架橋剤(d)が、少なくとも1のヒドロキシ基を有する化合物(d1)、化合物(d1)のオニウム塩、化合物(d1)のアルカリ金属塩、化合物(d1)のアルカリ土類金属塩、および、化合物(d1)とカルボン酸とから誘導されるエステルからなる群より選択される少なくとも1種であるフッ素ゴム架橋用組成物が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高い架橋速度で架橋させることができ、しかも、架橋密度が高い成形品を得ることができるフッ素ゴム架橋用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本開示は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
本開示のフッ素ゴム架橋用組成物は、フッ素ゴム(a)、添加剤(b)、脱フッ化水素剤(c)、架橋剤(d)、有機パーオキサイド(e)、および、共架橋剤(f)を含有する。
【0010】
従来、フッ素ゴム架橋用組成物として、特許文献1に記載のように、特定の構成を有する含フッ素エラストマーに対して、ポリオール加硫配合剤またはポリアミン加硫配合剤、有機過酸化物および多官能性不飽和化合物を配合した組成物が知られている。特許文献1の記載によれば、このような組成物を用いることによって、高強度でかつ強度と伸びのバランスに優れた物性を有する加硫物が得られ、さらに、架橋密度が上がるために圧縮永久歪が改善される。
(【0011】以降は省略されています)
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