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公開番号
2024157842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072449
出願日
2023-04-26
発明の名称
注出キャップ、及び計量カップ付き注出キャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
41/26 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】注出ノズルの向きを気にすることなく内容液を注出させることができる注出キャップ、及び計量カップ付き注出キャップを提案する。
【解決手段】注出キャップ2は、筒状をなし内側に内部通路Tを有していて、内部通路Tの一端部が収容空間S1に向けて開口し内部通路Tの他端部が外界に向けて開口する注出ノズル4fと、注出ノズル4fの内側に設けられ、内部通路Tを複数の通路部分に区画する区画壁4gとを備え、容器10を傾倒姿勢に変位させた状態において、上方に位置する一の通路部分を通して外界からの空気が収容空間S1に導入され、下方に位置する他の通路部分を通して収容空間S1の内容液が外界に向けて注出される。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
内容液が収容される収容空間を有する容器に装着される注出キャップであって、
筒状をなし内側に内部通路を有していて、該内部通路の一端部が前記収容空間に向けて開口し該内部通路の他端部が外界に向けて開口する注出ノズルと、
前記注出ノズルの内側に設けられ、前記内部通路を複数の通路部分に区画する区画壁と、を備え、
前記容器を傾倒姿勢に変位させた状態において、上方に位置する一の前記通路部分を通して外界からの空気が前記収容空間に導入され、下方に位置する他の前記通路部分を通して該収容空間の内容液が外界に向けて注出される注出キャップ。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記注出ノズルは円筒状であって、
前記区画壁は、前記注出ノズルの中心軸線に対して直交する向きに延在する平面に対して正対する向きにおいて十字状である、請求項1に記載の注出キャップ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の注出キャップと、該注出キャップに着脱可能に保持され前記注出ノズルから注出させた内容液の計量を行う計量カップと、を備える計量カップ付き注出キャップであって、
前記注出キャップは、前記容器に対して回転不能に保持されるベースと、該ベースに対して閉鎖位置と開放位置との間で回転可能に保持され、前記注出ノズルを有する回転体と、を備え、
前記ベースは、前記収容空間に通じる外側連通口が設けられた外側周壁を有し、
前記回転体は、前記注出ノズルを取り囲んで該注出ノズルとの間に間隙空間を区画するとともに前記外側周壁の内側に位置する内側周壁と、該内側周壁に設けられ、該回転体を前記閉鎖位置に回転させると前記外側周壁で隠覆され該回転体を前記開放位置に回転させると前記外側連通口と連通して前記間隙空間と前記収容空間とを通じさせる内側連通口とを有し、
前記計量カップは、内容液の計量を行う計量空間を内側に有していて、前記注出キャップに保持された状態において少なくとも一部が該間隙空間に収まる周壁を有する計量カップ付き注出キャップ。
【請求項4】
前記回転体は、回転体ねじ部を有し、
前記計量カップは、前記回転体ねじ部に螺合するカップねじ部を有し、
前記回転体ねじ部と前記カップねじ部が螺合する向きに前記計量カップを回転させると、該回転体が前記開放位置へ回転するとともに該計量カップが該回転体に保持され、該回転体ねじ部と該カップねじ部との螺合が解除される向きに該計量カップを回転させると、該回転体が前記閉鎖位置へ回転するとともに該計量カップが該回転体から脱離される請求項3に記載の計量カップ付き注出キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容液が収容される収容空間を有する容器に装着され、容器を傾倒姿勢に変位させると注出ノズルから内容液が注出される注出キャップ、及び計量カップ付き注出キャップに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば内容液として洗剤や柔軟剤を収容する容器に装着され、容器を傾倒姿勢に変位させると注出ノズルから内容液が注出される注出キャップ、及びこのような注出キャップに計量カップが着脱可能に保持される計量カップ付き注出キャップが既知である(例えば特許文献1参照)。この種の注出キャップには、注出ノズルの軸線方向に沿う向きに延在して注出ノズル及び注出ノズルにつながる壁部を切り欠くスリットが設けられている。このスリットは、例えば計量カップで計り取った内容液が多すぎる場合にこれを容器内に戻す際の導入口として機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-162656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで収容した内容液を注出ノズルから注出させようとして容器を傾倒姿勢に変位させる際、スリットが設けられている部分が下方に位置しているとこのスリットから内容液が溢れるため、スリットが上方に位置することを確認してから容器を傾倒姿勢に変位させる必要がある。すなわち使用者は、内容液を注出させる際に注出ノズルのスリットの位置を確認しなければならないため、操作性の点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、注出ノズルの向きを気にすることなく内容液を注出させることができる注出キャップ、及び計量カップ付き注出キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、内容液が収容される収容空間を有する容器に装着される注出キャップであって、
筒状をなし内側に内部通路を有していて、該内部通路の一端部が前記収容空間に向けて開口し該内部通路の他端部が外界に向けて開口する注出ノズルと、
前記注出ノズルの内側に設けられ、前記内部通路を複数の通路部分に区画する区画壁と、を備え、
前記容器を傾倒姿勢に変位させた状態において、上方に位置する一の前記通路部分を通して外界からの空気が前記収容空間に導入され、下方に位置する他の前記通路部分を通して該収容空間の内容液が外界に向けて注出される注出キャップである。
【0007】
前記注出ノズルは円筒状であって、
前記区画壁は、前記注出ノズルの中心軸線に対して直交する向きに延在する平面に対して正対する向きにおいて十字状であることが好ましい。
【0008】
また本発明は、上述した注出キャップと、該注出キャップに着脱可能に保持され前記注出ノズルから注出させた内容液の計量を行う計量カップと、を備える計量カップ付き注出キャップであって、
前記注出キャップは、前記容器に対して回転不能に保持されるベースと、該ベースに対して閉鎖位置と開放位置との間で回転可能に保持され、前記注出ノズルを有する回転体と、を備え、
前記ベースは、前記収容空間に通じる外側連通口が設けられた外側周壁を有し、
前記回転体は、前記注出ノズルを取り囲んで該注出ノズルとの間に間隙空間を区画するとともに前記外側周壁の内側に位置する内側周壁と、該内側周壁に設けられ、該回転体を前記閉鎖位置に回転させると前記外側周壁で隠覆され該回転体を前記開放位置に回転させると前記外側連通口と連通して前記間隙空間と前記収容空間とを通じさせる内側連通口とを有し、
前記計量カップは、内容液の計量を行う計量空間を内側に有していて、前記注出キャップに保持された状態において少なくとも一部が該間隙空間に収まる周壁を有する計量カップ付き注出キャップでもある。
【0009】
前記回転体は、回転体ねじ部を有し、
前記計量カップは、前記回転体ねじ部に螺合するカップねじ部を有し、
前記回転体ねじ部と前記カップねじ部が螺合する向きに前記計量カップを回転させると、該回転体が前記開放位置へ回転するとともに該計量カップが該回転体に保持され、該回転体ねじ部と該カップねじ部との螺合が解除される向きに該計量カップを回転させると、該回転体が前記閉鎖位置へ回転するとともに該計量カップが該回転体から脱離されることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の注出キャップ、及び計量カップ付き注出キャップは、内部通路を複数の通路部分に区画する区画壁が注出ノズルの内側に設けられているため、注出ノズルの向きを気にすることなく容器を傾倒姿勢に変位させても、その際に上方に位置する一の通路部分を通して外界からの空気を収容空間に導入することができ、下方に位置する他の通路部分を通して内容液を外界に向けて注出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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