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公開番号2024157510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023199744
出願日2023-11-27
発明の名称付着抑制部材、作業具、爪部材及び、付着抑制方法
出願人株式会社大林組,大林道路株式会社,株式会社ヒロテック
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所,個人
主分類E02F 3/40 20060101AFI20241030BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業具に作業対象物が付着することを効果的に抑制する。
【解決手段】建設機械100の作業具20に作業対象物が付着することを抑制する付着抑制部材10であって、撥水性の樹脂材12を表面に有する板状に形成されており、表面が作業具20の作業対象物に接する面の一部をなすように、作業具20の所定部分に設置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
建設機械の作業具に作業対象物が付着することを抑制する付着抑制部材であって、
撥水性の樹脂材を表面に有する板状に形成されており、前記表面が前記作業具の前記作業対象物に接する面の一部をなすように、前記作業具の所定部分に設置される
ことを特徴とする付着抑制部材。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の付着抑制部材であって、
前記樹脂材の前記表面とは反対側の面に接合され、前記所定部分に固定される板状の金属材をさらに備える
ことを特徴とする付着抑制部材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の付着抑制部材を備える作業具であって、
前記建設機械は、バックホウであり、
前記作業具は、前記バックホウのアームの先端に回動可能に取り付けられるとともに、掘削した前記作業対象物を収容する収容部を形成する底板部と側板部とを備えるバケットであり、
前記付着抑制部材が、前記底板部及び、前記側板部の何れか一方又は両方に設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項4】
請求項3に記載の作業具であって、
前記バケットは、前記底板部に複数の桝目が設けられたスケルトンバケットであり、
前記付着抑制部材が、前記底板部の前記桝目が設けられていない部分及び、前記側板部の何れか一方又は両方に設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項5】
請求項3に記載の作業具であって、
前記付着抑制部材は、長方形板状に形成されており、
複数の前記付着抑制部材が、前記底板部に長手方向が前記バケットの回転軸方向と略平行となるように並列に設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項6】
請求項5に記載の作業具であって、
前記底板部は、前記収容部の開口側から延びる平坦面部と、該平坦面部の前記開口側とは反対側の端部から前記収容部の外側に向かって凸となるように湾曲する湾曲面部とを有しており、
複数の前記付着抑制部材が、前記平坦面部と、前記湾曲面部の少なくとも前記平坦面部側の部分とに設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項7】
請求項3に記載の作業具であって、
前記バケットは、前記底板部の端部に接合されて前記収容部の開口縁の一部をなすエッジ板部を備えており、
前記付着抑制部材が、前記底板部及び、前記側板部及び、前記エッジ板部の少なくとも一つ又は全部に設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項8】
請求項7に記載の作業具であって、
前記バケットは、前記エッジ板部の先端にアダプタを介して装着される爪部をさらに備えており、
前記付着抑制部材が、前記底板部及び、前記側板部及び、前記エッジ板部及び、前記爪部の少なくとも一つ又は全部に設置されている
ことを特徴とする作業具。
【請求項9】
請求項8に記載の作業具であって、
前記バケットに設けられ、前記バケットに振動を伝達可能な振動発生装置をさらに備える
ことを特徴とする作業具。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の付着抑制部材を備える作業具であって、
前記建設機械は、ホイールローダであり、
前記作業具は、前記ホイールローダのブームの先端に回動可能に取り付けられるとともに、前記作業対象物を収容する収容部を形成する底板部と側板部とを備えるバケットであり、
前記付着抑制部材が、前記底板部及び、前記側板部の何れか一方又は両方に設置されている
ことを特徴とする作業具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、付着抑制部材、作業具、爪部材及び、付着抑制方法に関し、特に、土砂や泥土等の作業対象物を処理する建設機械に好適な技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
土工事、地盤改良工事、杭工事等においては、バックホウやホイールローダ、アースオーガやアースドリル、ブルドーザ、水平多軸式掘削機、パワーブレンダー等の建設機械を用いた掘削作業が行われる。例えば、バックホウの場合、掘削作業中に、バケットの内面に水を含んだ粘土を含む土質材が付着して堆積すると、バケットの実質的な容量が減少することで、作業効率を低下させる要因となる。
【0003】
このような場合、オペレータはバケットを揺動させたり、或は、バケットに衝撃を与えたりすることにより、バケット内から付着残土を振り落とすことが行われる。しかしながら、バケットの揺動や衝撃の付与は、大きな騒音や振動を発生させるといった課題があり、周辺環境に配慮した施工が求められている。また、バケットの揺動や衝撃の蓄積により、バケット接続部のコネクタやバケット先端部が疲労しやすくなり、一定期間ごとに交換する手間が発生していた。
【0004】
バケット内の付着残土による作業効率の低下は、近年実用化が進められている建設機械の自動運転システムにおいても発生する。自動運転中にシステム側がバケット内の付着残土を逐次把握することは難しく、さらには、自動制御によってバケットを意図的に揺動させることも困難である。このため、自動運転を一定時間以上継続して行った場合には、自動運転を中断し、バケット内を清掃することになる。しかしながら、バケットの清掃は、作業員が建設機械に近づいて行わなければならず、作業員が自動運転中の他の建設機械に接触する等、安全性を十分に確保できない課題がある。
【0005】
バケット内の土付着防止を図る技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1記載の技術では、撥水性の塗膜又はライニング体をバケットの内面全体に設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-164595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、バケットには、湾曲部や溶接によるビード部等がある。このため、特許文献1記載の技術のように、バケットの内面全体にライニング体や塗膜を密着させるように取り付け加工することは実質的に困難である。また、バケットの内面全体にライニング体や塗膜を設ける構成では、掘削時の衝撃等によってライニング体や塗膜が破損した場合に、破損した箇所のみを部分的に補修することは難しい。このため、特許文献1記載の技術では、補修作業を行う際に、バケットを建設機械から取り外す必要があり、掘削を長期に亘って中断しなければならない課題もある。すなわち、建設機械においては、作業具に作業対象物が付着することを効果的に抑制しつつ、取り付け加工性及び補修性を兼ね備えた付着抑制部材の提供が望まれる。
【0008】
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業具に作業対象物が付着することを効果的に抑制しつつ、取り付け加工性及び補修性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の付着抑制部材(10)は、
建設機械(100,200,300,400,500,600,700)の作業具(20,20’,30,40,50,60,70,80)に作業対象物が付着することを抑制する付着抑制部材(10)であって、
撥水性の樹脂材(12)を表面に有する板状に形成されており、前記表面が前記作業具(20,20’,30,40,50,60,70,80)の前記作業対象物に接する面の一部をなすように、前記作業具(20,20’,30,40,50,60,70,80)の所定部分に設置される
ことを特徴とする。
【0010】
本開示の他の態様の付着抑制部材(10)は、
前記樹脂材(12)の前記表面とは反対側の面に接合され、前記所定部分に固定される板状の金属材(11)をさらに備える
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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