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公開番号
2024156668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2024107850,2022123679
出願日
2024-07-04,2017-08-31
発明の名称
回収プローブ及びその使用のための方法
出願人
ボード オブ リージェンツ ザ ユニヴァーシティ オブ テキサス システム
代理人
弁理士法人特許事務所サイクス
主分類
A61B
10/02 20060101AFI20241029BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】分子分析を使用した対象の複数の組織部位からの組織サンプルを評価するための方法及びデバイスが提供される。
【解決手段】特定の態様において、実施形態のデバイスは、液体組織サンプルの回収及びマススペクトロメトリー分析のためのサンプルの送達を可能にさせる。溶媒を含むチャンバーと;加圧ガス供給部と;マススペクトロメーターと;リザーバー、第1の導管、第2の導管及び第3の導管を備えたプローブとを備える。リザーバーは、第1の導管、第2の導管及び第3の導管と流体連結しており;第1の(溶媒)導管は、チャンバーと流体連結しており;第2の(ガス)導管は、加圧ガス供給部と流体連結しており;第3の(回収)導管は、マススペクトロメーターと流体連結している。
【選択図】図1E
特許請求の範囲
【請求項1】
マススペクトロメトリー分析のためのサンプルを作製するための装置であって、
溶媒を含むチャンバーと;
加圧ガス供給部と;
マススペクトロメーターと;
リザーバー、第1の導管、第2の導管及び第3の導管を備えたプローブと
を含み、
前記リザーバーは、前記第1の導管、前記第2の導管及び前記第3の導管と流体連結しており;
前記第1の導管は、前記チャンバーと流体連結しており;
前記第2の導管は、加圧ガス供給部と流体連結しており;
前記第3の導管は、前記マススペクトロメーターと流体連結している、前記装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記装置は、イオン化源と連結されていない、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
イオン化源とさらに連結されている、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記プローブは、手持ち型であるように設計されたハウジングに含まれる、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記プローブは、腹腔鏡手術デバイスと連結されるよう設計されたハウジングに含まれる、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記リザーバーは、前記溶媒の液滴を形成し、保持するよう構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記加圧ガス供給部は、0.1psigから5.0psigの間の圧力でガスを前記プローブに提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記加圧ガス供給部は、0.5psigから2.5psigの間の圧力でガスを前記プローブに提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記加圧ガス供給部は、100psig未満の圧力でガスを前記プローブに提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記加圧ガス供給部は、空気、窒素または二酸化炭素を前記プローブに提供する、請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2016年9月2日に出願した米国特許仮出願第62/383,234号;2016年10月21日に出願した同第62/411,321号;及び2017年2月23日に出願した同第62/462,524号の利益を主張するものであり、これらの文献のそれぞれは参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
本発明は、米国国立衛生研究所により授与された助成金第R00 CA190783号の下、政府の支援を受けてなされた。政府は、本発明に一定の権利を有する。
【0003】
1.発明の分野
本発明は、概して医学、分子生物学及び生化学の分野に関する。特に、本発明は、マススペクトロメトリーを使用した組織サンプルの評価のための方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0004】
2.関連技術の説明
臨床診断は、手術前、手術中、及び手術後、患者の処置過程のいくつかのその他の段階において組織サンプルの評価により一般に行われる。組織評価は、がん患者の診断及び管理において極めて重要である。摘出組織の術中病理評価は、例えば、さまざまながん手術における診断及び切除断片評価のために慣行的に行われている。切除された組織試料は、組織調製、染色、及び評価のために「凍結部屋」と呼ばれることも多い近くの部屋に送られる。組織試料は、凍結され、切断され、染色され、専門家の病理医によって光学顕微鏡を使用して調べられ、病理医は、切除断片ががん細胞を含む(断端陽性)か、または含まない(断端陰性)かを注意深く評価する。術中の凍結切片分析は、数十年間、臨床実務において行われてきたが、これには、多くの問題がある。凍結アーチファクトが組織処理中に生じ、組織構造及び細胞形態を害し、それにより病理学的解釈を複雑にする。さらに、特定の腫瘍細胞は、それらの増殖及び形状の非定型パターンのために識別するのが非常に難しい。分子アプローチは、組織サンプルの極めて正確で、場合によってはリアルタイムの評価をもたらすであろう。しかしながら、今まで、組織サンプルの有効な分子評価を提供する十分なデバイスまたは技法が開発されていない。
【発明の概要】
【0005】
第1の実施形態において、マススペクトロメトリープロフィールを得るための方法であって、プローブを使用して、固定または個別の体積の溶媒をアッセイ部位(例えば、組織部位)に適用することと、適用された溶媒を回収するためにプローブを使用して、液体サンプルを得ることと、液体サンプルをマススペクトロメトリー分析に供すること、とを含む、方法が提供される。さらに別の実施形態において、組織サンプルを評価するための方法であって、対象の複数の組織部位から複数の液体サンプルを得ることと、複数の液体サンプルをマススペクトロメトリーに供することと、を含む、方法が提供される。
【0006】
さらに別の実施形態は、マススペクトロメトリー分析のためのサンプルを(例えば、組織から)得るための装置であって、本装置は、溶媒を含むチャンバーと;加圧ガス供給部と;マススペクトロメーターと;リザーバー、第1の導管、第2の導管及び第3の導管を備えたプローブとを備え、リザーバーは、第1の導管、第2の導管及び第3の導管と流体連結しており;第1の(溶媒)導管は、チャンバーと流体連結しており;第2の(ガス)導管は、加圧ガス供給部と流体連結しており;第3の(回収)導管は、マススペクトロメーターと流体連結している、装置を提供する。別の態様において、マススペクトロメーターはサンプル分析を提供するコンピュータと通信状態にある。特定の態様において、各サンプル分析の結果は、コンピュータからの視覚的または聴覚的出力によって提供される。例えば、コンピュータによる各サンプル分析の結果は、照射される異なるように染色された光によって、または生成される音の異なる周波数によって示されてもよい。いくつかの態様において、マススペクトロメーターは、可動式マススペクトロメーターである。別の態様において、マススペクトロメーターは、無停電電源(例えば、バッテリー電源)を備えることが可能である。さらなる態様において、マススペクトロメーターは、機器の真空を維持するために閉鎖されてもよい入口を備える。さらに別の態様において、マススペクトロメーターは、(例えば、汚染を阻止するために)メッシュフィルターによってプローブから隔てられる。
【0007】
いくつかの態様において、リザーバーは、溶媒の液滴を形成するよう構成される。特定の態様において、加圧ガス供給部は、0.1psigから5.0psigの間の圧力でガスをプローブに提供する。別の態様において、加圧ガス供給部は、0.5psigから2.5psigの間の圧力でガスをプローブに提供する。いくつかの態様において、加圧ガス供給部は、空気をプローブに提供する。他の態様において、加圧ガス供給部は、窒素または二酸化炭素などの不活性ガスをプローブに提供する。
【0008】
さらなる態様において、本装置は、溶媒をチャンバーから第1の導管を移動させるよう構成されたポンプをさらに備える。別の態様において、本装置は、第3の導管からマススペクトロメーターへの流れを制御するよう構成された第1のバルブを備えてもよい。いくつかの態様において、第1のバルブが開放位置にあるとき、第3の導管は、真空下にある。他の態様において、本装置は、第2の導管を通る加圧ガスの流れを制御するよう構成された第2のバルブを備えてもよい。
【0009】
特定の態様において、溶媒は、水及び/またはエタノールを含んでもよい。いくつかの態様において、プローブは、ポリジメチルシロキサン(PDMS)及び/またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成される。いくつかの態様において、プローブは、使い捨てである。特定の態様において、プローブは、取り出し可能な回収先端部を含んでもよい(例えば、プローブから取り出すことができる)。別の態様において、プローブは、プローブの位置を追跡するよう構成された追跡デバイスを備える。いくつかの態様において、リザーバーは、1マイクロリットルから500マイクロリットルの間、約1マイクロリットルから100マイクロリットルの間または約2マイクロリットルから50マイクロリットルの間の体積を有する。さらなる態様において、リザーバーは、5.0マイクロリットルから20マイクロリットルの間の体積を有する。
【0010】
さらなる態様において、装置は、第1の導管を通るチャンバーからリザーバーへの溶媒流(例えば、固定または個別の体積の溶媒の流れ)、第2の導管を通る加圧ガス供給部からリザーバーへの加圧ガス流、及び第3の導管を通るリザーバーからマススペクトロメーターへのサンプル流を制御するよう構成された制御システムをさらに備えてもよい。いくつかの態様において、制御システムは、1から3秒の間の時間、毎分100から5000マイクロリットルの間(例えば、毎分200から400マイクロリットルの間)の流量に溶媒流を制御するよう;10から15秒の間の時間、1から10psigの間の流量に加圧ガス流を制御するよう;及び10から15秒の間の時間、サンプル流を制御するよう構成される。例えば、いくつかの態様において、制御システムは、溶媒流を開始するためのトリガーまたはボタンを備える。別の態様において、制御システムは、溶媒流を開始するための(すなわち、足の動作によって動作させることができる)ペダルを備える。当業者は、第1及び/または第2の導管の長さがシステムの特定の使用に合うよう調節できることを認識するであろう。さらに別の態様において、制御システムは、第1の導管を通るチャンバーからリザーバーへの溶媒流(例えば、固定された時間の間の流量)を制御するよう構成される。別の態様において、実施形態の装置は、(例えば、組織を破壊するに足りる量の)超音波または振動エネルギーを産生するためのデバイスを含まない。
(【0011】以降は省略されています)
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