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公開番号2024156416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070857
出願日2023-04-24
発明の名称給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20241029BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】人が動いて浴槽内の浴槽水の水位が安定しない場合でも、ふろ循環回路内の洗浄動作を早く開始させることができる給湯機を提供する。
【解決手段】浴槽50内の浴槽水の水位を検出する水位センサ59と、浴室内の人の動きを検出する人感センサ75と、浴槽50内から浴槽水を取り出して浴槽50内に戻すふろ循環回路51と、ふろ循環回路51に浴槽水を循環させるふろ循環ポンプ52と、ふろ循環回路51を洗浄する循環用微細気泡発生装置54及び注水用微細気泡発生装置55と、あらかじめ設定された、洗浄動作を開始させる基準範囲を外れた水位低下が水位センサ59により検出された場合であっても、人感センサ75により人の動きが検出された場合には、循環用微細気泡発生装置54、注水用微細気泡発生装置55及びふろ循環ポンプ52を動作させて洗浄動作を開始させる制御部70と、を備える。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
浴槽内の浴槽水の水位を検出する水位検出手段と、
浴室内の人の動きを検出する人体動作検出手段と、
前記浴槽内から前記浴槽水を取り出して前記浴槽内に戻すふろ循環回路と、
前記ふろ循環回路に前記浴槽水を循環させるポンプと、
前記ふろ循環回路を洗浄する洗浄手段と、
あらかじめ設定された、洗浄動作を開始させる基準範囲を外れた水位低下が前記水位検出手段により検出された場合であっても、前記人体動作検出手段により人の動きが検出された場合には、前記洗浄手段及び前記ポンプを動作させて前記洗浄動作を開始させる制御手段と、を備える、給湯機。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記浴槽内の前記浴槽水の水位及び湯温を保つためのふろ自動運転の実行中には、前記洗浄動作の開始を禁止する、
請求項1に記載の給湯機。
【請求項3】
前記制御手段は、前記水位検出手段により検出された水位が、あらかじめ設定された、洗浄開始水位以上の場合には、前記洗浄動作の開始を禁止する、
請求項1に記載の給湯機。
【請求項4】
前記洗浄動作の開始の判定に、前記人体動作検出手段を使用するか否かを使用者に入力させる入力手段を備える、請求項1に記載の給湯機。
【請求項5】
前記制御手段は、前記水位低下が検出された時点よりも、あらかじめ設定された基準時間前から、前記人体動作検出手段により人の動作が連続して検出された場合に、前記洗浄動作の開始させる、請求項1に記載の給湯機。
【請求項6】
前記基準時間を使用者に入力させる入力手段を備える、請求項5に記載の給湯機。
【請求項7】
あらかじめ設定された、前記洗浄動作を開始させる前記基準範囲を外れた水位低下が前記水位検出手段により検出され、前記人体動作検出手段により人の動きが検出された場合に、使用者に前記洗浄動作の開始を報知する報知手段を備える、
請求項1に記載の給湯機。
【請求項8】
あらかじめ設定された、前記洗浄動作を開始させる前記基準範囲を外れた水位低下が前記水位検出手段により検出され、前記人体動作検出手段により人の動きが検出された場合に、前記洗浄動作の開始の可否を使用者に入力させる入力手段を備え、
前記制御手段は、前記入力手段に前記洗浄動作の開始が可の旨の入力があった場合に、前記洗浄動作を開始させる、請求項1に記載の給湯機。
【請求項9】
前記洗浄動作の停止指示を使用者に入力させる入力手段を備え、
前記制御手段は、前記入力手段に前記停止指示が入力された場合に、前記洗浄動作を停止させる、請求項1に記載の給湯機。
【請求項10】
前記基準範囲を使用者に入力させる入力手段を備える、請求項1に記載の給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
浴槽に貯留された湯水(以下、「浴槽水」として説明する)の追いだき機能がある給湯機は、貯湯タンク内に貯留された高温水を貯湯タンクの上部から下部に循環させる熱源用循環回路、浴槽水を循環させるふろ循環回路、及び追いだき用熱交換器を備えている。このような給湯機では、浴槽水中の皮脂又は角質等の汚れがふろ循環回路又は追いだき用熱交換器の内面に付着し、熱交換効率の低下又は配管の詰りによる浴槽水の循環不良などを引き起こすことがあるため、入浴後にふろ循環回路内を洗浄する機能を設けている。
【0003】
特許文献1には、入浴人数と湯温に応じて浴槽内に溶出した皮脂量を推定し、浴槽の排水を検知した場合に、配管洗浄運転を実行する給湯システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-183882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された給湯システムにおいては、入浴後に人が浴槽内に居ながら、排水をしつつ、浴槽壁面をスポンジ等で掃除したり、シャワーをかけながら浴槽内を掃除するような場合を想定すると、水位低下が遅くなったり、水位低下の検知に変動が生じることがあり、単純に浴槽の排水を検知しただけでは洗浄運転が実施できない。特に、浴槽水を利用して配管の循環洗浄を行う給湯機において、入浴中における浴槽からの出浴で洗浄が動作しないように水位低下に基準を設けて区別している場合、排水検知が遅れてふろ循環回路内の洗浄動作の開始が遅くなり、ふろ循環回路内の洗浄が十分に行われないという問題がある。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、人が動いて浴槽内の浴槽水の水位が安定しない場合でも、ふろ循環回路内の洗浄動作を早く開始させることができる給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の給湯機は、浴槽内の浴槽水の水位を検出する水位検出手段と、浴室内の人の動きを検出する人体動作検出手段と、浴槽内から浴槽水を取り出して浴槽内に戻すふろ循環回路と、ふろ循環回路に浴槽水を循環させるポンプと、ふろ循環回路を洗浄する洗浄手段と、あらかじめ設定された、洗浄動作を開始させる基準範囲を外れた水位低下が水位検出手段により検出された場合であっても、人体動作検出手段により人の動きが検出された場合には、洗浄手段及びポンプを動作させて洗浄動作を開始させる制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の給湯機によれば、人が動いて浴槽内の浴槽水の水位が安定しない場合でも、ふろ循環回路内の洗浄動作を早く開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1の貯湯式給湯機の構成を説明する図である。
実施の形態1の貯湯式給湯機に用いられるリモコンの構成を説明する図である。
実施の形態1の貯湯式給湯機に用いられる制御部の動作について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。なお、以下の説明において、「水」、「湯」、「温水」、「湯水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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