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公開番号
2024155733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024019381
出願日
2024-02-13
発明の名称
路面信号機
出願人
アトラス埋込型信号機株式会社
代理人
個人
主分類
E01F
9/547 20160101AFI20241024BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】横断歩道の路面に設置される路面信号機を提供する。
【解決手段】路面信号機は、上部が開放される下部ハウジング10と、下部ハウジング10の内部に配置され、上面に複数のLED21が装着される回路基板20と、回路基板の上側に配置されるインナーレンズ部30と、インナーレンズ部30の上部及び側面を囲むように配置され、下部ハウジングの上部を覆うアウターレンズ部40とを含む。インナーレンズ部は、下方に突出する複数のドーム部31を含み、ドーム部31は、下面から下方に突出するように凸設される下部ドーム部32と、下部ドーム部32が形成される部位の上面から下方に陥没するように凹設される上部ドーム部33とを含み、下部ドーム部32の最下端は、LEDのそれぞれの上側に配置され、LEDから発散する光は、下部ドーム部及び上部ドーム部を透過すると平行な光線となるように屈折し、アウターレンズ部を透過して外部に照射される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
上部が開放される下部ハウジングと、
前記下部ハウジングの内部に配置され、上面に複数のLEDが装着される回路基板と、
前記回路基板の上側に配置され、下方に突出する複数のドーム(Dome)部が形成されるインナーレンズ部と、
前記インナーレンズ部の上部及び側面を囲むように配置され、前記下部ハウジングの上部を覆うアウターレンズ部とを含み、
前記インナーレンズ部は、複数のドーム部を格子状に区画する遮断板を含み、
前記遮断板は、前記ドーム部の縁部から上方及び下方に延設され、
前記ドーム部は、
下面から下方に突出するように凸設される下部ドーム部と、
前記下部ドーム部が形成される部位の上面から下方に陥没するように凹設される上部ドーム部とを含み、前記下部ドーム部の最下端は、前記LEDのそれぞれの上側に配置され、
各LEDから発散する光は、前記遮断板により隣接するドーム部への移動が遮断され、前記LEDの上側に配置されるドーム部に照射され、
前記LEDから発散する光は、前記下部ドーム部及び上部ドーム部を透過すると平行な光線となるように屈折し、前記アウターレンズ部を透過して外部に照射されることを特徴とする路面信号機。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記上部ドーム部は、上部から下部に行くにつれて直径が次第に小さくなる複数の円板状の凹部が上下方向に積層される形状に形成され、
複数の円板状の凹部は、同心円をなし、最下端の円板状の凹部が前記下部ドーム部において下方に最も突出する最下端の上側に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の路面信号機。
【請求項3】
複数の円板状の凹部は、直径方向が前記LEDに対する垂直線から傾斜した方向に配置され、
前記LEDから発散する光は、前記ドーム部を透過すると前記LEDに対する垂直線から傾斜した方向に平行な光線となるように屈折し、その後前記アウターレンズ部を透過して外部に照射されることを特徴とする、請求項2に記載の路面信号機。
【請求項4】
複数の円板状の凹部は、直径方向が前記LEDに対する垂直線と直交する方向に配置され、
前記アウターレンズ部の下面には、傾斜突起が凸設され、
前記LEDから発散する光は、前記ドーム部を透過すると前記LEDに対する垂直線と平行な光線となるように屈折し、その後前記傾斜突起により傾斜した方向に屈折及び透過して外部に照射されることを特徴とする、請求項2に記載の路面信号機。
【請求項5】
前記回路基板の下側に配置される放熱板をさらに含み、
前記インナーレンズ部は、前記放熱板が下側に配置される前記回路基板に固定結合され、
前記回路基板を支持する前記放熱板は、上側に配置される前記アウターレンズ部に固定結合され、
前記アウターレンズ部は、前記下部ハウジングのフランジ部に支持されて固定結合され、
前記放熱板と前記下部ハウジングの底面は、互いに離隔され、その間に空気が流動する空き空間が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の路面信号機。
【請求項6】
前記下部ハウジングの下面には、前記下部ハウジングの内部に連通するように中空状のベント突起が下方に凸設され、
前記ベント突起には、エアベントキャップが結合され、
前記放熱板から発生する高温の空気は、前記ベント突起及びエアベントキャップを介して外部に排出されることを特徴とする、請求項5に記載の路面信号機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、路面信号機に関し、特に横断歩道の路面に設置され、信号機の信号を外部に表示する路面信号機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、横断歩道は、車両が通る道路を安全に横断できるようにするものであり、道路の交差点部分や、その他の道路横断者が多い場所に主に設置される。
【0003】
通常、このような横断歩道には、周期的に停止信号と横断信号を表示する横断歩道信号機が設置される。前記横断歩道信号機は、支柱により路面から一定の高さに設置される。
【0004】
前記横断歩道信号機は歩行者の目の高さに合わせて設置されるものであるが、頭を上げなければ信号を確認することができないので、例えば頭を下げて携帯電話を使用している歩行者は、信号の変化を迅速に認知できないことがよくある。その場合、歩行者は、横断信号であるにもかかわらず横断できないこともあり、しばらくしてから横断信号を認知し、急いで横断しようとして車両と衝突する事故が発生することもある。
【0005】
これらの問題を解決すべく、最近は、横断歩道の路面に横断歩道信号機と連動して制御される路面型歩行信号機補助装置を埋設することにより、頭を下げている歩行者も信号機の信号の変化を明確かつ迅速に認知できるようにしている。しかし、従来の路面型歩行信号機補助装置は、横断歩道の両端の傾斜した路面に埋設されるという特性上、信号を待機する歩行者は、路面型歩行信号機補助装置を容易に識別できないので、路面型歩行信号機補助装置の本来の機能を十分に発揮できず、逆に車両運転者は、路面型歩行信号機補助装置を容易に識別できるので、運転者が見る信号機と路面型歩行信号機補助装置の異なる信号の色により安全運転を妨害するという問題があった。
【0006】
これらの問題を解決すべく、2019年3月に韓国警察庁の審議を経た路面型歩行信号機補助装置標準指針によれば、光が照射される方向が歩道の方向に10度傾くように設計しなければならない。
【0007】
一方、従来の路面信号機は、LEDから発散する光が均一に傾斜した形態での外部への照射が完璧ではなく、LEDから発生する熱によりLEDの寿命が短縮されるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
韓国登録特許第10-2210147号公報
韓国公開特許第10-2023-0021280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、LEDから発散する光が均一に傾斜した形態で外部に照射されるようにすることができ、LEDから発生する熱を放熱してLEDの寿命を延長することのできる路面信号機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の路面信号機は、上部が開放される下部ハウジングと、前記下部ハウジングの内部に配置され、上面に複数のLEDが装着される回路基板と、前記回路基板の上側に配置されるインナーレンズ部と、前記インナーレンズ部の上部及び側面を囲むように配置され、前記下部ハウジングの上部を覆うアウターレンズ部とを含み、前記インナーレンズ部は、下方に突出する複数のドーム(Dome)部を含み、前記ドーム部は、下面から下方に突出するように凸設される下部ドーム部と、前記下部ドーム部が形成される部位の上面から下方に陥没するように凹設される上部ドーム部とを含み、前記下部ドーム部の最下端は、前記LEDのそれぞれの上側に配置され、前記LEDから発散する光は、前記下部ドーム部及び上部ドーム部を透過すると平行な光線となるように屈折し、前記アウターレンズ部を透過して外部に照射されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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