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公開番号2024162809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078720
出願日2023-05-11
発明の名称FRP仮設舗装版
出願人宮地エンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01C 9/08 20060101AFI20241114BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】既存の緊張材に断面欠損が生じている場合にも適用できる、緊張材定着具を提供する。
【解決手段】矩形状の下板と、前記下板の長手方向の両端部の前記下板の上面に配置する端部補強材と、前記下板の短手方向の両端部に沿って、前記下板の上面に配置する長手補強材と、2本の前記長手補強材の間の前記下板の上面に、前記長手補強材と直交して配置する複数本の短手補強材と、前記端部補強材、前記長手補強材及び前記短手補強材の上部に配置する矩形状の上板と、を有し、前記下板、前記端部補強材、前記長手補強材、前記短手補強材及び前記上板はいずれも繊維強化樹脂製である、FRP仮設舗装版。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
矩形状の下板と、
前記下板の長手方向の両端部の前記下板の上面に配置する端部補強材と、
前記下板の短手方向の両端部に沿って、前記下板の上面に配置する長手補強材と、
2本の前記長手補強材の間の前記下板の上面に、前記長手補強材と直交して配置する複数本の短手補強材と、
前記端部補強材、前記長手補強材及び前記短手補強材の上部に配置する矩形状の上板と、を有し、
前記下板、前記端部補強材、前記長手補強材、前記短手補強材及び前記上板はいずれも繊維強化樹脂製である、
FRP仮設舗装版。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記端部補強材、前記長手補強材及び前記短手補強材と、前記上板との間に配置する上板補強板を有し、
前記上板補強板は繊維強化樹脂製であることを特徴とする、
請求項1に記載のFRP仮設舗装版。
【請求項3】
前記上板の上面は、薄層舗装が施されていることを特徴とする、
請求項2に記載のFRP仮設舗装版。
【請求項4】
前記下板の下面の長手方向に配置するゴム支承を有することを特徴とする、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のFRP仮設舗装版。
【請求項5】
前記端部補強材と前記長手補強材の端部との間に、前記端部補強材に沿って配置する支点部補強材を有し、
前記支点部補強材は繊維強化樹脂より強度が高い部材であり、
前記支点部補強材と前記ゴム支承を貫通する貫通孔を有することを特徴とする、
請求項4に記載のFRP仮設舗装版。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート床版の上面の舗装に代えて仮設で配置する、FRP仮設舗装版に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
日本の高速道路の多くは開通から数十年が経過しており、老朽化が進んでいる。
老朽化が進むと、安全性や走行性能が低下するため、その対策として高速道路の更新工事が行われている。
高速道路上で自動車が走行する路面は、コンクリート床版の上面に舗装を施して構築される。このため、高速道路の更新工事において、コンクリート床版の更新と上面の舗装は非常に重要な工程である。
【0003】
一般的な高速道路のコンクリート床版の更新工事は、以下の手順で行われる。
(1)既設のコンクリート床版の撤去
(2)新しいコンクリート床版の設置
(3)隣り合うコンクリート床版間の間詰部へのコンクリートの打設
(4)間詰部のコンクリート硬化後、設置した新しいコンクリート床版の上面の防水工及び舗装
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-239365公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンクリート床版は高速道路の路面を支えており、コンクリート床版の更新は、高速道路の安全性と快適性に直結するため、精密な工事が必要である。
しかし、交通量が多い場所の更新工事は通常、深夜から早朝にかけて通行規制を伴って行われるため、短い工期で交通を確保することが求められる。
上述の一般的な更新工事は、新しいコンクリート床版を設置し、隣り合うコンクリート床版間の間詰部にコンクリートを打設・養生した後、上面の防水工及び舗装を行うまで交通を確保することができない。
【0006】
本発明は、コンクリート床版の更新工事において、コンクリート床版の上面の舗装を行う前に交通を確保することができる、FRP仮設舗装版を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のFRP仮設舗装版は、矩形状の下板と、前記下板の長手方向の両端部の前記下板の上面に配置する端部補強材と、前記下板の短手方向の両端部に沿って、前記下板の上面に配置する長手補強材と、2本の前記長手補強材の間の前記下板の上面に、前記長手補強材と直交して配置する複数本の短手補強材と、前記端部補強材、前記長手補強材及び前記短手補強材の上部に配置する矩形状の上板と、を有し、前記下板、前記端部補強材、前記長手補強材、前記短手補強材及び前記上板はいずれも繊維強化樹脂製である。
前記端部補強材、前記長手補強材及び前記短手補強材と、前記上板との間に配置する上板補強板を有し、前記上板補強板は繊維強化樹脂製であってもよい。
前記上板の上面は、薄層舗装が施されていてもよい。
前記下板の下面の長手方向に配置するゴム支承を有してもよい。
前記端部補強材と前記長手補強材の端部との間に、前記端部補強材に沿って配置する支点部補強材を有し、前記支点部補強材は繊維強化樹脂より強度が高い部材であり、前記支点部補強材と前記ゴム支承を貫通する貫通孔を有してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)コンクリート床版の上面の舗装に代えて仮設でFRP仮設舗装版を配置することにより、舗装を行う前に交通を確保することができる。
(2)構成する部材をほぼ繊維強化樹脂製にすることにより、軽量な舗装版とすることができる。
(3)FRP仮設舗装版の上面に薄層舗装を施すことにより、並列して配置するだけで、仮舗装を行わなくても交通を確保することができる。
(4)隣り合うコンクリート床版間の間詰部の上部に亘ってFRP仮設舗装版を配置することで、間詰部へのコンクリート打設を行わなくても交通を確保することができる。また、打設後の養生時にも通行が可能となる。
(5)複数のコンクリート床版に亘ってまとめて防水工と舗装を行う事で目地をなくすことができ、コンクリート床版上への浸水を防止し、コンクリート床版の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のFRP仮設舗装版の斜視図
本発明のFRP仮設舗装版の分解斜視図(1)
本発明のFRP仮設舗装版の分解斜視図(2)
本発明のFRP仮設舗装版の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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