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公開番号2024156424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070869
出願日2023-04-24
発明の名称縁石保護材
出願人早川ゴム株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E01C 9/08 20060101AFI20241029BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】敷地の高さがL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面と同程度の高さであっても固定可能な縁石保護材を提供する。
【解決手段】縁石保護材1は、L形側溝ブロック210の立ち上がり部212の上面212cに沿って敷地300に達するまで延びる上側カバー部2と、上側カバー部2における道路100側の端部から下方へ突出し、立ち上がり部212における道路100側に位置する側面212aを覆う側方カバー部3と、上側カバー部2における敷地300側の部分に設けられ、敷地300に固定具10によって機械固定される機械固定部4とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
道路側から敷地側へ向かって下降傾斜するように形成された傾斜部と当該傾斜部の敷地側の端部から上方へ突出する立ち上がり部とを有するL形側溝ブロックで構成された縁石を保護する縁石保護材であって、
前記立ち上がり部の上面に沿って敷地に達するまで延びる上側カバー部と、
前記上側カバー部における道路側の端部から下方へ突出し、前記立ち上がり部における道路側に位置する側面を覆う側方カバー部と、
前記上側カバー部における敷地側の部分に設けられ、敷地に固定具によって機械固定される機械固定部とを備えている、縁石保護材。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の縁石保護材において、
前記機械固定部は、敷地に差し込まれる前記固定具よって当該敷地に固定される部分である、縁石保護材。
【請求項3】
請求項2に記載の縁石保護材において、
前記機械固定部は、上方に開放する固定溝部と、当該固定溝部の底部を上下方向に貫通するとともに前記固定具が差し込まれる貫通孔とを有しており、
前記固定溝部は、前記固定具が有する頭部を収容可能に形成されている、縁石保護材。
【請求項4】
請求項3に記載の縁石保護材において、
前記固定溝部の深さは、前記固定具が有する頭部の高さ方向の寸法以上に設定されている、縁石保護材。
【請求項5】
請求項3に記載の縁石保護材において、
前記上側カバー部の上面における前記固定溝部よりも敷地内側部分は、当該上側カバー部の端部に近づくほど下に位置するように下降傾斜した傾斜面で構成されている、縁石保護材。
【請求項6】
請求項5に記載の縁石保護材において、
前記傾斜面には、複数の凹部または凸部が互いに間隔をあけて形成されている、縁石保護材。
【請求項7】
請求項1に記載の縁石保護材において、
前記上側カバー部には、平面視で前記立ち上がり部の敷地側の端部と重複する部分に、上方に開放して前記縁石の延長方向に延びるとともに前記上側カバー部の屈曲変形の起点となる屈曲変形用溝部が形成されている、縁石保護材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、道路の縁石を保護する縁石保護材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
通常、道路の端には、当該道路に隣接する敷地との境界を画定するための縁石が設けられている。縁石を構成している縁石ブロックには様々な形状のものがあるが、例えばL形側溝ブロックと呼ばれるコンクリート製の部材が知られている。L形側溝ブロックは、隣接する敷地側へ向かって下降傾斜するように形成された傾斜部と、傾斜部の敷地側の端部から上方へ立ち上がる立ち上がり部とを有しており、傾斜部と立ち上がり部とによって雨水等が流通可能な側溝が形成されている。
【0003】
このL形側溝ブロックの立ち上がり部に隣接した敷地で例えば建設工事等が行われる場合がある。この場合、工事車両等が道路からL形側溝ブロック上を通って敷地へ入ったり、敷地からL形側溝ブロック上を通って道路へ出たりすることが頻繁に行われる。この工事車両の通行によりL形側溝ブロックが傷むおそれがあるので、例えば特許文献1に開示されているような縁石マットをL形側溝ブロック上に設置し、L形側溝ブロックを保護することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-123938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の縁石マットは、L形側溝ブロックで形成される側溝内に配置される主段差解消部と、敷地内に配置される副段差解消部と、主段差解消部から副段差解消部まで延びるとともにL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面に配置される上面カバー部とを有する一体構造となっている。このうち、敷地内に配置される副段差解消部は、下へ突出する形状となっており、この副段差解消部と主段差解消部との間にL形側溝ブロックの立ち上がり部をはめ込むことにより、特許文献1の縁石マットをL形側溝ブロックに固定可能にしている。
【0006】
したがって、特許文献1の縁石マットは、敷地の高さがL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面の高さよりも低いことが設置の条件となる。しかしながら、現場によっては、敷地の高さがL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面と同じ高さの場合があり得る。このような現場では、特許文献1の縁石マットの副段差解消部が正規の設定位置から上がった状態になるので、L形側溝ブロックの立ち上がり部を副段差解消部と主段差解消部との間にはめ込むことができず、車両の通過時等に縁石マットが動きやすくなる。
【0007】
このことを回避するためには、敷地の高さをL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面よりも低くする必要があるが、敷地の高さを低くするという作業は簡単な作業ではなく、現地で非常に手間がかかる。また、敷地の高さを低くする際に金属製のスコップ等を使用すると、縁石ブロックをスコップで傷つけてしまう可能性もあるので、敷地の高さを低くする作業はできるだけ行いたくないという事情もある。
【0008】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、敷地の高さがL形側溝ブロックの立ち上がり部の上面と同程度の高さであっても固定可能な縁石保護材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、道路側から敷地側へ向かって下降傾斜するように形成された傾斜部と当該傾斜部の敷地側の端部から上方へ突出する立ち上がり部とを有するL形側溝ブロックで構成された縁石を保護するための縁石保護材を前提とすることができる。
【0010】
前記縁石保護材は、前記L形側溝ブロックの前記立ち上がり部の上面に沿って敷地に達するまで延びる上側カバー部と、前記上側カバー部における道路側の端部から下方へ突出し、前記立ち上がり部における道路側に位置する側面を覆う側方カバー部と、前記上側カバー部における敷地側の部分に設けられ、敷地に固定具によって機械固定される機械固定部とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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