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公開番号
2024146072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058780
出願日
2023-03-31
発明の名称
転圧機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
E01C
19/26 20060101AFI20241004BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】オペレータの前部転圧輪に対する視認性を確保した上で、散布装置から散布された液剤がオペレータに降りかかることを軽減できる転圧機械を提供する。
【解決手段】車体前部にエンジンルーム16を画成してHSTのエンジン22等を収容する一方、前部転圧輪3fの外周面に向けて散布装置13,14から水A2及び溶剤A1を散布する。車体2のエンジンルーム16の右側に前斜め下方へと延びる開口部19を形成し、その上部後端19aを運転席8側に開口させ、下部前端19bを前部転圧輪3fに相対向させる。エンジンルーム16内で冷却ファン23により後方から前方へと流通する冷却風Cを生起してエンジン22を冷却すると共に、エンジンルーム16の右側面16aに貫設した排風口28を経て、エンジンルーム16内の冷却風Cを排風Dとして開口部19内に排出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車体に設けられる前部転圧輪と、
前記車体に設けられ、前記前部転圧輪の外周面に向けて液剤を散布するための散布ノズルと、
前記車体に設けられ、前記前部転圧輪よりも後方に位置する運転席と、
前記車体に設けられる機器収容室と、
前記機器収容室内に搭載され、冷却風を生起する送風ファンと、
を備え、
前記前部転圧輪の少なくとも一部が運転席側に向かって露出するように構成された転圧機械において、
前記送風ファンにより生起された前記冷却風を前記原動機室内から車幅方向の車体外方に向かって排出可能な排風口を備え、
前記排風口は、前記散布ノズルと前記運転席との間に設けられていることを特徴とする転圧機械。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記排風口は、前記機器収容室を画定する車幅方向の側板に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の転圧機械。
【請求項3】
前記排風口は、複数条のスリットからなる
ことを特徴とする請求項3に記載の転圧機械。
【請求項4】
前記複数条のスリットは、それぞれ前記運転席側から前記前部転圧輪側へと前斜め下方に向けて延設されている
ことを特徴とする請求項5に記載の転圧機械。
【請求項5】
前記送風ファンは、前記機器収容室内の後方から前方へと流通する前記冷却風を生起し、
前記機器収容室内には、前記送風ファンにより生起された後方から前方へと流通した冷却風を前記排風口へと案内する案内板が設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の転圧機械。
【請求項6】
原動機と、
前記原動機の冷却水を冷却するための熱交換器と、
前記原動機により駆動される油圧ポンプと、
を備え、
前記送風ファンは、前記機器収容室内の後方から前方へと流通する前記冷却風を生起し、
前記機器収容室内には、後方から前方へと順に、前記熱交換器、前記原動機、前記油圧ポンプが配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の転圧機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転圧機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤローラ等の転圧機械による舗装作業等では、舗装材の転圧輪への付着防止を目的として、散布装置から転圧輪の外周面に水や溶剤等(以下、液剤と総称する)を散布している。風による液剤散布の乱れを防止するために、例えば特許文献1では、前部転圧輪の散布装置の上側にカバーを設けて上方からの風を遮っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4047481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、転圧機械の走行中には前部転圧輪の周辺に走行風が生じ、散布装置から散布された液剤が走行風に乗って舞い上ってオペレータに降りかかる場合がある。そこで、カバーにより散布装置を完全に遮蔽することも考えられるが、その場合にはオペレータが前部転圧輪の状態、例えば、その外周面への舗装材や泥等の付着状態、或いは液剤の散布状態等を視認し難くなるという新たな不具合が発生してしまう。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、オペレータの前部転圧輪に対する視認性を確保した上で、散布装置から散布された液剤がオペレータに降りかかることを軽減することができる転圧機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、車体に設けられる前部転圧輪と、前記車体に設けられ、前記前部転圧輪の外周面に向けて液剤を散布するための散布ノズルと、前記車体に設けられ、前記前部転圧輪よりも後方に位置する運転席と、前記車体に設けられる機器収容室と、前記機器収容室内に搭載され、冷却風を生起する送風ファンと、を備え、前記前部転圧輪の少なくとも一部が運転席側に向かって露出するように構成された転圧機械において、前記送風ファンにより生起された前記冷却風を前記原動機室内から車幅方向の車体外方に向かって排出可能な排風口を備え、前記排風口が、前記散布ノズルと前記運転席との間に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の転圧機械によれば、オペレータの前部転圧輪に対する視認性を確保した上で、散布装置から散布された液剤がオペレータに降りかかることを軽減することができる。。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のタイヤローラを示す正面図である。
タイヤローラを示す平面図である。
前部転圧輪の水及び溶剤散布装置の周辺を示す詳細図である。
溶剤ノズルから散布された溶剤の噴霧と排風口から排出された排風との流れを示す斜視図である。
同じく溶剤ノズルから散布された溶剤の噴霧と排風口から排出された排風との流れを示す側面図である。
エンジンルーム内の各機器の配置を示すタイヤローラの断面図である。
案内板によるエンジンルーム内の冷却風の流通状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をタイヤローラに具体化した一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のタイヤローラを示す側面図、図2は、タイヤローラを示す平面図である。以下の説明では、車両に搭乗した運転者を主体として前後、左右及び上下方向を規定する。
【0010】
タイヤローラ1(以下、車両と称する場合もある)の車体2の前部には、走行輪を兼ねた3本のゴム製の前部転圧輪3fが左右方向に並列配置され、車体2からヨーク4を介して操舵可能に支持されている。また車体2の後部には、走行輪を兼ねた4本のゴム製の後部転圧輪3rが左右方向に並列配置され、車体2から図示しないアクスルを介して支持されている。
(【0011】以降は省略されています)
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