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公開番号2024157286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071562
出願日2023-04-25
発明の名称施工管理方法
出願人株式会社シーマコンサルタント,株式会社成建
代理人個人,個人,個人
主分類E01C 13/00 20060101AFI20241030BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】含水比を適切に管理し得る路盤、路床の施工管理方法を提供する。
【解決手段】施工管理方法は、現場試験時において、改良前の原料土の含水比を測定し、当該改良前の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程(ステップS211)と、改良後の原料土の含水比を測定し、当該改良後の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程(ステップS213)と、改良されて養生中の原料土の含水比を測定し、当該養生中の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程(ステップS214)と、養生後の原料土の含水比を測定し、当該養生後の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程(ステップS215)と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
現場試験時において、
改良前の原料土の含水比を測定し、当該改良前の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、
改良後の原料土の含水比を測定し、当該改良後の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、
改良されて養生中の原料土の含水比を測定し、当該養生中の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、
養生後の原料土の含水比を測定し、当該養生後の原料土の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、を含む施工管理方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
現場試験時において、
原料土を改良する際に、団粒化作用を有する高分子化合物を含む水溶液を散布して撹拌する工程を含む請求項1に記載の施工管理方法。
【請求項3】
前記原料土と、セメント系固化材、中性固化材、マグネシウム系固化材からなる群のうち何れか1以上と、団粒化剤と、を混合した材料を使用する請求項2に記載の施工管理方法。
【請求項4】
前記団粒化剤として、アクリル酸・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物のマグネシウム塩とポリエチレンイミンとの複合体からなる高分子化合物を用いたものを使用する請求項3に記載の施工管理方法。
【請求項5】
施工時において、
舗設前の材料の含水比を測定し、当該舗設前の材料の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、
舗設されて転圧前の材料の含水比を測定し、当該転圧前の材料の含水比が所定の範囲内になるように調整する工程と、を含む請求項1に記載の施工管理方法。
【請求項6】
前記各工程における前記所定の範囲は、原料土の最適な含水比に基づいて求められるものである請求項1~5のいずれか1項に記載の施工管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グラウンド、広場や公園などに施工する路盤、路床の施工管理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
グラウンドなどの現場に施工する路盤、路床には様々なものがある。そして、現場の土質が悪い場合には、現場の土材に土壌改良剤を混入して、締まりをよくすることが行われている。この土壌改良に関する技術として、例えば、特許文献1,2に記載のものがある。
【0003】
特許文献1には、土壌の通気性、透水性および保水性を向上させることを目的とした土壌改良技術が記載されている。具体的には、団粒化作用を有する高分子化合物を含む水溶液を土壌に散布して撹拌する工程と、土壌の敷き均しおよび転圧を行う工程と、を備えた土壌改良方法が記載されている。
【0004】
この土壌改良方法によれば、高分子化合物を含む水溶液が土壌に接触すると、団粒化作用により、土壌の粒子が互いに結合して立体網目構造が形成され、時間経過に伴い、さらに、結合、連結が進行し、大小の間隙を有する多孔質状の粗大粒子が形成される。そして、最終的に、これらの粗大粒子が固化された構造となるため、土壌の通気性、透水性および保水性を向上させることができる。
【0005】
一方、特許文献2には、特定の土壌に、土壌改良剤を混ぜ合わせた場合の養生期間と強度との関係を室内試験によって求めておき、当該試験結果に基づいて、基準期間養生後の強度と、所望の短縮期間養生後の強度との関係を求め、この関係から、基準期間養生後の強度が設計基準強度αになるための短縮期間での強度βを得て、現場での短縮期間での強度が上記強度βより大きい場合に基準強度をクリアするものとみなすことができる路盤、路床の施工管理方法が記載されている。
【0006】
そして、この路盤、路床の施工管理方法は、路盤材あるいは路床材に固化剤を混入して、JIS規格に対応する固さを得ようとする場合に、JISに規定する所定の期間養生させないでも、短時間にJISに規定する固さになるか否かを正確に推定することを目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-100638号公報
特開昭62-228513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載の発明のような土壌改良技術が求められる一方、特許文献2に記載の発明のような、より効率的な施工を実現し得るための施工管理方法も求められている。
【0009】
例えば、路盤、路床の施工管理方法に関して、含水比は重要な管理項目である。一例を挙げると、現場試験時において、含水比が高い原料土で改良製作した場合、不適合品となる場合がある。また、施工時において転圧を行う際、含水比が高いと、団粒構造が破壊されるおそれがあり、逆に含水比が低いと、加水装置を用いた散水が必要になる。
【0010】
よって、本発明は、含水比を適切に管理し得る路盤、路床の施工管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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