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公開番号2024163436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079026
出願日2023-05-12
発明の名称道路舗装機械及びその制御方法
出願人範多機械株式会社
代理人個人
主分類E01C 19/48 20060101AFI20241115BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】操作を容易にする道路舗装機械を提供する。
【解決手段】道路舗装機械1は、合材を収容するホッパ5と、ホッパ5を開閉するためのホッパ駆動部4と、ホッパ5の開き具合を検出するためのポテンショメータ3と、ホッパ5内の合材の量を検出すると共にホッパ5の周辺の物体を検出するための3Dセンサ14と、ポテンショメータ3、及び、3Dセンサ14による検出結果に基づいて、ホッパ駆動部4を制御するための制御部2とを備える。制御部2は、3Dセンサ14がホッパ5の周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、合材の残量が少なくなっている場合、ホッパ5を閉じるように、ホッパ駆動部4を制御する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
合材を収容するホッパと、前記ホッパを開閉するためのホッパ駆動手段と、前記ホッパの開き具合を検出するための開き具合検出手段と、前記ホッパ内の合材の量を検出するための合材残量検出手段と、前記ホッパの周辺の物体を検出するためのホッパ周辺検出手段とを備える道路舗装機械の制御方法であって、
前記開き具合検出手段で前記ホッパの開き具合を検出して、開き具合の違いに応じて、前記ホッパ周辺検出手段による検出範囲を変更し、
前記ホッパ周辺検出手段によって、前記ホッパの周辺で物体が検出された場合、前記ホッパが停止するように、前記ホッパ駆動手段を制御し、
前記合材残量検出手段によって、前記合材の残量が十分であるか、若しくは、前記合材の残量が少なくなっているかを検出し、
前記ホッパ周辺検出手段が前記ホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、前記合材の残量が十分である場合、前記ホッパが停止するように、前記ホッパ駆動手段を制御し、
前記ホッパ周辺検出手段が前記ホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、前記合材の残量が少なくなっている場合、前記ホッパを閉じるように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、道路舗装機械の制御方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記開き具合検出手段による検出結果に基づいて、左右のホッパの開き具合の差を判断し、左右のホッパの開き具合の差が所定の値よりも大きい場合に、相対的に閉じている側のホッパが停止するように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載の道路舗装機械の制御方法。
【請求項3】
合材を収容するホッパと、
前記ホッパを開閉するためのホッパ駆動手段と、
前記ホッパの開き具合を検出するための開き具合検出手段と、
前記ホッパ内の合材の量を検出するための合材残量検出手段と、
前記ホッパの周辺の物体を検出するためのホッパ周辺検出手段と、
前記開き具合検出手段、前記合材残量検出手段、及び、前記ホッパ周辺検出手段による検出結果に基づいて、前記ホッパ駆動手段を制御するための制御部とを備えることを特徴とする、道路舗装機械。
【請求項4】
前記制御部は、前記開き具合検出手段によって検出された前記ホッパの開き具合に応じて、前記ホッパ周辺検出手段が検出すべき前記ホッパの周辺の領域を変更することを特徴とする、請求項3に記載の道路舗装機械。
【請求項5】
前記ホッパ周辺検出手段による検出範囲を、少なくとも、前記ホッパの前方で、かつ、前記ホッパの開き幅として、前記制御部は、前記ホッパの周辺に物体が存在するか否かを判断することを特徴とする、請求項3又は4に記載の道路舗装機械。
【請求項6】
前記検出範囲は、左右に分けられており、左右の検出範囲の検出結果に基づいて、前記制御部は、左右のホッパの動作を制御することを特徴とする、請求項5に記載の道路舗装機械。
【請求項7】
前記制御部は、前記ホッパ周辺検出手段が前記ホッパの周辺の領域で物体を検出した場合、前記ホッパが停止するように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、請求項3又は4に記載の道路舗装機械。
【請求項8】
前記合材残量検出手段は、前記合材の残量が十分であるか、若しくは、前記合材の残量が少なくなっているかを検出することができ、
前記制御部は、前記ホッパ周辺検出手段が前記ホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、前記合材の残量が十分である場合、前記ホッパが停止するように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、請求項3又は4に記載の道路舗装機械。
【請求項9】
前記合材残量検出手段は、前記合材の残量が十分であるか、若しくは、前記合材の残量が少なくなっているかを検出することができ、
前記制御部は、前記ホッパ周辺検出手段が前記ホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、前記合材の残量が少なくなっている場合、前記ホッパを閉じるように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、請求項3又は4に記載の道路舗装機械。
【請求項10】
前記請求項9の制御において、前記制御部は、前記ホッパがインチング操作されるように、前記ホッパ駆動手段を制御することを特徴とする、請求項9に記載の道路舗装機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路舗装機械に関し、より特定的には、道路舗装機械のホッパの自動制御に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の舗装機械は、ダンプトラックから供給される舗装材を収容する車体の前部に設けられたホッパと、このホッパに収容された舗装材を車体の後方へ搬送するコンベヤとを備えて構成されており、ホッパ内部にいる人を検知する人検知手段と、この人検知手段によって人が検知された場合にコンベヤの稼動を禁止する稼動禁止手段とを備えている。このように、特許文献1に記載の舗装機械は、コンベヤ巻き込まれ防止機能を有しており、オペレータがホッパ内部を監視するためにモニタを注視し続けなくてもよく、安全に舗装作業を行うことが可能になる。
【0003】
特許文献2に記載の道路舗装機械は、アスファルト合材を収容するホッパと、ホッパ内のアスファルト合材を、アスファルト合材を敷き均すスクリード側に送り出すコンベヤと、ホッパを駆動させるホッパ駆動部と、コンベヤ上のアスファルト合材の残量を検出するコンベヤ残量検出部と、コンベヤ残量検出部によって検出された残量に応じて、ホッパ駆動部を制御する制御部とを備える。特許文献2に記載の道路舗装機械によれば、制御部は、コンベヤ残量検出部によって検出された残量に応じて、ホッパ駆動部を制御することができるので、ホッパが自動操作されることとなるので、オペレータの負担が軽減され、操作が容易な道路舗装機械が提供されることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-105434号公報
特開2020-139372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
道路舗装機械のオペレータは、ダンプからの合材供給時や施工時に、ホッパ内にある合材量を目視するか、もしくは、カメラの画像を確認することで、現状を把握している。
合材供給時や施工時に、オペレータは、ステアリング付近にあるスイッチパネルのスイッチを操作して、ホッパを開閉させる。
道路舗装機械を操作する際、ホッパの開閉操作、スクリードの伸縮操作、フィーダの操作、スクリューの操作、進路確認、進行操作などが必要であり、オペレータの確認や操作項目は、多岐に渡っている。
【0006】
そのため、道路舗装機械の操作には、熟練を要する。しかし、現在、熟練オペレータが減ってきており、道路舗装機械の操作の容易化が必要とされている。
【0007】
それゆえ、本発明は、操作を容易にする道路舗装機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明は、合材を収容するホッパと、ホッパを開閉するためのホッパ駆動手段と、ホッパの開き具合を検出するための開き具合検出手段と、ホッパ内の合材の量を検出するための合材残量検出手段と、ホッパの周辺の物体を検出するためのホッパ周辺検出手段とを備える道路舗装機械の制御方法である。
【0009】
本発明の制御方法では、好ましくは、
開き具合検出手段でホッパの開き具合を検出して、開き具合の違いに応じて、ホッパ周辺検出手段による検出範囲を変更し、
ホッパ周辺検出手段によって、ホッパの周辺で物体が検出された場合、ホッパが停止するように、ホッパ駆動手段を制御し、
合材残量検出手段によって、合材の残量が十分であるか、若しくは、合材の残量が少なくなっているかを検出し、
ホッパ周辺検出手段がホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、合材の残量が十分である場合、ホッパが停止するように、ホッパ駆動手段を制御し、
ホッパ周辺検出手段がホッパの周辺の領域で物体を検出しておらず、かつ、合材の残量が少なくなっている場合、ホッパを閉じるように、ホッパ駆動手段を制御するとよい。
【0010】
また、好ましくは、開き具合検出手段による検出結果に基づいて、左右のホッパの開き具合の差を判断し、左右のホッパの開き具合の差が所定の値よりも大きい場合に、相対的に閉じている側のホッパが停止するように、ホッパ駆動手段を制御するとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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