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公開番号2024165602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081929
出願日2023-05-17
発明の名称車載用表示装置
出願人株式会社ガードスタッフ
代理人個人
主分類E01F 9/662 20160101AFI20241121BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】歩行者或いは車両に工事中である旨をより確実に報知することが可能な車載用表示装置を提供すること。
【解決手段】車両の屋根に固定されるベース部10と、ベース部10に取り付けられる脚部24、及び脚部24によって支持され、画像表示を行う表示体を有する表示部20を備えた車載用表示装置1であって、ベース部10は、上方に延びる立設部12を有し、脚部24は、一方の端部がベース部10上に回動自在に配置され、他方の端部が車両の前後方向に沿って移動可能な受け部24aと、受け部24aから直角方向に延び、表示体を支持する支柱部24bと、を有し、受け部24aの回動により、受け部24aがベース部10上に載置されかつ表示部20が起立した第1状態と、表示部20の一部が立設部12に当接することにより表示部20が水平状態に維持される第2状態と、のいずれかに切り替え可能とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の屋根に固定されるベース部と、
このベース部に取り付けられる脚部、及び当該脚部によって支持され、画像表示を行う表示体を有する表示部を備えた車載用表示装置であって、
前記ベース部は、上方に延びる立設部を有し、
前記脚部は、一方の端部が前記ベース部上に回動自在に配置され、他方の端部が前記車両の前後方向に沿って移動可能な第1支柱と、当該第1支柱から直角方向に延び、前記表示体を支持する第2支柱と、を有し、
前記第1支柱の回動により、前記第1支柱が前記ベース部上に載置されかつ前記表示部が起立して前記表示体を視認可能とする第1状態と、前記第1支柱の他方の端部が前記ベース部から離間して前記表示部の一部が前記立設部に当接することにより前記表示部が水平状態に維持される第2状態と、のいずれかに切り替え可能なことを特徴とする車載用表示装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記第2支柱は、前記第1支柱の中間位置から延びることを特徴とする請求項1に記載の車載用表示装置。
【請求項3】
前記立設部における前記ベース部から先端までの長さは、前記第1支柱における前記一方の端部から前記第2支柱までの長さに等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路工事現場に一時的に配置され、工事現場を歩行者或いは車両の運転者に工事中である旨を報知する表示を行う車載用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
道路工事を行う際には、工事現場の近くに表示板を配置して、走行中の車両運転者或いは歩行者に工事中である旨を報知している。
【0003】
従来、この種の技術としては、特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1には、自動車の屋根に回動自在に固定され、会社名,工事名,文字,矢印,道路標識等を表示した表示板を、自動車の屋根に対して起立した状態及び自動車の屋根に沿って水平に倒れた状態に切り替え可能な標識装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-345520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載された技術のように、標識装置を自動車の屋根に取り付けるものは、表示板を立てたまま移動すると風の抵抗を受けやすくなるため、表示板を自動車の屋根に沿って水平に倒れた状態に切り替えてから移動する必要がある。しかし、特許文献1に記載された標識装置は、表示板が回動軸によって片持ち支持されているため、回動軸に負担がかかりやすく、しかも、自動車の走行中の風圧によって表示板が揺れやすくなるため、回動軸及びその周辺の部品の寿命が短くなるおそれがある。これにより、表示板を起立させることが困難になって表示板の配置が円滑に行えなくなり、結果として、歩行者或いは車両に工事中である旨を報知することが困難になるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、歩行者或いは車両に工事中である旨をより確実に報知することが可能な車載用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のような車載用表示装置を提供する。
【0008】
(1) 車両の屋根に固定されるベース部(例えば、ベース部10)と、
このベース部に取り付けられる脚部(例えば、脚部24)、及び当該脚部によって支持され、画像表示を行う表示体(例えば、第1表示体21及び第2表示体22)を有する表示部を備えた車載用表示装置(例えば、車載用表示装置1)であって、
前記ベース部は、上方に延びる立設部(例えば、立設部12)を有し、
前記脚部は、一方の端部が前記ベース部上に回動自在に配置され、他方の端部が前記車両の前後方向に沿って移動可能な第1支柱(例えば、受け部24a)と、当該第1支柱から直角方向に延び、前記表示体を支持する第2支柱(例えば、支柱部24b)と、を有し、
前記第1支柱の回動により、前記第1支柱が前記ベース部上に載置されかつ前記表示部が起立して前記表示体を視認可能とする第1状態と、前記第1支柱の他方の端部が前記ベース部から離間して前記表示部の一部が前記立設部に当接することにより前記表示部が水平状態に維持される第2状態と、のいずれかに切り替え可能なことを特徴とする。
【0009】
(1)によれば、工事現場に配置する際には車載用表示装置1を第1状態とし、車両を走行させる際には第2状態とする。第2状態において表示部が水平状態に維持されるため、表示部と車両の屋根との間に隙間が形成され、車両の走行中に風がこの隙間を通過するため、表示部が風圧を受けにくくなる。しかも、車両の後側に配置される立設部に表示部の一部が当接するため、車両の走行中に表示部の他方の端部が揺れにくくなる。このように、風圧による、表示部の一方の端部付近に対するダメージを軽減することが可能になり、安定して表示部を回動させることが可能になる。したがって、表示部を回動させて第2状態から第1状態に確実に切り替えることが可能になり、歩行者或いは車両に工事中である旨をより確実に報知することが可能になる。
【0010】
(2)(1)において、前記第2支柱は、前記第1支柱の中間位置から延びることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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