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公開番号
2024155626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070499
出願日
2023-04-21
発明の名称
スマートメーターおよびスマートメーターシステム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
9/10 20060101AFI20241024BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】スマートメーターが記録しているログの改ざんを防止する。
【解決手段】スマートメーター2は、イベントのログを保存するログファイル21と電子署名210を記憶するMCU20と、電子署名210の生成に用いる秘密鍵30を記憶するセキュアモジュール3を備える。MCU20は、イベントを検知すると、検知したイベントのログをログファイルに追加し、更新したログファイルのハッシュ値をセキュアモジュール3に送信する。セキュアモジュール3は、MCU20から受信したログファイル21のハッシュ値と秘密鍵30を用いて電子署名を生成し、MCU20は、セキュアモジュール3から取得した電子署名210を用いてログファイル21の電子署名210を更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
イベントのログを保存するログファイルと前記ログファイルの電子署名を記憶するMCU(Micro Controller Unit)と、電子署名の生成に用いる公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶するセキュアモジュールを備え、
前記MCUは、イベントを検知すると、検知したイベントのログを前記ログファイルに追加して前記ログファイルを更新し、更新した前記ログファイルのハッシュ値をセキュアモジュールに送信して、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、前記セキュアモジュールから取得した電子署名を用いて前記ログファイルの電子署名を更新し、
前記セキュアモジュールは、前記MCUから受信した前記ログファイルのハッシュ値と前記秘密鍵を用いて電子署名を生成する、
ことを特徴とするスマートメーター。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
電子署名の生成対象となるイベントを特定イベントとして定義しておき、前記MCUは、前記特定イベントを検知した場合のみ、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させる、
ことを特徴とする、請求項1に記載したスマートメーター。
【請求項3】
スマートメーターと、前記スマートメーターを個別管理するメーターデータ管理システムから少なくとも構成され、
前記スマートメーターは、イベントのログを保存するログファイルと前記ログファイルの電子署名を記憶するMCU(Micro Controller Unit)と、電子署名の生成に用いる公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶するセキュアモジュールを備え、前記MCUは、イベントを検知すると、検知したイベントのログを前記ログファイルに追加して前記ログファイルを更新し、更新した前記ログファイルのハッシュ値をセキュアモジュールに送信して、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、前記セキュアモジュールから取得した電子署名を用いて前記ログファイルの電子署名を更新し、前記セキュアモジュールは、前記MCUから受信した前記ログファイルのハッシュ値と前記秘密鍵を用いて電子署名を生成し、
前記メーターデータ管理システムは、前記スマートメーターの前記MCUが記憶する前記ログファイルとこれの電子署名を取得し、前記メーターデータ管理システムが算出した前記ログファイルのハッシュ値と、前記ログファイルを取得した前記スマートメーターの前記セキュアモジュールが記憶している前記秘密鍵と対になる公開鍵を用いて前記ログファイルの電子署名を復号した値を比較して、前記ログファイルの電子署名を検証する、
ことを特徴とするスマートメーターシステム。
【請求項4】
電子署名の生成対象となるイベントを特定イベントとして定義しておき、
前記スマートメーターの前記MCUは、前記特定イベントを検知した場合のみ、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、
前記メーターデータ管理システムは、前記スマートメーターから取得した前記ログファイルにおいて、最初のログから最後に発生した前記特定イベントのログまでを署名範囲としてハッシュ値を算出する、
ことを特徴とする、請求項3に記載したスマートメーターシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願で開示する発明は、電力を自動で計測するスマートメーターに関する発明である。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
物理的オブジェクトであるモノによりネットワークを構成するIoT(Internet of Things)が普及している。IoTを構成するモノとなるデバイスは、IoTデバイスと呼ばれている。IoTデバイスは、所定のネットワーク回線を通じて業務システムのサーバとデータのやり取りを行う。
【0003】
IoTデバイスの1つに、電力を自動で計測するスマートメーターがある。一般社団法人日本電気協会では、スマートメーターシステムに求める要求事項を記載したセキュリティガイドラインを定義して、一般社団法人日本電気協会のウェブサイトでこのセキュリティガイドラインを公開している。
【0004】
一般社団法人日本電気協会が定義しているスマートメーターセキュリティガイドラインに記載された要求事項の一つに、スマートメーターに対して行われた操作状況やスマートメーターの動作状況を記録したログをスマートメーターに保存し、このログを定期的に確認することがある。
【0005】
スマートメーターに対して行われた操作状況やスマートメーターの動作状況を記録したログは、スマートメーターのセキュリティ的に重要なデータになる。このため、スマートメーターが記録しているログの改ざんを防ぐことが重要になる。
【0006】
特許文献1で開示された発明では、スマートメーターが記憶するデータの改ざんを防止するため、検針データの演算処理などを行うプロセッサの他に、内部の保持情報に対する耐タンパ性能を有するセキュアモジュール(セキュアプロセッサ)をスマートメーターに実装させている。特許文献1で開示されたスマートメーターのプロセッサは、スマートメーターで固有の公開鍵を用いてデータを暗号化してセキュアエレメントに供給し、セキュアエレメントは、スマートメーターで固有の秘密鍵を用いて復号したデータを記憶する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-113670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本願では、スマートメーターが記録しているログの改ざんを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決する第1発明は、イベントのログを保存するログファイルと前記ログファイルの電子署名を記憶するMCU(Micro Controller Unit)と、電子署名の生成に用いる公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶するセキュアモジュールを備えたスマートメーターである。
前記MCUは、イベントを検知すると、検知したイベントのログを前記ログファイルに追加して前記ログファイルを更新し、更新した前記ログファイルのハッシュ値をセキュアモジュールに送信して、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、前記セキュアモジュールから取得した電子署名を用いて前記ログファイルの電子署名を更新し、
前記セキュアモジュールは、前記MCUから受信した前記ログファイルのハッシュ値と前記秘密鍵を用いて電子署名を生成する。
第1発明では、電子署名の生成対象となるイベントを特定イベントとして定義しておき、前記MCUは、前記特定イベントを検知した場合のみ、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させることが望ましい。
【0010】
上述した課題を解決する第2発明は、スマートメーターと、前記スマートメーターを個別管理するメーターデータ管理システムから少なくとも構成されるスマートメーターシステムである。
前記スマートメーターは、イベントのログを保存するログファイルと前記ログファイルの電子署名を記憶するMCU(Micro Controller Unit)と、電子署名の生成に用いる公開鍵暗号方式の秘密鍵を記憶するセキュアモジュールを備え、前記MCUは、イベントを検知すると、検知したイベントのログを前記ログファイルに追加して前記ログファイルを更新し、更新した前記ログファイルのハッシュ値をセキュアモジュールに送信して、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、前記セキュアモジュールから取得した電子署名を用いて前記ログファイルの電子署名を更新し、前記セキュアモジュールは、前記MCUから受信した前記ログファイルのハッシュ値と前記秘密鍵を用いて電子署名を生成する。
前記メーターデータ管理システムは、前記スマートメーターの前記MCUが記憶する前記ログファイルとこれの電子署名を取得し、前記メーターデータ管理システムが算出した前記ログファイルのハッシュ値と、前記ログファイルを取得した前記スマートメーターの前記セキュアモジュールが記憶している前記秘密鍵と対になる公開鍵を用いて前記ログファイルの電子署名を復号した値を比較して、前記ログファイルの電子署名を検証する。
第2発明では、電子署名の生成対象となるイベントを特定イベントとして定義しておき、前記スマートメーターの前記MCUは、前記特定イベントを検知した場合のみ、前記セキュアモジュールに電子署名を生成させ、前記メーターデータ管理システムは、前記スマートメーターから取得した前記ログファイルにおいて、最初のログから最後に発生した前記特定イベントのログまでを署名範囲としてハッシュ値を算出することが望ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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