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公開番号
2024153797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2024122919,2021546213
出願日
2024-07-30,2020-02-07
発明の名称
B型肝炎ウイルス感染のためのRNAi薬
出願人
アローヘッド ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
,
グラクソスミスクライン、インテレクチュアル、プロパティー、(ナンバー3)、リミテッド
,
GlaxoSmithKline Intellectual Property (No.3) Limited
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/7088 20060101AFI20241022BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】B型肝炎ウイルス遺伝子の発現の阻害又はB型肝炎ウイルス感染に関連する症状及び/若しくは疾患の治療のための医薬組成物を提供する。
【解決手段】ヒト対象におけるB型肝炎ウイルスによって引き起こされる感染に関連する疾患の治療又は予防に使用するための医薬組成物であって、前記使用は、有効量の前記医薬組成物を前記ヒト対象に投与することを含み、前記医薬組成物は、(a)特定の配列を含む第1のRNAi薬と(b)特定の配列を含む第2のRNAi薬とを含み、前記第1及び第2のRNAi薬は、28日当たり約25~400mgの組み合わせ量で投与される、医薬組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒト対象におけるB型肝炎ウイルスによって引き起こされる感染に関連する疾患の治療
又は予防に使用するための医薬組成物であって、前記使用は、有効量の前記医薬組成物を
前記ヒト対象に投与することを含み、前記医薬組成物は、
(a)第1のRNAi薬であって、
(i)配列番号100、配列番号126、配列番号127、配列番号128、配列番
号171、配列番号179及び配列番号180のいずれか1つのヌクレオチド配列を含む
アンチセンス鎖と、
(ii)配列番号229、配列番号252、配列番号253、配列番号273、配列
番号302、及び配列番号319のいずれか1つのヌクレオチド配列を含むセンス鎖と、
を含む、第1のRNAi薬と、
(b)第2のRNAi薬であって、
(i)配列番号140、配列番号107、配列番号136、配列番号137、配列番
号188、配列番号154及び配列番号162のいずれか1つのヌクレオチド配列を含む
アンチセンス鎖と、
(ii)配列番号262、配列番号271、配列番号216、配列番号248、配列
番号274、配列番号328、配列番号292、及び配列番号294のいずれか1つのヌ
クレオチド配列を含むセンス鎖と、を含む、第2のRNAi薬と、を含み、
前記第1及び第2のRNAi薬は、28日当たり約25~400mgの組み合わせ量で
投与される、医薬組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1及び/又は第2のRNAi薬が、前記センス鎖又は前記アンチセンス鎖にコン
ジュゲートされた標的化リガンドを更に含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記標的化リガンドがN-アセチル-ガラクトサミンを含む、請求項2に記載の医薬組
成物。
【請求項4】
前記標的化リガンドが、(NAG25)、(NAG25)s、(NAG31)、(NA
G31)s、(NAG37)、又は(NAG37)sである、請求項3に記載の医薬組成
物。
【請求項5】
前記標的化リガンドが、前記RNAi薬のセンス鎖の5’末端に又は3’末端にコンジ
ュゲートされている、請求項2~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記標的化リガンドが、前記RNAi薬の前記アンチセンス鎖の3’末端にコンジュゲ
ートされている、請求項2~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記第1のRNAi薬が、約20~275mgの量で投与される、請求項1~6のいず
れか一項に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記第2のRNAi薬が、約10~150mgの量で投与される、請求項1~7のいず
れか一項に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記医薬組成物が、AD04511(配列番号100及び配列番号229)、AD04
872(配列番号126及び配列番号252)、AD04873(配列番号127及び配
列番号252)、AD04874(配列番号128及び配列番号253)、AD0507
0(配列番号140及び配列番号262)、AD05148(配列番号140及び配列番
号271)、AD05164(配列番号126及び配列番号273)、AD05165(
配列番号140及び配列番号274)、又は前述のいずれかの混合物のデュプレックス構
造を含むRNAi薬を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記医薬組成物が、AD04872(配列番号126及び配列番号252)の前記デュ
プレックス構造を含むRNAi薬と、AD05070(配列番号140及び配列番号26
2)の前記デュプレックス構造を含むRNAi薬と、を含む、請求項9に記載の医薬組成
物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年2月7日に出願された米国仮特許出願第62/802,614号、
2019年5月28日に出願された米国仮特許出願第62/853,659号、及び20
19年11月7日に出願された米国仮特許出願第62/932,315号に対する優先権
及びそれらの利益を主張するものであり、これらの出願のそれぞれの開示内容は、その全
体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)
【0002】
(ASCIIテキストファイル上での配列表の提出)
ASCIIテキストファイル上での以下の提出の内容は、その全体が参照により本明細
書に組み込まれる:配列表のコンピュータ可読形態(CRF)(ファイル名:16500
2000540SEQLIST.TXT、記録日:2020年2月5日、サイズ:78K
B)。
【0003】
(発明の分野)
本明細書で開示されるのは、B型肝炎ウイルスの遺伝子発現を阻害するためのRNA干
渉(RNAi)薬、HBV RNAi薬を含む組成物、及びその使用方法である。また、
これらを必要としている対象においてB型肝炎ウイルスによって引き起こされる感染に関
連する症状又は疾患を治療及び/又は予防する方法も開示される。
【背景技術】
【0004】
B型肝炎ウイルス(HBV)は、厳密な肝臓指向性の二本鎖DNAを含むウイルスであ
る。DNAは遺伝物質であるが、その複製周期には、プレゲノムRNAをDNAにコピー
する逆転写工程が含まれる。B型肝炎ウイルスは、ヘパドナウイルスの1つのメンバーと
して分類され、ヘパドナウイルス科のファミリーに属する。B型肝炎ウイルスを有する成
人の一次感染は、臓器炎症症状、発熱、黄疸、及び血液中の肝臓トランスアミナーゼの増
加を伴う急性肝炎を引き起こす。ウイルス感染を克服することができない患者は、長年に
わたって慢性疾患が進行し、肝硬変や肝臓癌に至るリスクが高まる。B型肝炎ウイルス感
染した母親から新生児への周産期感染も、慢性肝炎につながる。
【0005】
肝細胞により取り込まれると、そのヌクレオカプシドが核に移動し、DNAが放出され
る。ここでDNA鎖合成が完了し、隙間が補修されて、3.2kbの共有結合閉環状(c
cc)スーパーコイルDNAを生じる。このcccDNAは、5つの主要なウイルスmR
NA(これらは長さ3.5、3.5、2.4、2.1、及び0.7kbである)の転写の
テンプレートとして作用する。全てのmRNAは5’末端がキャップされ、3’末端がポ
リアデニル化されている。5つのmRNA全ての間には、3’末端に配列重複がある。
【0006】
1つの3.5kbのmRNAは、コアタンパク質及びポリメラーゼ生成のテンプレート
として作用する。また、同じ転写物がプレゲノム複製中間体として作用し、これによりウ
イルスのポリメラーゼがDNAへの逆転写を開始することができる。コアタンパク質は、
ヌクレオカプシド形成のために必要となる。他の3.5kbのmRNAは、分泌可能なe
抗原(HBeAg)のプレコアをコードする。複製阻害剤が存在しない場合、血液中のe
抗原の存在量は、肝臓におけるB型肝炎ウイルス複製と相関関係があり、疾患進行をモニ
ターする重要な診断マーカーとなる。
【0007】
2.4kb及び2.1kbのmRNAは、ウイルスの大型、中型、及び小型の表面抗原
の発現のための、オープンリーディングフレーム(「ORF」)のプレS1、プレS2及
びSを擁している。S抗原は、感染性の、完全粒子と関連している。また、感染した患者
の血液は、ゲノムDNA又はポリメラーゼを含まない、S抗原単独に由来する非感染性粒
子も含む。これらの粒子の機能は完全には解明されていない。血液中の検出可能なS抗原
の完全かつ持続的な枯渇は、B型肝炎ウイルスのクリアランスに対する信頼性のある指標
と考えられる。
【0008】
0.7kbのmRNAは、Xタンパク質をコードする。この遺伝子産物は、ウイルス遺
伝子の効率的な転写のために重要であり、宿主遺伝子発現に対する転写活性化因子として
も作用する。後者の活性は、肝臓癌の発達中の肝細胞形質転換に関して重要であると見ら
れる。
【0009】
6か月以上にわたって血液中に検出可能なS抗原、e抗原、及び/又はウイルスDNA
がある患者は、慢性的に感染していると見なされる。逆転写酵素活性の阻害剤としてのヌ
クレオシド類似体は典型的に、多くの患者に対して第1の治療オプションである。ラミブ
ジン、テノホビル、及び/又はエンテカビルの投与は、肝機能の改善と、典型的に最も重
要な利点と考えられる肝臓炎症の低減を伴って、時には検出不能なレベルまでB型肝炎ウ
イルス複製を抑制することが示されている。しかし、治療終了後に完全かつ持続的な寛解
を達成する患者はわずかである。更に、B型肝炎ウイルスは、治療の持続期間が長くなる
につれて、薬剤耐性を生じる。これは特に、B型肝炎及びヒト免疫不全ウイルス(HIV
)に重感染した患者にとっては困難である。両方のウイルスがヌクレオシドアナログ薬(
nucleoside analogue drug)に感受性であり、耐性を同時に生じる可能性がある。
【0010】
第2の治療オプションは、インターフェロンαの投与である。ここで、患者は、6か月
間にわたって高用量のインターフェロンαが投与される。アジア遺伝子型Bは、奏功率が
非常に低い。D型肝炎ウイルス(HDV)又はヒト免疫不全ウイルスとの重感染は、イン
ターフェロンα療法を完全に無効化することが示されている。激しい肝障害及び重い線維
化状態がある患者は、インターフェロンα療法には不適格となる。
(【0011】以降は省略されています)
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