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公開番号
2024153408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023067286
出願日
2023-04-17
発明の名称
溶着基板、及び包装機
出願人
株式会社寺岡精工
代理人
弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類
B65B
51/10 20060101AFI20241022BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】
特別な移動機構を用いることなく、異なる複数の容器やシート材といった載置材に対応することができ、交換に際しても便利なヒートシール手段としての溶着基板を提供することを課題とする。
【解決手段】
形状の異なる複数の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、ベース絶縁体と、前記形状の異なる複数の載置材に対応した複数の溶着経路、を備え、前記複数の溶着経路は、経路が重複する共通経路と、独立した個別経路とを有することを特徴とする溶着基板により、課題を解決した。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
形状の異なる複数の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、
ベース絶縁体と、
前記形状の異なる複数の載置材に対応した複数の溶着経路、
を備え、
前記複数の溶着経路は、経路が重複する共通経路と、独立した個別経路とを有する
ことを特徴とする溶着基板。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
形状の異なる複数の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、
ベース絶縁体と、
第1の載置材の溶着をする前記ベース絶縁体の上に設けられた第1溶着経路と、
第2の載置材の溶着をする前記ベース絶縁体の上に設けられた第2溶着経路と、
を備え、
前記第1溶着経路と前記第2溶着経路とは一部が共通する
ことを特徴とする溶着基板。
【請求項3】
前記第1溶着経路は、第1個別端子から共通端子までの経路であり、前記第1の載置材の四辺を溶着し、
前記第2溶着経路は、第2個別端子から前記共通端子までの経路であり、前記第2の載置材の四辺を溶着する
ことを特徴とする請求項2に記載の溶着基板。
【請求項4】
前記第2溶着経路は、前記第1溶着経路よりも経路長が大きいものであり、
前記第1個別端子と前記第2個別端子と前記共通端子とは、前記第2溶着経路の四辺のうちの一辺の上又は近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の溶着基板。
【請求項5】
前記第1溶着経路及び前記第2溶着経路は、電熱線が用いられたものであり、
前記ベース絶縁体は、前記第1溶着経路及び前記第2溶着経路が設けられる面とは異なる面に、前記電熱線を固定する固定用パッドと、を有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の溶着基板。
【請求項6】
前記ベース絶縁体は、
前記電熱線の2つが交差する位置において、前記ベース絶縁体の厚み方向に貫通する加工用穴と、
前記電熱線を前記異なる面に折り返す位置において、前記ベース絶縁体の側面に設けられる折返し用溝と、を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の溶着基板。
【請求項7】
特殊形状の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、ベース絶縁体と、特殊形状の載置材に対応した溶着経路、を備え、前記溶着経路は、矩形の四隅が丸みを帯びた形状とされている
ことを特徴とする溶着基板。
【請求項8】
前記請求項1~4,7の何れか一項に記載の溶着基板を備えた包装機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は被包装物を載せた載置材に被せたフィルムを前記載置材の端部周辺に溶着するための溶着基板、及び当該溶着基板を備えた包装機に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の包装機として、被包装物を載置台に置いて機体内に押し込み、ヒートシール後に載置台が搬出機構により自動的に機体外に押し出されるように構成することによって、利便性を向上させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-261102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の包装機におけるヒートシール手段は、円筒状の発熱ローラーを用いてヒートシールするものであって、装置が大掛かりであるため、ヒートシール手段のメンテナンスや故障による交換に際しての費用や作業時間等が馬鹿にならないものであった。ローラータイプでないヒータ装置を用いるものもあったが、装置の大型化によりコストが高くつく点では変わりがないものであった。また、小トレーや大トレーといった異なるサイズのトレーに対応するためには、ヒータの一部を移動させる機構が必要とされ、四辺それぞれの辺の集積度を向上させることが困難であった。さらに、ヒートシールされる形状は、矩形に限られ、例えば、丸みを帯びた形状などでのヒートシールをすることはできないという問題もあった。
本発明は、特別な移動機構を用いることなく、異なる容器やシート材といった載置材に対応することができ、交換に際しても便利なヒートシール手段としての溶着基板を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の溶着基板は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
形状の異なる複数の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、ベース絶縁体と、前記形状の異なる複数の載置材に対応した複数の溶着経路、を備え、前記複数の溶着経路は、経路が重複する共通経路と、独立した個別経路とを有することを特徴とする。
ここで、「載置材」とは、底面と側面を持ち深さを有する「容器」の他に、一枚ペラ状のシート材をも含む概念である。近時、シート材を用いた包装は、従来のトレーによる包装に比較して、プラスチック使用量を大幅に抑えることができることから、サステナブル素材として注目されている。
【0006】
また、本発明の包装機は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
形状の異なる複数の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板を備えた包装機であって、ベース絶縁体と、前記形状の異なる複数の載置材に対応した複数の溶着経路、を備え、前記複数の溶着経路は、経路が重複する共通経路と、独立した個別経路とを有することを特徴とする。
また、本発明の包装機は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
特殊形状の載置材に対応させて封止材を熱溶着する溶着基板であって、ベース絶縁体と、特殊形状の載置材に対応した溶着経路、を備え、前記溶着経路は、矩形の四隅が丸みを帯びた形状とされていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る包装機の外観を示す斜視図。
本発明の実施形態に係る包装機の外観を示す上面図。
本発明の実施形態に係る包装機の筐体を外した内部を示す斜視図。
本発明の実施形態に係る包装機の筐体を外した内部を示す左側面図であって、(a)は大サイズのトレー対応時、(b)は小サイズのトレー対応時を示す図である。
本発明の実施形態に係る包装機のトレー突き上げ部の突き上げ動作を説明する左側面図であって、(a)はトレー突き上げ部が最下段に位置する状態を、(b)は中段に位置する状態を、(c)は最上段に位置する状態を、それぞれ示す図。
本発明の実施形態に係る包装機のトレー突き上げ部と排出部を示す斜視図。
本発明の実施形態に係る包装機のトレー突き上げ部と排出部を示す上面図。
本発明の実施形態に係る包装機のトレー突き上げ部と排出部を示す斜視図であって、異なるサイズのトレー突き上げ部が装填された様子を示す図。
本発明の実施形態に係る包装機のトレー突き上げ部と排出部を示す上面図であって、異なるサイズのトレー突き上げ部が装填された様子を示す図。
本発明の実施形態に係る溶着基板の背面図。
本発明の実施形態に係る溶着基板について、電熱線を取付ける前の様子を示す背面図。
本発明の実施形態に係る溶着基板について、電熱線を取付ける前の様子を示す平面図。
本発明の実施形態に係る溶着基板の側断面図。
本発明の別の実施形態に係る溶着基板の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る包装機及び溶着基板の実施の形態の一例を図面に基づいて説明するが、以下の図面は説明を目的に作成されたもので、分かりやすくするため、説明に不要な部材を意図的に図示していない場合がある。また、説明のため部材を意図的に大きくまたは小さく図示している場合があり、正確な縮尺を示す図面ではない。なお、以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
【0009】
(全体構成)
図1及び2は、本発明の実施形態に係る包装機の外観を示すものであって、図1は斜視図であり、図2は上面図である。また、図3は包装機の筐体を外した内部を示す斜視図であり、図4は包装機の筐体を外した内部を示す左側面図であって、(a)は大サイズのトレー対応時、(b)は小サイズのトレー対応時を示している。
【0010】
図1及び2に示す本発明の実施形態に係る包装機100は、被包装物を載せたトレーTを機内に搬入しつつ、ヒートシール処理を行った後の搬出までの一連の動作を自動で行うものである。より、具体的には、図2において矢印を用いて示すように、包装機100は、被包装物を載せたトレーTを載置部1に載せると、トレーTがヒートシール部2を有する機内に搬入され、機内においてトレーTを上方に突き上げることによって、機内上方位置に吊架されたフィルムにトレーTの縁部を当接させ、フィルムを熱溶着してシール包装した後、搬入方向と直交する搬出方向にトレーTを移動させて第1排出台3に排出し、さらに、搬入方向逆向きにトレーTを移動させて第2排出台4まで送るように構成されている。本発明の実施形態においては、サイズの異なる大小2種類のトレーTに対応できるようにされている。なお、縁部については、トレーの四辺全部を対象とする縁部でなくても、適切な包装処理を行えるのであれば、縁部の一部であるトレーの端部であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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