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公開番号2024152675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024063377
出願日2024-04-10
発明の名称収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター
出願人南京航空航天大学
代理人個人,個人
主分類B64C 27/30 20060101AFI20241018BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプターを開示する。
【解決手段】航空機の機体を含み、前記機体にそれぞれ主翼及び尾翼が設置され、前記機体の末端に、尾押しプロペラが設置され、前記機体の頂部に回転翼機構が設置される。前記回転翼機構は回転翼を含み、前記回転翼機構は、回転翼を、前記機体の回転翼収納室内に収納するように駆動することができる。ヘリコプターが高速飛行する時、回転翼が動作を停止し、尾押しプロペラによって推進力を提供し、主翼によって揚力を提供する。それらにより高速飛行中の回転翼の空力特性の欠陥を避け、また、回転翼は収納して、機体内に収納でき、さらに抗力を減少させ、最大飛行速度を向上させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプターであって、機体を含み、前記機体にそれぞれ主翼及び尾翼が設置され、前記機体の末端に、尾押しプロペラが設置され、前記機体の頂部に回転翼機構が設置され、前記回転翼機構は回転翼を含み、前記回転翼機構は、回転翼を、前記機体の回転翼収納室内に収納するように駆動することができることを特徴とする収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記回転翼機構は、回転翼収納機構及び同軸反転プロペラ機構を含み、前記回転翼は、前記同軸反転プロペラ機構に設置され、前記同軸反転プロペラ機構は、前記回転翼収納機構に設置され、前記回転翼収納機構は、前記同軸反転プロペラ機構及び回転翼を、前記回転翼収納室内で昇降させるように駆動することができることを特徴とする請求項1に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項3】
前記回転翼収納機構は、前記回転翼収納室内に固定設置されたベースを含み、前記ベースに、2つの対称的に配置された回転翼収納ガイドレールが固定設置され、2つの前記回転翼収納ガイドレールの間に同軸反転プロペラ機構ブラケットが設置され、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットの両端は、2つの前記回転翼収納ガイドレールに摺動的に套設され、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットの片側に、垂直に配置された回転翼収納ラックが設置され、前記回転翼収納ラックには、回転翼収納歯車が噛み合って接続され、前記回転翼収納歯車は、回転翼収納歯車ブラケットを介して、前記ベースに取り付けられ、前記回転翼収納歯車ブラケットの前記回転翼収納ラックから遠く離れる片側に、関節が設置され、前記関節にL型溝が開けられ、前記L型溝内にウォームが設置され、前記ウォームは、前記L型溝に沿って水平状態から垂直状態まで切り替えることができ、前記ウォームは、垂直状態に切り替える時、前記回転翼収納歯車の、回転翼収納ラックから遠く離れる片側に噛み合って伝動接続されることを特徴とする請求項2に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項4】
前記同軸反転プロペラ機構は、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットに設置された2つの左クランク及び2つの右クランクを含み、2つの前記左クランクと2つの前記右クランクとの間にサポートロッドを介して伝動接続され、2つの前記左クランクの底部にウォームギアが固定して接続され、前記ウォームが水平状態に切り替える時、前記ウォームギアに伝動接続され、2つの前記左クランクの頂部に、第1歯車が固定して接続され、前記第1歯車に、第2歯車が噛み合われ、前記第2歯車は、第1回転翼の回転軸に固定的に套設され、前記第1回転翼の回転軸内に、第2回転翼の回転軸が可動穿設され、前記第2回転翼の回転軸の底部は、前記右クランクの頂部に固定接続され、前記回転翼はそれぞれ、前記第1回転翼の回転軸及び第2回転翼の回転軸に設置されることを特徴とする請求項3に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項5】
回転翼は、上下に配置された上部単一回転翼及び下部単一回転翼を含み、前記上部単一回転翼は、プロペラハブを介して前記第2回転翼の回転軸に設置され、前記下部単一回転翼は、プロペラハブを介して前記第1回転翼の回転軸に設置されることを特徴とする請求項4に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項6】
前記回転翼収納室の頂部開口部に、開閉できる回転翼収納室ドアが設置されることを特徴とする請求項1に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項7】
前記主翼は、前記機体の両側に対称的に設置され、前記主翼に、副翼が設置されることを特徴とする請求項1に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項8】
前記尾翼は、V型構造で前記機体の両側に設置されたV型尾翼であり、前記V型尾翼に舵面が設置されることを特徴とする請求項1に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。
【請求項9】
前記ベースに、円形貫通孔が開けられ、前記円形貫通孔は、前記ウォームギアの底部にあり、且つ前記円形貫通孔の内径サイズは、前記ウォームギアの外径サイズより大きいことを特徴とする請求項4に記載の収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は航空機の技術分野に関し、特に収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ヘリコプターは、垂直離着陸能力及びより高い空中静止効率を有するため、多くの態様でその独特な応用価値があるが、飛行機に比べて、ヘリコプターの飛行速度が小さいことは、その不足である。
【0003】
回転翼の空力特性は、ヘリコプターの高速飛行を制限する主な理由であり、即ち前に飛行する中に、飛行速度が上がると、前進側ブレードに衝撃波が現れやすく、抗力を激増させ、また、後退側ブレードに、気流分離が現れやすく、且つ飛行速度の増加につれて気流分離領域が徐々に広くなり、ブレードは、回転中に該領域に入ったり、離れたりする時、ピッチモーメントが大きく変化し、それにより振動を引き起こして早期構造疲労破壊をもたらし、且つヘリコプターの安定な操作特性が悪くなる。従来技術では、ヘリコプターの高速飛行に対する回転翼の影響を解決することが困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術が存在する問題を解決して、ヘリコプターが高速飛行する時、回転翼が動作を停止し、尾押しプロペラによって推進力を提供し、主翼によって揚力を提供し、それにより高速飛行中の回転翼の空力特性の欠陥を避け、また、回転翼が収納され、機体内に収納することができ、さらに抗力を減少させ、最大飛行速度を向上させる、収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は以下の解決手段を提供する:
本発明は、機体を含み、前記機体にそれぞれ主翼及び尾翼が設置され、前記機体の末端に、尾押しプロペラが設置され、回転翼が収納室に収納された後、航空機の推進力が、尾押しプロペラによって提供され、揚力が、主翼によって提供され、航空機がプロペラ飛行機モードに変えて高速飛行を実現し、前記機体の頂部に回転翼機構が設置され、前記回転翼機構が回転翼を含み、前記回転翼機構が、回転翼を、前記機体内部の回転翼収納室内に収納するように駆動することができる収納式の単一ブレード同軸回転翼の超高速ヘリコプターを提供する。
【0006】
任意選択的に、前記回転翼機構は、回転翼収納機構及び同軸反転プロペラ機構を含み、前記回転翼は、前記同軸反転プロペラ機構に設置され、前記同軸反転プロペラ機構は、前記回転翼収納機構に設置され、前記回転翼収納機構は、前記同軸反転プロペラ機構及び回転翼を、前記回転翼収納室内で昇降させるように駆動することができる。
【0007】
任意選択的に、前記回転翼収納機構は、前記回転翼収納室内に固定設置されたベースを含み、前記ベースに、2つの対称的に配置された回転翼収納ガイドレールが固定設置され、2つの前記回転翼収納ガイドレールの間に同軸反転プロペラ機構ブラケットが設置され、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットの両端は、2つの前記回転翼収納ガイドレールに摺動可能に套設され、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットの片側に、垂直に配置された回転翼収納ラックが設置され、前記回転翼収納ラックには、回転翼収納歯車が噛み合って接続され、前記回転翼収納歯車は、回転翼収納歯車ブラケットを介して前記ベースに取り付けられ、前記回転翼収納歯車ブラケットの前記回転翼収納ラックから遠く離れる片側に、関節が設置され、前記関節にL型溝が開けられ、前記L型溝内にウォームが設置され、前記ウォームは、前記L型溝に沿って水平状態から垂直状態まで切り替えることができ、前記ウォームは、垂直状態に切り替える時、前記回転翼収納歯車の、回転翼収納ラックから遠く離れる片側に噛み合って伝動接続される。
【0008】
任意選択的に、前記同軸反転プロペラ機構は、前記同軸反転プロペラ機構ブラケットに設置された2つの左クランク及び2つの右クランクを含み、2つの前記左クランクと2つの前記右クランクとの間にサポートロッドを介して伝動接続され、2つの前記左クランクの底部にウォームギアが固定して接続され、前記ウォームが水平状態に切り替える時、前記ウォームギアに伝動接続され、2つの前記左クランクの頂部に、第1歯車が固定して接続され、前記第1歯車に、第2歯車が噛み合われ、前記第2歯車は、第1回転翼の回転軸に固定的に套設され、前記第1回転翼の回転軸内に、第2回転翼の回転軸が可動穿設され、前記第2回転翼の回転軸の底部は、前記右クランクの頂部に固定接続され、前記回転翼はそれぞれ、前記第1回転翼の回転軸及び第2回転翼の回転軸に設置される。
【0009】
任意選択的に、回転翼は、上下に配置された上部単一回転翼及び下部単一回転翼を含み、上部単一回転翼及び下部単一回転はすべてそれぞれ1枚のブレードを含み、前記上部単一回転翼は、プロペラハブを介して前記第2回転翼の回転軸に設置され、前記下部単一回転翼は、プロペラハブを介して前記第1回転翼の回転軸に設置される。
【0010】
任意選択的に、前記回転翼収納室の頂部開口部に、開閉できる回転翼収納室ドアが設置され、回転翼収納室ドアは、開閉できるように制御され、それにより回転翼の収納及び展開が完了する。
(【0011】以降は省略されています)

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