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公開番号2024152604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024014825
出願日2024-02-02
発明の名称シート処理装置、ラミネート処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 41/00 20060101AFI20241018BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】2枚重ねシートを剥離できなかった場合、次回のシート処理時に回転部材と第二部材との間で2枚重ねシートを挟持する挟持力を大きくすることで、剥離不可の再発を防止する。
【解決手段】2枚重ねシートを回転部材に巻き付けることで、2枚重ねシートのそれぞれのシート間に巻き付け周長差を生じさせ、2枚のシートを剥離するシート処理装置に関する。
回転部材と第二部材との間で2枚重ねシートを挟持する挟持力を調整可能な制御手段と、2枚のシートを回転部材に巻き付けた際に、2枚重ねシートの間に所定の間隔を超える隙間が形成されていない異常状態を検知する異常検知手段と、異常検知手段の検知結果を記憶する第1記憶手段と、を備え、前回のシート処理時の検知結果が異常状態であった場合、回転部材と第二部材との間で2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくして、2枚のシートを回転部材に巻き付ける。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
2枚のシートが重ねられ、その一部が接合された2枚重ねシートの前記2枚のシートを剥離するシート処理装置であって、
回転部材と、
前記回転部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する第一部材と、
前記2枚のシートが接合された前記一部を搬送方向の上流又は下流に配置して前記2枚重ねシートを前記回転部材と前記第一部材との間に搬送する搬送手段と、
前記回転部材と前記第一部材との間に搬送された前記2枚重ねシートを前記回転部材に巻き付ける巻き付け手段と、を備え、
前記巻き付け手段は、前記回転部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する少なくとも1つの第二部材を有し、
前記第二部材は、前記回転部材の前記2枚重ねシートを巻き付ける第一の回転方向に関して、前記第一部材よりも下流側に配置され、
前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力は、前記第一部材に対して前記第一の回転方向の下流側に位置するに従って大きく、
前記2枚重ねシートを前記回転部材に巻き付けることで、前記2枚重ねシートのそれぞれのシート間に巻き付け周長差を生じさせ、前記2枚のシートを剥離するシート処理装置において、
前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を調整可能な制御手段と、
前記2枚のシートを前記回転部材に巻き付けた際に、前記2枚重ねシートの間に所定の間隔を超える隙間が形成されていない異常状態を検知する異常検知手段と、
前記異常検知手段の検知結果を記憶する第1記憶手段と、を備え、
前回のシート処理時の検知結果が異常状態であった場合、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくして、前記2枚のシートを前記回転部材に巻き付けることを特徴とする、シート処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記回転部材と前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を調整可能であり、
前回のシート処理時の検知結果が異常状態であった場合、前記回転部材と前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくして、前記2枚のシートを前記回転部材に巻き付けることを特徴とする、請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記回転部材と、前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材を含む少なくとも2つの第二部材とのそれぞれの間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を調整可能であり、
前回のシート処理時の検知結果が異常状態であった場合、前記回転部材と、前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材を含む少なくとも2つの第二部材とのそれぞれの間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくし、かつ、隣接する前記第一、第二部材間の挟持力の差を、前回のシート処理時の挟持力の差以上に大きくすることを特徴とする、請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前回のシート処理時の検知結果が異常状態でなく、かつ、前記回転部材と、前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材を含む少なくとも2つの第二部材とのそれぞれの間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力が、所定の最小値でない場合、
前記回転部材と、前記第一の回転方向の最下流に位置する第二部材を含む少なくとも2つの第二部材とのそれぞれの間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前記所定の最小値以上の範囲で、前回のシート処理時の挟持力よりも小さくすることを特徴とする、請求項3に記載のシート処理装置。
【請求項5】
2枚重ねシートを積載する積載手段と、
前記積載手段から前記2枚重ねシートを給送する給送手段と、
前記積載手段から給送された前記2枚重ねシートの重送を検知する重送検知手段と、
前記重送検知手段の検知結果を記憶する第2記憶手段と、を備え、
前記第1記憶手段で記憶した検知結果が異常状態であっても、前記第2記憶手段で記憶した検知結果が重送であった場合、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力から変えないことを特徴とする、請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記第1記憶手段で記憶した検知結果が異常状態であっても、前記重送検知手段で検知した結果が重送であった場合、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力から変えないことを特徴とする、請求項5に記載のシート処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載のシート処理装置と、
前記2枚重ねシートを加熱及び加圧可能な熱加圧部材と、
を備えることを特徴とするラミネート処理装置。
【請求項8】
2枚重ねシートを積載する積載手段と、
前記積載手段から前記2枚重ねシートを給送する給送手段と、
給送された前記2枚重ねシートに画像を形成する画像形成部と、
画像形成された前記2枚重ねシートの前記2枚のシートを剥離する請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート処理装置、又は請求項7に記載のラミネート処理装置と、
を備えた画像形成装置。
【請求項9】
画像形成装置と、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート処理装置、又は請求項7に記載のラミネート処理装置と、を備えた画像形成システム。
【請求項10】
画像形成装置と、
前記画像形成装置に着脱可能に接続された、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート処理装置又は請求項7に記載のラミネート処理装置と、を備えた画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート処理装置、ラミネート処理装置、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
2枚のシートが重ねられ、一辺が接合(接続)された2枚重ねシート(ラミネートシート又はラミネートフィルム)内に、中紙類(用紙、写真など)を挿入し、熱と圧力を加えることで2枚重ねシートを接着して、内側の中紙類を挟み込むラミネート処理という技術が知られている。
【0003】
2枚重ねシートに中紙類を挿入する作業は、主に手作業で行われていたが、近年、それを自動化する装置が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、2枚重ねシートを回転部材に巻き付け、それぞれのシート間に巻き付け周長差(スリップ量)を生じさせ、生じたシート間の隙間に剥離爪を挿入することで、2枚のシートを剥離するシート剥離装置が開示されている。
【0005】
この装置は、回転部材に2枚重ねシートを巻き付けるという比較的単純な構成により、装置を複雑化・大型化にせず、2枚重ねシートの2枚のシートを剥離することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の剥離装置は、2枚のシートが静電気によって強く接着し、巻き付け周長差が小さくなると、剥離爪を挿入するのに十分な隙間が形成されず、剥離できないことがあった。
【0007】
その場合、続けて別のシートを剥離すると、回転部材との間で2枚重ねシートを挟持する第二部材の挟持力は一定であるので、巻き付け周長差が小さいままとなり、再度剥離できないおそれがあった。
【0008】
そこで本発明は、2枚重ねシートを剥離できなかった場合、次回のシート処理時に回転部材と第二部材との間で2枚重ねシートを挟持する挟持力を大きくすることで、剥離不可の再発を防止できるシート処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、2枚のシートが重ねられ、その一部が接合された2枚重ねシートの前記2枚のシートを剥離するシート処理装置であって、回転部材と、前記回転部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する第一部材と、前記2枚のシートが接合された前記一部を搬送方向の上流又は下流に配置して前記2枚重ねシートを前記回転部材と前記第一部材との間に搬送する搬送手段と、前記回転部材と前記第一部材との間に搬送された前記2枚重ねシートを前記回転部材に巻き付ける巻き付け手段と、を備え、前記巻き付け手段は、前記回転部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する少なくとも1つの第二部材を有し、前記第二部材は、前記回転部材の前記2枚重ねシートを巻き付ける第一の回転方向に関して、前記第一部材よりも下流側に配置され、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力は、前記第一部材に対して前記第一の回転方向の下流側に位置するに従って大きく、前記2枚重ねシートを前記回転部材に巻き付けることで、前記2枚重ねシートのそれぞれのシート間に巻き付け周長差を生じさせ、前記2枚のシートを剥離するシート処理装置において、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を調整可能な制御手段と、前記2枚のシートを前記回転部材に巻き付けた際に、前記2枚重ねシートの間に所定の間隔を超える隙間が形成されていない異常状態を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段の検知結果を記憶する第1記憶手段と、を備え、前回のシート処理時の検知結果が異常状態であった場合、前記回転部材と前記第二部材との間で前記2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくして、前記2枚のシートを前記回転部材に巻き付けることを特徴とする、シート処理装置によって解決される。
【発明の効果】
【0010】
本発明のシート処理装置は、2枚重ねシートを剥離できなかった場合、回転部材と前記第二部材との間で2枚重ねシートを挟持する挟持力を、前回のシート処理時の挟持力よりも大きくして、回転部材に巻き付ける。したがって、2枚重ねシートのシート間のスリップ量(巻き付け周長差)を大きくでき、剥離不可の再発を防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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