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公開番号
2024152429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066614
出願日
2023-04-14
発明の名称
リンク機構および延伸機
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
B29C
55/20 20060101AFI20241018BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】リンク機構に用いられている軸受の寿命を延ばすことが望まれる。
【解決手段】一実施の形態のリンク機構は、レールホルダ31を有する。レールホルダ31は、ローラ保持部40と、上面に開口部63が設けられ、回転しながらレール14に沿って移動するガイドローラ60と、一端側がローラ保持部40に固定され、他端側が開口部63を通してガイドローラ60に挿入されたローラシャフト51,52と、ガイドローラ60の内部に設けられ、ガイドローラ60をローラシャフト51,52に対して回転自在に支持する軸受53,54と、を有する。そして、ガイドローラ60の開口部63の全域がローラ保持部40によって覆われている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂膜を引き延ばす延伸機に用いられるリンク機構であって、
一対のレールホルダと、
前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、
前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を有し、
それぞれの前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、を有し、
前記ガイドローラの前記開口部の全域が前記ローラ保持部によって覆われているリンク機構。
続きを表示(約 3,500 文字)
【請求項2】
樹脂膜を引き延ばす延伸機に用いられるリンク機構であって、
一対のレールホルダと、
前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、
前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を有し、
それぞれの前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部と前記ガイドローラとの間に配置され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記ローラ保持部と対向する前記カバー部材の一面に、前記ローラ保持部に形成されている溝に入り込む環状の第1凸部が形成され、
前記ガイドローラと対向する前記カバー部材の他の一面に、前記ガイドローラの前記開口部に入り込む環状の第2凸部が形成されているリンク機構。
【請求項3】
請求項2に記載のリンク機構において、
中心が同一で直径が異なる2つの前記溝が前記ローラ保持部に形成され、
前記カバー部材に形成されている前記第1凸部には、一方の前記溝に入り込む大径凸部と、他方の前記溝に入り込む小径凸部とが含まれるリンク機構。
【請求項4】
樹脂膜を引き延ばす延伸機に用いられるリンク機構であって、
一対のレールホルダと、
前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、
前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を有し、
それぞれの前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部と前記ガイドローラとの間に配置され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記カバー部材の一面は、前記ガイドローラの前記上面と対向する前記ローラ保持部の底面に接しており、
前記カバー部材の前記一面と反対側の他の一面は、前記開口部の周囲で前記ガイドローラの前記上面に接しているリンク機構。
【請求項5】
樹脂膜を引き延ばす延伸機に用いられるリンク機構であって、
一対のレールホルダと、
前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、
前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を有し、
それぞれの前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部と前記ガイドローラとの間に配置され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記カバー部材には、前記ガイドローラの上に重なる第1カバー部材と、前記第1カバー部材の上に重なる第2カバー部材とが含まれるリンク機構。
【請求項6】
請求項5に記載のリンク機構において、
前記第1カバー部材には、前記ガイドローラの前記開口部に入り込む環状の凸部が形成され、
前記第2カバー部材は、前記第1カバー部材の少なくとも一部を収容する環状の凹部が形成されているリンク機構。
【請求項7】
樹脂膜を引き延ばす延伸機に用いられるリンク機構であって、
一対のレールホルダと、
前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、
前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を有し、
それぞれの前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部に装着され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記ガイドローラの前記開口部の一部の領域が前記ローラ保持部によって覆われ、前記ガイドローラの前記開口部の残りの領域が前記カバー部材によって覆われているリンク機構。
【請求項8】
樹脂膜を引き延ばす延伸機であって、
一対のレールホルダと、前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を含む複数のリンク機構を備え、
それぞれの前記リンク機構の前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、を有し、
前記ガイドローラの前記開口部の全域が前記ローラ保持部によって覆われている延伸機。
【請求項9】
樹脂膜を引き延ばす延伸機であって、
一対のレールホルダと、前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を含む複数のリンク機構を備え、
それぞれの前記リンク機構の前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部と前記ガイドローラとの間に配置され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記ローラ保持部と対向する前記カバー部材の一面に、前記ローラ保持部に形成されている溝に入り込む環状の第1凸部が形成され、
前記ガイドローラと対向する前記カバー部材の他の一面に、前記ガイドローラの前記開口部に入り込む環状の第2凸部が形成されている延伸機。
【請求項10】
樹脂膜を引き延ばす延伸機であって、
一対のレールホルダと、前記一対のレールホルダに跨るベース部材と、前記ベース部材の一端に設けられ、前記樹脂膜を把持するクリップと、を含む複数のリンク機構を備え、
それぞれの前記リンク機構の前記レールホルダは、
ローラ保持部と、
前記ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、
一端側が前記ローラ保持部に固定され、他端側が前記開口部を通して前記ガイドローラに挿入されたシャフトと、
前記ガイドローラの内部に設けられ、前記ガイドローラを前記シャフトに対して回転自在に支持する軸受と、
前記ローラ保持部に装着され、前記開口部を覆うカバー部材と、を有し、
前記ガイドローラの前記開口部の一部の領域が前記ローラ保持部によって覆われ、前記ガイドローラの前記開口部の残りの領域が前記カバー部材によって覆われている延伸機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リンク機構および延伸機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
薄膜(例えば、樹脂シート又は樹脂フィルム)を搬送しながら縦方向や横方向に引き延ばす延伸機が知られている。特許文献1には、シート状物の縦延伸と横延伸とを行う同時二軸延伸機が記載されている。特許文献1に記載されている同時二軸延伸機は、無端リンク装置を有している。無端リンク装置は、レールおよびレールに沿って移動する複数の等長リンク装置から構成されており、それぞれの等長リンク装置は、レール上を転がりながら移動するローラを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4379306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
延伸機のメンテナンス間隔を長くしたり、メンテナンス頻度を少なくしたりするために、リンク機構に用いられている軸受の寿命を延ばすことが望まれる。
【0005】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態によれば、リンク機構は一対のレールホルダを有し、それぞれのレールホルダは、ローラ保持部と、ローラ保持部と対向する上面に開口部が設けられ、回転しながらレールに沿って移動するガイドローラと、一端側がローラ保持部に固定され、他端側が開口部を通してガイドローラに挿入されたシャフトと、ガイドローラの内部に設けられ、ガイドローラをシャフトに対して回転自在に支持する軸受と、を有する。そして、ガイドローラの開口部の全域がローラ保持部によって覆われる。
【発明の効果】
【0007】
一実施の形態によれば、リンク機構に用いられている軸受の寿命が延長され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施の形態に係る薄膜製造システムの構成を示す模式図である。
一実施の形態に係る延伸機の構成を示す模式図である。
一実施の形態に係る延伸機の構成を示す他の模式図である。
一実施の形態に係るリンク機構およびレールの一部を模式的に示す平面図である。
一実施の形態に係るリンク機構およびレールの一部を模式的に示す他の平面図である。
一実施の形態に係るリンク機構の斜視図である。
一実施の形態に係るリンク機構の断面図である。
一実施の形態に係る外側レールホルダが備えるガイドローラ及びその周辺の構造を示す拡大断面図である。
一実施の形態に係るカバー部材の平面図である。
一実施の形態に係るカバー部材の断面図である。
一実施の形態に係るカバー部材の底面図である。
一実施の形態に係るカバー部材の装着状態を示す分解斜視図である。
一実施の形態に係るレールホルダの平面図である。
一実施の形態でリンクピッチが最小になったときの複数のリンク機構を示す平面図である。
他の一実施の形態に係るレールホルダが備えるガイドローラ及びその周辺の構造を示す拡大断面図である。
他の一実施の形態に係るカバー部材の装着状態を示す分解斜視図である。
他の一実施の形態に係るレールホルダが備えるガイドローラ及びその周辺の構造を示す拡大断面図である。
他の一実施の形態に係るカバー部材の装着状態を示す分解斜視図である。
他の一実施の形態に係るレールホルダが備えるガイドローラ及びその周辺の構造を示す拡大断面図である。
他の一実施の形態に係るカバー部材の装着状態を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するために参照する全ての図面において、同一または実質的に同一の機能を有する機器や部材には同一の符号を付す。また、一度説明した機器や部材については、原則として繰り返しの説明は行わない。
【0010】
(第1実施形態)
<薄膜製造システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る薄膜製造システム1の構成を示す模式図である。薄膜製造システム1は、押出装置(押出機、混練押出機)2,Tダイ3,原反冷却装置4,延伸機5,引き取り装置6,巻き取り装置7を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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