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公開番号
2024152223
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066286
出願日
2023-04-14
発明の名称
ユニットクーラ
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F24F
1/028 20190101AFI20241018BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、電動圧縮機の保護と冷凍サイクルの性能向上とをより実現できるユニットクーラを提供する。
【解決手段】本発明のユニットクーラ1では、アキュムレータ304は、第2ファン309を間に挟んで吸入口13bとは反対側に設けられている。アキュムレータ304と第2ファン309との間には、吸入口13a、13bから取り入れられる外気を第1ファン308と第2ファン309とに分けて案内する隔壁116が延在している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータ、前記凝縮器に対して送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に対して前記第1ファンとは逆方向に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記第1ファン及び前記第2ファンによって前記ハウジングの内部に外気を取り入れる吸入口と、前記第1ファンからの送風によって前記凝縮器から前記ハウジングの外部へ排熱を行う排熱口と、前記第2ファンからの送風によって前記蒸発器から前記ハウジングの外部へ冷風を供給する冷風口と、を有し、
前記アキュムレータは、前記第2ファンを間に挟んで前記吸入口とは反対側に設けられ、
前記アキュムレータと前記第2ファンとの間には、前記吸入口から取り入れられる外気を前記第1ファンと前記第2ファンとに分けて案内する隔壁が延在していることを特徴とするユニットクーラ。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記ハウジングは、前記空調部が搭載されるベースプレートと、
前記ベースプレートの下方に設けられ、前記冷風口が形成されたアンダーカバーと、
前記アンダーカバーに固定され、前記吸入口が形成され、前記アンダーカバーとともに前記空調部を包囲するトップカバーと、
前記トップカバーと前記ベースプレートとの間に設けられるトッププレートと、を有し、
前記隔壁は前記ベースプレート及び前記トッププレートに固定されている請求項1記載のユニットクーラ。
【請求項3】
前記空調部は、前記電動圧縮機、前記第1ファン及び前記第2ファンのうち少なくとも一つを制御する箱型の制御装置を有し、
前記電動圧縮機、前記アキュムレータ、前記第1ファン、前記第2ファン及び前記制御装置は、前記ベースプレート及び前記トッププレートに固定され、
前記制御装置は、前記第1ファンを間に挟んで前記吸入口とは反対側に配置され、
前記電動圧縮機は、前記第1ファンと前記隔壁との間に配置され、
前記アキュムレータは、前記隔壁、前記制御装置、及び、前記電動圧縮機によって囲まれて配置されている請求項2記載のユニットクーラ。
【請求項4】
前記隔壁は、前記吸入口から前記電動圧縮機と前記アキュムレータとに沿って延在し、かつ、前記電動圧縮機と前記アキュムレータとの間から前記制御装置のエッジに向けて屈曲している請求項3記載のユニットクーラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はユニットクーラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のユニットクーラが開示されている。このユニットクーラは、電源を有するフォークリフト等の産業車両に用いられる。
【0003】
このユニットクーラは、特許文献1によれば、ハウジングと、ハウジングに収容された空調部とを備えている。空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び制御装置を有し、冷凍サイクルを構成している。蒸発器には吹出ダクトが設けられている。
【0004】
このユニットクーラは、例えば、振動を低減する手段を乗用車程には有していない産業車両において、空調部の電動圧縮機が電源によって作動して空気を冷却し、その冷風を吹出ダクトからハウジングの外部に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-83464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のユニットクーラにおいて、蒸発器と電動圧縮機との間に空調部の一部としてアキュムレータを設けることが考えられる。この場合、蒸発器から排出された気液が混合した冷媒や潤滑油から液体状の冷媒等をアキュムレータによって分離し、液体状の冷媒等が電動圧縮機に吸入されることを防止できることから、電動圧縮機の保護と冷凍サイクルの性能向上とを図ることが可能になる。
【0007】
しかしながら、ユニットクーラは、ハウジングに空調部を全て収容しなければならず、アキュムレータの搭載場所が限定されやすい。このため、仮にアキュムレータが外気によって温められやすければ、アキュムレータ内で熱交換が行われ、電動圧縮機に吸入される冷媒の温度が上昇する。この場合、電動圧縮機の保護と冷凍サイクルの性能向上とが阻害されてしまう。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、電動圧縮機の保護と冷凍サイクルの性能向上とをより実現できるユニットクーラを提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のユニットクーラは、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータ、前記凝縮器に対して送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に対して前記第1ファンとは逆方向に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記第1ファン及び前記第2ファンによって前記ハウジングの内部に外気を取り入れる吸入口と、前記第1ファンからの送風によって前記凝縮器から前記ハウジングの外部へ排熱を行う排熱口と、前記第2ファンからの送風によって前記蒸発器から前記ハウジングの外部へ冷風を供給する冷風口と、を有し、
前記アキュムレータは、前記第2ファンを間に挟んで前記吸入口とは反対側に設けられ、
前記アキュムレータと前記第2ファンとの間には、前記吸入口から取り入れられる外気を前記第1ファンと前記第2ファンとに分けて案内する隔壁が延在していることを特徴とする。
【0010】
本発明のユニットクーラでは、空調部が冷凍サイクルを構成し、空気を冷却してハウジングの外部に供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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