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公開番号
2024158096
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072966
出願日
2023-04-27
発明の名称
コンロバーナ装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人青莪
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20241031BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】主副のバーナ部1m,1sを有するコンロバーナ1を備えるコンロバーナ装置であって、主副のバーナ部の同時燃焼状態での最小火力は副バーナ部の単独燃焼状態での最大火力よりも大きいが、ガス量調節弁62の同時燃焼最小火力開度は単独燃焼最大火力開度よりも小さいものにおいて、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換を伴う火力変更に際してのガス量調節弁の開度変化を少なくして、火力変更に要する時間を短縮する。
【解決手段】単独燃焼状態から同時燃焼状態への切換を伴う火力変更に際し、ガス量調節弁62の開度を単独燃焼最大火力開度を経ずに同時燃焼最小火力開度に変化させ、同時燃焼状態から単独燃焼状態への切換を伴う火力変更に際し、ガス量調節弁62の開度を同時燃焼最小火力開度から単独燃焼最大火力開度を経ずに変更後の火力開度に変化させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナと、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、コンロバーナの火力を指示する火力指示手段と、第1開閉弁、第2開閉弁及びガス量調節弁を制御する制御手段とを備えるコンロバーナ装置であって、
第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させて主バーナ部と副バーナ部の両者で燃焼させる同時燃焼状態と第1開閉弁を開弁させるが第2開閉弁は閉弁させて副バーナ部のみで燃焼させる単独燃焼状態との夫々におけるコンロバーナの火力を可変とし、同時燃焼状態での最小火力は単独燃焼状態での最大火力よりも大きく設定されるが、同時燃焼状態での最小火力を得るガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度、単独燃焼状態での最大火力を得るガス量調節弁の開度を単独燃焼最大火力開度として、同時燃焼最小火力開度は単独燃焼最大火力開度よりも小さく設定されるものにおいて、
制御手段は、火力指示手段で指示される火力が、単独燃焼状態での火力から同時燃焼状態での火力に変更された場合には、単独燃焼状態での変更前の火力を得るガス量調節弁の開度を第1の開度、同時燃焼状態での変更後の火力を得るガス量調節弁の開度を第2の開度として、第1の開度が単独燃焼最大火力開度でなく、且つ、第2の開度が同時燃焼最小火力開度でない限り、ガス量調節弁の開度を、一旦単独燃焼最大火力開度に増加してから同時燃焼最小火力開度に減少させることなく、第1の開度から同時燃焼最小火力開度を経由して第2の開度に変化させると共に、単独燃焼状態から同時燃焼状態に切換える制御を行い、火力指示手段で指示される火力が、同時燃焼状態での火力から単独燃焼状態での火力に変更された場合には、同時燃焼状態での変更前の火力を得るガス量調節弁の開度を第3の開度、単独燃焼状態での変更後の火力を得るガス量調節弁の開度を第4の開度として、第3の開度が同時燃焼最小火力開度でなく、且つ、第4の開度が単独燃焼最大火力開度でない限り、ガス量調節弁の開度を、同時燃焼最小火力開度に減少させてから一旦単独燃焼最大火力開度に増加させることなく、第3の開度から同時燃焼最小火力開度を経由して第4の開度に変化させると共に、同時燃焼状態から単独燃焼状態に切換える制御を行うように構成されることを特徴とするコンロバーナ装置。
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【請求項2】
前記制御手段は、前記単独燃焼状態と前記同時燃焼状態との切換を前記ガス量調節弁の開度を前記同時燃焼最小火力開度にした状態で行うように構成されることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナを備えるコンロバーナ装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のコンロバーナ装置として、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、コンロバーナの火力を指示する火力指示手段と、第1開閉弁、第2開閉弁及びガス量調節弁を制御する制御手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このものでは、第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させて主バーナ部と副バーナ部の両者で燃焼させる同時燃焼状態と、第1開閉弁を開弁させるが第2開閉弁は閉弁させて副バーナ部のみで燃焼させる単独燃焼状態とに切換自在とし、更に、同時燃焼状態と単独燃焼状態の夫々におけるコンロバーナの火力を可変としている。また、同時燃焼状態での最小火力は単独燃焼状態での最大火力よりも大きく設定されるが、同時燃焼状態での最小火力を得るガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度、単独燃焼状態での最大火力を得るガス量調節弁の開度を単独燃焼最大火力開度として、同時燃焼最小火力開度は単独燃焼最大火力開度よりも小さく設定されている。
【0004】
そして、火力指示手段で指示される火力が、単独燃焼状態での火力から同時燃焼状態での火力に変更された場合は、単独燃焼状態での最大火力と同時燃焼状態での最小火力とを順に経て同時燃焼状態での指示火力に変更する制御を行い、火力指示手段で指示される火力が、同時燃焼状態での火力から単独燃焼状態での火力に変更された場合は、同時燃焼状態での最小火力と単独燃焼状態での最大火力とを順に経て単独燃焼状態での指示火力に変更する制御を行うようにしている。これは、ガス量制御弁を制御する上での場合分けを不要にして、プログラムを単純化するためである。
【0005】
然し、これでは、指示火力が単独燃焼状態での火力から同時燃焼状態での火力に変更された場合、ガス量調節弁の開度を一旦単独燃焼最大火力開度に増加してから同時燃焼最小火力開度に減少させ、また、指示火力が同時燃焼状態での火力から単独燃焼状態での火力に変更された場合は、ガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度に減少させてから一旦単独燃焼最大火力開度に増加させることになる。このように、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換を伴う火力変更では、ガス量調節弁の開度を複雑に変化させることが必要になって、火力変更に時間がかかり、更には、ガス量調節弁の耐久性に悪影響が及ぶ不具合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-281271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換を伴う火力変更に際してのガス量調節弁の開度変化を少なくして、火力変更に要する時間を短縮し、且つ、ガス量調節弁の耐久性を向上できるようにしたコンロバーナ装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナと、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、コンロバーナの火力を指示する火力指示手段と、第1開閉弁、第2開閉弁及びガス量調節弁を制御する制御手段とを備えるコンロバーナ装置であって、第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させて主バーナ部と副バーナ部の両者で燃焼させる同時燃焼状態と第1開閉弁を開弁させるが第2開閉弁は閉弁させて副バーナ部のみで燃焼させる単独燃焼状態との夫々におけるコンロバーナの火力を可変とし、同時燃焼状態での最小火力は単独燃焼状態での最大火力よりも大きく設定されるが、同時燃焼状態での最小火力を得るガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度、単独燃焼状態での最大火力を得るガス量調節弁の開度を単独燃焼最大火力開度として、同時燃焼最小火力開度は単独燃焼最大火力開度よりも小さく設定されるものにおいて、制御手段は、火力指示手段で指示される火力が、単独燃焼状態での火力から同時燃焼状態での火力に変更された場合であって、単独燃焼状態での変更前の火力を得るガス量調節弁の開度を第1の開度、同時燃焼状態での変更後の火力を得るガス量調節弁の開度を第2の開度として、第1の開度が単独燃焼最大火力開度でなく、且つ、第2の開度が同時燃焼最小火力開度でない限り、ガス量調節弁の開度を、一旦単独燃焼最大火力開度に増加してから同時燃焼最小火力開度に減少させることなく、第1の開度から同時燃焼最小火力開度を経由して第2の開度に変化させると共に、単独燃焼状態から同時燃焼状態に切換える制御を行い、火力指示手段で指示される火力が、同時燃焼状態での火力から単独燃焼状態での火力に変更された場合には、同時燃焼状態での変更前の火力を得るガス量調節弁の開度を第3の開度、単独燃焼状態での変更後の火力を得るガス量調節弁の開度を第4の開度として、第3の開度が同時燃焼最小火力開度でなく、且つ、第4の開度が単独燃焼最大火力開度でない限り、ガス量調節弁の開度を、同時燃焼最小火力開度に減少させてから一旦単独燃焼最大火力開度に増加させることなく、第3の開度から同時燃焼最小火力開度を経由して第4の開度に変化させると共に、同時燃焼状態から単独燃焼状態に切換える制御を行うように構成されることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、単独燃焼状態から同時燃焼状態への切換を伴う火力変更に際し、ガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度に変化させる前に単独燃焼最大火力開度まで増加させずに済み、また、同時燃焼状態から単独燃焼状態への切換を伴う火力変更に際し、ガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度に変化させた後に単独燃焼最大火力開度まで増加させずに済み、その分、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換を伴う火力変更に際してのガス量調節弁の開度変化を少なくすることができる。従って、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換を伴う火力変更に要する時間を短縮でき、更に、ガス量調節弁の耐久性を向上できる。
【0010】
また、本発明において、制御手段は、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換をガス量調節弁の開度を同時燃焼最小火力開度にした状態で行うように構成されることが望ましい。これによれば、単独燃焼状態と同時燃焼状態との切換時の火力変化を小さく抑えることができる。従って、火力が切換時に急に大きくなる等して使用者を驚かせるようなことを回避できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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