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公開番号2024163510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079198
出願日2023-05-12
発明の名称焚き火台
出願人株式会社ニューテックジャパン
代理人個人
主分類F24B 1/18 20060101AFI20241115BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】燃料である薪、木炭等を収納・保管し、収納・保管した状態で携行し、更に、焚き火台として使用可能とする。
【解決手段】方形の火床フレーム4を有する火床ユニット2と、火床ユニットの全側面を覆う変形ユニット3とからなり、変形ユニットを火床ユニットの側面を覆う上動した位置と、火床ユニットを上方に突出する下動した位置に移行自在としたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
方形の火床フレームを有する火床ユニットと火床ユニットの外側面を覆う変形ユニットとからなり、変形ユニットを火床ユニットの側面を覆う上動した位置と、火床ユニットを上方に突出する下動した位置に移行自在としたことを特徴とする焚き火台。
続きを表示（約 310 文字）【請求項２】
火床フレームの四隅から立設する直立フレームを備え、対向する側面の直立フレーム間に五徳支持棒を架け渡してなる請求項１記載の焚き火台。
【請求項３】
変形ユニットは、火床ユニットの全側面を覆う２枚の側面板からなり、２枚の側面板を火床フレームの側面に回動自在に連結したことを特徴とする請求１または２記載の焚き火台。
【請求項４】
２枚の側面板をヒンジで火床フレームの側面に回動自在に連結したことを特徴とする請求項３記載の焚き火台。
【請求項５】
２枚の側面板を止着具で上動位置若しくは下動位置に止着自在としたことを特徴とする請求項３または４記載の焚き火台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、薪、木炭等の燃料を保管することが可能な焚き火台に関する。キャンプ等のアウトレジャーにおいては、身体を温めたり、調理を行うための道具として、薪や木炭等を燃料とする焚き火台が使用されている。
続きを表示（約 1,600 文字）【０００２】
燃料である薪や木炭は、車に積む際に砕片やゴミが落ちたり、車内を傷つける可能性があるため、直接車内に積むのには心理的な抵抗があった。また、余った薪、木炭或は次回使用のために購入した薪や木炭の保管場所にも困っていた。
【０００３】
従来公知の焚き火台は、特許第５４２８０８８号公報（特許文献１）、特開２０２３－２３３３７号公報（特許文献２）に見られるように、不使用時にコンパクトな形態とする構造のものが多く提案されている。しかしながら、前述したような燃料である薪や木炭の収納や保管を図ったものは知られていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第５４２８０８８号公報
特開２０２３－２３３３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
この発明は、焚き火台の不使用時に、燃料である薪や木炭を焚き火台内に収納・保管することを可能として、車に積み込む際に破片やゴミが飛散したり、車内を傷つけたり、汚したりするおそれをなくし、薪や木炭の保管場所を確保することが出来るようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記課題を解決するために、火床を構成する火床フレームを有する火床ユニットと、変形ユニットとからなり、変形ユニットを上動して火床ユニットの外側面に位置させるとき、火床ユニットと変形ユニットで、薪や木炭を収納し得るコンテナー形態に構成し、また、変形ユニットを下動して火床ユニットを上方に立ち上げ、焚き火台形態に構成することにより、収納ボックスと焚き火台の２態様に容易に変形移行させることが可能となり、本発明を完成するに至ったものである。
【０００７】
また、火床フレームの四隅から立設する直立フレームを備え、対向する側面の直立フレーム間に五徳支持棒を架け渡して、所望の煮炊きを行い得る。変形ユニットは、火床ユニットの全側面を覆う２枚の側面板を備え、２枚の側面板を火床フレームの側面に回動自在に連結して、変形ユニットを火床ユニットの側面を覆う上動した位置と、火床ユニットを上方に突出する下動した位置に移行自在とする。
【０００８】
更に、２枚の側面板はヒンジで火床フレームの側面に回動自在に連結し、また、２枚の側面板は、止着具で上動位置若しくは下動位置に止着自在とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の焚き火台によれば、不使用時は、変形ユニットを火床ユニットの側周面に立ち上げることにより、火床ユニットと変形ユニットとによって、上面を開放した方形箱形の収納空間を作出し、内部に薪、木炭等を収納して保管することが可能となる。また、焚き火台として使用するに際しては、変形ユニットを下方に押し下げて火床ユニットを上方に露出し、火床ユニットの内底面に配置したロストル板上で薪、木炭等を燃焼し、五徳支持フレームに架け渡した五徳を載せるための台フレーム上で所望の煮炊きを行うことが可能となる。
【００１０】
かくして本発明によれば、不使用時には、収納空間内に薪、木炭等を収納する保管場所として、薪、木炭等の燃料の保管容器とすることができると共に、薪、木炭等の運搬容器としても使用できるため、車への積み込みに際して、運搬が容易になると共に、破片やゴミが飛散したり、車内を傷つけたり、汚したりするおそれもなくなる。また、使用時には、変形ユニットを下方に移動するのみで、焚き火台に変形移行することが出来るため、薪、木炭等の燃料の燃焼を容易に行うことが出来る。すなわち、この発明によれば、単一の機構で収納容器と焚き火台の２つの機能を発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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