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公開番号2024151703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065265
出願日2023-04-12
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 本発明に係る定着装置は、小サイズ紙を通紙した場合に生じる非通紙部昇温の対策として送風機構を用いる構成において、ダウンタイムの発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】 記録材に熱を与える加熱ユニットと、加熱ユニットに当接しニップ部を形成する加圧回転体と、加圧回転体は、加熱ユニットとともに記録材を挟持搬送することでトナー像を記録材に定着し、記録材の搬送方向と直交する幅方向において、加熱ユニットの一端部に送風する第一の送風手段と、幅方向において、加熱ユニットの他端部に送風する第二の送風手段と、第一の送風手段と第二の送風手段とを独立で制御する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に熱を与える加熱ユニットと、
前記加熱ユニットに当接しニップ部を形成する加圧回転体と、
前記加圧回転体は、前記加熱ユニットとともに記録材を挟持搬送することでトナー像を記録材に定着し、
記録材の搬送方向と直交する幅方向において、前記加熱ユニットの一端部に送風する第一の送風手段と、
前記幅方向において、前記加熱ユニットの他端部に送風する第二の送風手段と、
前記加熱ユニットの前記一端部の温度を検出する第一の温度検出手段と、
前記加熱ユニットの前記他端部の温度を検出する第二の温度検出手段と、
前記第一の温度検出手段と前記第二の温度検出手段との温度検出に基づいて、前記第一の送風手段と前記第二の送風手段とを制御する制御部と、
前記第一の送風手段と前記第二の送風手段が送風している状態と、
前記第一の送風手段が送風し前記第二の送風手段が送風していない状態と、
前記第一の送風手段が送風せず前記第二の送風手段が送風している状態と、をとることが可能であることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一の温度検出手段が検出する温度が第一の温度で且つ、前記第二の温度検出手段が検出する温度が前記第一の温度よりも低い第二の温度の場合、前記第一の送風手段は送風し、前記第二の送風手段は送風せず、
前記第一の温度検出手段が検出する温度が前記第二の温度で且つ、前記第二の温度検出手段が検出する温度が前記第一の温度の場合、前記第一の送風手段は送風せず、前記第二の送風手段は送風する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記第一の温度検出手段と前記第二の温度検出手段と、は前記幅方向において記録材の最大通紙領域の温度を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記幅方向において、記録材の通紙領域の中央を基準として、前記第一の温度検出手段と前記第二の温度検出手段と、は対称の位置に配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記加熱ユニットの温度を検出する第三の温度検出手段と、を有し、
前記第一の温度検出手段は、複数ある温度検出手段の中で、最も一端部側に配置され、
前記第二の温度検出手段は、複数ある温度検出手段の中で、最も他端部側に配置される、ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第一の温度検出手段が検出する温度が前記第一の温度よりも高くなることに応じて、前記第一の送風手段の送風量を大きくし、
前記第二の温度検出手段が検出する温度が前記第一の温度よりも高くなることに応じて、前記第二の送風手段の送風量を大きくする、
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項7】
前記幅方向において、前記加熱ユニットの前記一端部に対応する第一の送風口を有し、前記第一の送風手段により送風されるエアを前記加熱ユニットの前記一端部に案内する第一のダクトと、
前記幅方向において、前記加熱ユニットの前記他端部に対応する第二の送風口を有し、前記第二の送風手段により送風されるエアを前記加熱ユニットの前記他端部に案内する第二のダクトと、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記ニップ部において、記録材は鉛直方向の下方から上方に搬送される、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記第一の送風口を開閉する第一のシャッターと、
前記第二の送風口を開閉する第二のシャッターと、を備える
ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
【請求項10】
前記第一の送風手段と、前記第二の送風手段と、はファンを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
記録材に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、未定着のトナー像が形成された記録材に、熱と圧力を加えることにより、記録材にトナー像を定着させる定着装置を備えている。
【0003】
近年、省エネ性能向上や待機時間の短縮のために、低熱容量の定着フィルムを用いた定着装置が提案される。定着フィルム方式の定着装置は、定着フィルムを有する加熱ユニットと、定着フィルムに当接する加圧ローラと、が用いられる。この定着フィルムと加圧ローラとの間に形成されるニップ部に記録材が搬送される。そして記録材に熱と圧力とが加えられることで、記録材にトナー像が定着される。
【0004】
記録材を定着する工程が連続で行われると、非通紙部昇温が起こる場合がある。非通紙部昇温とは、記録材の搬送方向と直交する幅方向において、画像形成装置の最大通紙幅の記録材(最大サイズ紙)よりも幅の小さい記録材(小サイズ紙、幅狭紙)を連続通紙すると発生する。最大サイズ紙を通紙して定着する場合は、定着フィルム及び加圧ローラの表面が定着領域全長域に渡って略均一な温度分布となる。しかし、小サイズ紙を連続通紙して定着した場合に、定着フィルム及び加圧ローラの非通紙域表面の温度が過度に上昇する。これは、小サイズ紙を通紙した場合、最大通紙幅内で、記録材の通過しない非通紙領域が存在してしまう。非通紙領域では、記録材によって熱が奪われず、蓄熱されてしまう。
【0005】
非通紙部昇温が生じると、周囲の部材にダメージを与えてしまうことや、次のジョブで最大サイズ紙を含め、より大きなサイズの紙を通紙すると、過剰に熱を与えてしまう。これを防ぐために、非通紙部昇温が発生した場合には、一度画像形成を中断し、非通紙領域の温度が低下するまでダウンタイムを発生させる。しかしダウンタイムの発生は、画像形成装置の生産性を落とすため、望ましくない。
【0006】
特許文献1には定着フィルムの非通紙領域にエアを送風して冷却するための送風機構が開示されている。送風機構はファンを有し、ファンは、定着フィルムもしくは加熱手段(ヒータ)の非通紙部のうち送風可能な領域に設けられた温度検知部材の検知温度に応じて制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-134421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
小サイズ紙を通紙した場合、定着フィルムの一端部と他端部とそれぞれに非通紙部昇温が発生する。特許文献1に記載の定着装置は、端部に加熱ユニットの端部に設けられたサーミスタの検出温度を用いて両端部に設けられた送風機構を制御している。このとき両端部にもけられた送風機構は同一の制御が行われている。
【0009】
通紙される記録材によっては幅方向の一端部側または他端部側に偏って搬送されることがある。すると、一端部側の非通紙部の温度と、他端部側の非通紙部の温度と、で差が生じる。ここで、加熱ユニットの両端部それぞれに設けられた送風機構を同一に制御する構成の場合、一端部側の非通紙部と他端部側の非通紙部のどちらか一方が過剰に冷却されることや、十分に冷却されない虞がある。一端部側の非通紙部と他端部側の非通紙部のどちらか一方が過剰に冷却される場合も十分に冷却されない場合も、加熱ユニットの温度を適切な温度にする必要があるためダウンタイムの発生が生じる。
【0010】
そこで本発明に係る定着装置は、小サイズ紙を通紙した場合に生じる非通紙部昇温の対策として送風機構を用いる構成において、ダウンタイムの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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