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公開番号
2024151495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023064872
出願日
2023-04-12
発明の名称
印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20241018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】両面印刷の場合における画像欠陥の周期性を正しく把握して、パーツ故障を精度良く診断できるようにする。
【解決手段】色材を用いて記録媒体に印刷する印刷手段と、印刷手段から出力された印刷済み記録媒体を読み取って読取画像を生成する読取手段と、読取画像に基づき、印刷済み記録媒体における欠陥の有無を検査する検査手段と、連続して出力された複数の印刷済み記録媒体についての検査手段による検査結果に基づき、検出された欠陥の周期性を判定する判定手段と、を備えた印刷装置であって、印刷手段は、両面印刷機能を有し、両面印刷機能には、ページの処理順が異なる2つの動作モードが存在し、判定手段は、印刷手段において両面印刷が行われたときの動作モードに応じた、印刷手段で印刷が行われたときのページの順番と読取手段で読み取りが行われたときのページの順番との整合を取る処理を行って、欠陥の周期性を判定する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
色材を用いて記録媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段から出力された印刷済み記録媒体を読み取って読取画像を生成する読取手段と、
前記読取画像に基づき、前記印刷済み記録媒体における欠陥の有無を検査する検査手段と、
連続して出力された複数の前記印刷済み記録媒体についての前記検査手段による検査結果に基づき、検出された欠陥の周期性を判定する判定手段と、
を備え、
前記印刷手段は、両面印刷機能を有し、
前記両面印刷機能には、ページの処理順が異なる2つの動作モードが存在し、
前記判定手段は、前記印刷手段において両面印刷が行われたときの動作モードに応じた、前記印刷手段で印刷が行われたときのページの順番と前記読取手段で読み取りが行われたときのページの順番との整合を取る処理を行って、前記欠陥の周期性を判定する
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記判定手段は、前記検査において同一種類の欠陥が前記記録媒体の同じ幅位置に複数検出されていた場合に前記判定を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記印刷手段は、
前記記録媒体を検知するセンサを備え、
処理対象ページの画像が形成される記録媒体が前記センサを通過したときのタイミング情報と当該処理対象ページのページ番号とを紐づけて保存し、
前記判定手段は、
前記印刷手段において両面印刷が行われた全ページのうち前記同一種類の欠陥が前記記録媒体の同じ幅位置に検出されたページの前記タイミング情報に基づき、当該同一種類の欠陥が検出されたページの読取画像間の距離を算出し、
算出した距離に基づいて、当該同一種類の欠陥の周期性を判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記判定手段は、
同じ幅位置に複数検出された前記同一種類の欠陥について、当該同一種類の欠陥が検出されたページのページ番号を画像形成順に変換し、
得られた前記画像形成順を前記タイミング情報に変換し、
変換された前記タイミング情報に基づき、当該同一種類の欠陥が検出されたページの読取画像間の距離を算出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記判定によって得られた周期性に基づいて、前記印刷手段における不具合箇所を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記判定手段は、前記印刷手段を構成するパーツ毎の周期距離を表す情報を参照し、算出された距離がいずれかのパーツの前記周期距離と一致する場合に、当該パーツを不具合箇所として特定する、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記印刷手段が前記両面印刷を開始する前に、適用する動作モードを決定する決定手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記決定手段は、前記両面印刷を行う場合の表面と裏面それぞれに形成される画像の倍率を調整する変倍処理が必要かどうかによって、適用する動作モードを決定する、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記2つの動作モードは、スループットが相対的に高い交互両面モードと、スループットが相対的に低い循環両面モードであり、
前記決定手段は、前記変倍処理が必要な場合には前記交互両面モードに決定し、前記変倍処理が必要でない場合には前記循環両面モードに決定する、
ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記欠陥の種類には、点状欠陥と線状欠陥が含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置の故障を診断する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、色材を用いて用紙に画像を形成する印刷装置の故障を印刷結果に基づき診断する技術がある。特許文献1には、用紙センサを用いて複数の用紙の搬送間隔を推定し、推定された搬送間隔及び各用紙から検出された画像欠陥の位置に基づいて周期性の有無を判断し、周期性に対応するパーツを故障箇所として推定する診断技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-78916号公報
特開2011-197392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷装置には用紙の表面と裏面の両方に印刷可能な両面印刷機能を有するものがあり、さらにその動作モードとして、交互両面モードと循環両面モードを持つ印刷装置が存在する(特許文献2を参照)。そして、交互両面モードと循環両面モードとでは、同じ入稿データを処理する場合であっても、印刷時のページの処理順(画像形成順)が異なるが、どちらのモードでも印刷出力の結果は同じである。そのため、検査のために印刷物をスキャンして得られる読取画像のページ順は共通となるが、印刷時のページの処理順は異なっているため、そのままではページを跨ぐ画像欠陥の周期性を正しく把握できないことになる。そうなると、検出された画像欠陥の周期性に基づいてパーツ故障の診断をすることも正確にできないことになる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る印刷装置は、色材を用いて記録媒体に印刷する印刷手段と、前記印刷手段から出力された印刷済み記録媒体を読み取って読取画像を生成する読取手段と、前記読取画像に基づき、前記印刷済み記録媒体における欠陥の有無を検査する検査手段と、連続して出力された複数の前記印刷済み記録媒体についての前記検査手段による検査結果に基づき、検出された欠陥の周期性を判定する判定手段と、を備え、前記印刷手段は、両面印刷機能を有し、前記両面印刷機能には、ページの処理順が異なる2つの動作モードが存在し、前記判定手段は、前記印刷手段において両面印刷が行われたときの動作モードに応じた、前記印刷手段で印刷が行われたときのページの順番と前記読取手段で読み取りが行われたときのページの順番との整合を取る処理を行って、前記欠陥の周期性を判定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、両面印刷の場合における画像欠陥の周期性を正しく把握して、パーツ故障を精度良く診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
印刷システムの構成例を示す図
印刷装置の内部構造を示す断面図
交互両面モードの説明図
交互両面モードの説明図
循環両面モードの説明図
循環両面モードの説明図
印刷装置、外部コントローラ、およびクライアントPCのハードウェア構成を示すブロック図
印刷装置の動作の流れを示すフローチャート
(a)及び(b)はフィルタの一例を示す図
パーツ診断処理の詳細を示すフローチャート
(a)~(e)は、点状欠陥が検出されたページの一例を示す図
交互両面モードにおける画像形成順と通過タイミングとの関係を示した図
循環両面モードにおける画像形成順と通過タイミングとの関係を示した図
パーツ周期情報の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本開示の技術を実施形態に従って詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例にすぎず、本開示の技術は図示された構成に限定されるものではない。
【0009】
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システム(画像処理システム)の構成例を示す図である。図1に示す印刷システム100は、印刷装置(画像形成装置)101と外部コントローラ102とを含む。印刷装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105及びビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されている。
【0010】
クライアントPC103は、外部LAN104を介して外部コントローラ102に対して印刷指示を行うことが可能である。クライアントPC103には、印刷処理対象となる画像データを外部コントローラ102で処理可能なページ記述言語(PDL)に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行いたいユーザは、クライアントPC103を操作することにより、クライアントPC103にインストールされた各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて、PDLデータを外部コントローラ102に対して送信する。外部コントローラ102は、クライアントPC103から受信したPDLデータを含む印刷ジョブを生成し、印刷装置101に対して印刷ジョブを投入する。この印刷ジョブには、PDLデータを用いてどのような印刷を行うか、すなわち、印刷部数、1部当たりのページ数、印刷に用いるシートサイズ/シート種別、両面印刷、製本といった印刷設定情報が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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