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公開番号2024151461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064802
出願日2023-04-12
発明の名称車両のアンテナ取付構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナと、電波を反射する金属製の車体との間に隙間を確保することにより、直接波と反射波との干渉を抑制することができる車両のアンテナ取付構造を提供する。
【解決手段】車両10のアンテナ取付構造1は、車両10の車体11に車体11の少なくとも一部を覆うように取り付けられた樹脂製の樹脂外装部材(ピラーガーニッシュ3)と、樹脂材合部材(ピラーガーニッシュ3)に固定されて一体化されているアンテナ2とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車体に前記車体の少なくとも一部を覆うように取り付けられた樹脂製の樹脂外装部材と、
前記樹脂外装部材に固定されて一体化されているアンテナと、を備える、
車両のアンテナ取付構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記車体の一部を構成する金属製の車体パネルには、前記車体パネルの外表面の少なくとも一部を覆うように前記樹脂外装部材が取り付けられ、
当該樹脂外装部材に前記アンテナが固定されて一体化されている、
請求項1に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項3】
前記樹脂外装部材の内部には、収容空間部が形成され、
前記アンテナは、前記樹脂外装部材の前記収容空間部に収容されている、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項4】
前記樹脂外装部材の前記車体と対向する内側面には、所定方向に沿って延びる収容溝部が形成され、
前記アンテナは、前記樹脂外装部材の前記収容溝部に沿って配置され、固定部材を用いて前記樹脂外装部材に対して固定されている、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項5】
前記樹脂外装部材は、外装部材本体と、前記外装部材本体の前記車体と対向する内側面に取り付けられた保持部と、を有し、
前記アンテナは、前記樹脂外装部材の前記保持部に対して固定されている、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項6】
前記樹脂外装部材は、外装部材本体と、前記外装部材本体の前記車体と対向する内側面に取り付けられたフック部と、を有し、
前記アンテナは、前記フック部によって前記樹脂外装部材に対して保持されている、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項7】
前記アンテナは、前記樹脂外装部材と一体に成形されている、請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項8】
前記樹脂外装部材に一体化された前記アンテナと、前記車体の前記樹脂外装部材と対向する外側面との間には、所定の間隔が形成されており、
前記アンテナと、前記車体の前記樹脂外装部材と対向する前記外側面との間には、電波を反射するリフレクターが配置されている、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項9】
前記樹脂外装部材が、前記車体の前部において上下方向に延在するピラーに取り付けられたピラーガーニッシュである、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。
【請求項10】
前記樹脂外装部材が、前記車体の後部に配置されたリアスポイラーである、
請求項1又は2に記載の車両のアンテナ取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のアンテナ取付構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車用のドアの一部に組み込まれるアンテナがある(特許文献1参照)。このドアは、窓ガラスを囲んでいる窓枠であって窓ガラスの側縁に沿って延びている縦板を有している窓枠と、縦板を自動車外側から覆っている樹脂製のアウターガーニッシュと、縦板とアウターガーニッシュとの間に配置されているアンテナと、を備えている。そして、アンテナは、ドア開閉ヒンジ側の縦板とアウターガーニッシュとの間に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-142805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の自動車用ドアでは、アンテナを金属製の縦板(ドアパネル)又は窓枠に対して取り付けている。しかしながら、アンテナと、電波を反射する金属製の縦板又は窓枠との間に、ある程度の隙間を確保しないと、直接波と反射波との干渉、混線が生じ、アンテナに対する信号減衰量、ノイズが大きくなり得る。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、アンテナと、電波を反射する金属製の車体との間に隙間を確保することにより、直接波と反射波との干渉を抑制することができる車両のアンテナ取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る車両のアンテナ取付構造は、車両の車体に車体の少なくとも一部を覆うように取り付けられた樹脂製の樹脂外装部材と、樹脂外装部材に固定されて一体化されているアンテナと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アンテナと、電波を反射する金属製の車体との間に隙間を確保することにより、直接波と反射波との干渉を抑制することができる車両のアンテナ取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車両のアンテナ取付構造の一例を示す斜視図である。
図1のA-A線による断面図である。
アンテナを一体化したピラーガーニッシュの概略的な裏面図である。
図3に示すピラーガーニッシュの概略的な分解斜視図である。
Aピラーに取り付けられるピラーガーニッシュの一例を示す斜視図である。
ピラーガーニッシュのAピラーへの取付の一例を示す斜視図である。
ピラーガーニッシュのAピラーへの取付の一例を示す斜視図である。
FMアンテナのピラーガーニッシュへの固定の一例を示す断面図である。
FMアンテナのピラーガーニッシュへの固定の一例を示す断面図である。
FMアンテナのピラーガーニッシュへの固定の一例を示す断面図である。
FMアンテナのピラーガーニッシュへの固定の一例を示す断面図である。
FMアンテナのピラーガーニッシュへの固定の一例を示す断面図である。
リフレクターの配置の一例を示す断面図である。
リフレクターの配置の一例を示す断面図である。
他実施形態に係る車両のアンテナ取付構造の一例を示す平面図である。
図15のB-B線による断面図である。
図16の要部を抜粋して示す断面図である。
リフレクターの配置の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る車両のアンテナ取付構造について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1から図2に示すように、車両10のアンテナ取付構造1は、樹脂製の樹脂外装部材(ピラーガーニッシュ3)と、アンテナ素子(アンテナ2)とを備える。本実施形態では、樹脂外装部材は、車体11の前部において上下方向に延在するフロントピラー(Aピラー12)に取り付けられたピラーガーニッシュ3である。
(【0011】以降は省略されています)

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