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公開番号
2024151176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064343
出願日
2023-04-11
発明の名称
車両用前照灯
出願人
市光工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F21S
41/275 20180101AFI20241017BHJP(照明)
要約
【課題】照射パターンのボケを抑制することが可能な車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯は、左右方向に配置された複数の光源と、複数の光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、光源側レンズの前方に配置され、光源側レンズから照射された光を車両前方に照射する投影レンズとを備え、光源側レンズは、複数の光源からの光が入射する入射面を有し、入射面には、投影レンズの光軸から左右方向に外れた位置に、上下方向に延びる溝部が少なくとも1つ配置され、溝部は、複数の光源からの光を光軸側に屈折させる傾斜部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
左右方向に配置された複数の光源と、
複数の前記光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、
前記光源側レンズの前方に配置され、前記光源側レンズから照射された前記光を車両前方に照射する投影レンズと
を備え、
前記光源側レンズは、複数の前記光源からの光が入射する入射面を有し、
前記入射面には、前記投影レンズの光軸から左右方向に外れた位置に、上下方向に延びる溝部が少なくとも1つ配置され、
前記溝部は、複数の前記光源からの光を前記光軸側に屈折させる傾斜部を有する
車両用前照灯。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記溝部は、前記光軸に沿った光軸方向から見て、前記入射面のうちそれぞれの前記光源に対向する部分の少なくとも一部を空けるように配置される
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記溝部は、前記光軸に沿った光軸方向から見て、左右方向に隣り合う前記光源同士の間に前記傾斜部が位置するように配置される
請求項2に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記溝部は、左右方向に間隔を空けて複数配置される
請求項2に記載の車両用前照灯。
【請求項5】
前記溝部は、前記光軸の左方及び右方の両側に配置される
請求項4に記載の車両用前照灯。
【請求項6】
前記溝部は、前記光軸に対して左右方向の車両外側に複数配置される
請求項4に記載の車両用前照灯。
【請求項7】
前記光軸の左方に配置される前記溝部の数と、前記光軸の右方に配置される前記溝部の数とが異なる
請求項6に記載の車両用前照灯。
【請求項8】
前記光源側レンズは、前記入射面に入射した光が出射する出射面を有し、
前記出射面は、前記光軸が通過する中央部から左右方向の両端にかけて背面側に湾曲する湾曲部を有する
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項9】
前記溝部は、前記光軸に沿った光軸方向から見て、前記湾曲部に重なる部分に配置される
請求項8に記載の車両用前照灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
LED等の複数の光源の点灯状態を個別に制御して車両前方にADB配光パターンを形成する車両用前照灯が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-98105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような車両用前照灯においては、複数の光源からの光が投影レンズの中心に対して左右方向に離れた位置に入射した場合、投影レンズで照射される照射パターンにボケが生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、照射パターンのボケを抑制することが可能な車両用前照灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用前照灯は、左右方向に配置された複数の光源と、複数の前記光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、前記光源側レンズの前方に配置され、前記光源側レンズから照射された前記光を車両前方に照射する投影レンズとを備え、前記光源側レンズは、複数の前記光源からの光が入射する入射面を有し、前記入射面には、前記投影レンズの光軸から左右方向に外れた位置に、上下方向に延びる溝部が少なくとも1つ配置され、前記溝部は、複数の前記光源からの光を前記光軸側に屈折させる傾斜部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、照射パターンのボケを抑制することが可能な車両用前照灯を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す斜視図である。
図2は、光源側レンズの一例を示す図である。
図3は、光源側レンズの一例を示す図である。
図4は、光源側レンズの一例を示す図である。
図5は、光源側レンズの一例を示す図である。
図6は、光源側レンズの一例を示す図である。
図7は、光源側レンズの一例を示す図である。
図8は、車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図9は、車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図10は、車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図11は、車両用前照灯によるADBパターンの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。また、本実施形態において、正面側及び背面側の各方向は、例えば車両に搭載された状態(車両搭載状態)における方向であるとする。例えば、車両の前部(フロント)に搭載された状態では、前方が正面方向(正面側)であり、後方が背面方向(背面側)である。
(【0011】以降は省略されています)
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