TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024150998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064097
出願日
2023-04-11
発明の名称
シャンプー組成物
出願人
クラシエ株式会社
代理人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20241017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
アミノ酸系基剤を用い不透明化剤を含有するシャンプーにおいて、発がん性物質を生成するおそれのある3級アミド構造を有するノニオン性界面活性剤を使用せずに、適度な粘性を有し、外観が経時的に分離することがなく長期安定性に優れたシャンプー組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
3級アミド型ノニオン活性剤を含有しないシャンプー組成物であって、
下記(A)、(B)、(C)を含有し、30±2℃におけるシャンプー組成物の比重値が1.02~1.04であるシャンプー組成物により上記課題を解決する。
(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤
(B)ノニオン性活性剤
(C)不透明化剤
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
3級アミド型ノニオン活性剤を含有しないシャンプー組成物であって、
下記(A)、(B)、(C)を含有し、30±2℃におけるシャンプー組成物の比重値が1.02~1.04であるシャンプー組成物。
(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤
(B)ノニオン性活性剤
(C)不透明化剤
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
シャンプー組成物全体に対し、下記配合量である請求項1に記載のシャンプー組成物。
(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤 2~25重量%
(B)ノニオン性活性剤 1~4重量%
(C)不透明化剤 0.5重量%以上
【請求項3】
pHが5.1~6.0である請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
【請求項4】
3級アミド型ノニオン活性剤を含有しないシャンプー組成物であって、
下記(A)、(B)、(C)を含有し、
30±2℃における組成物の比重値を1.02~1.04に調製し、かつ
pHを5.1~6.0に調製する
ことを特徴とするシャンプー組成物の長期安定性向上方法。
(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤
(B)ノニオン性活性剤
(C)不透明化剤
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明者等は、3級アミド型ノニオン活性剤を配合することなく、(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤、(B)ノニオン性活性剤、(C)不透明化剤を含有する、長期安定性に優れるシャンプー組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、ファッションとしてヘアスタイルや髪の色を楽しむようになり、ヘアカラーやパーマを行うことは日常的になっている。ヘアカラーやパーマなどによって毛髪はダメージを受け、シャンプー時に髪が絡まったり、すすぎ時に指通りが悪くギシギシとした感触となったり、洗髪後のタオルドライの時にも髪が絡まるなどシャンプー使用感の向上が求められている。このことに対してシャンプーの使用感を向上させることから、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を主剤とするシャンプー製剤のみならず、アシルアミノ酸系アニオン性活性剤を主剤とするシャンプー製剤が主流になりつつある。
【0003】
しかしながら、アシルアミノ酸系アニオン性活性剤を配合すると、シャンプー製剤自体の粘度が低下してしまうという問題がある。シャンプー製剤の粘度が低下することで、シャンプー製剤自体の長期安定性が悪化し、製造後室温下にて3年間の品質保証を担保できなくなってしまう。そのためシャンプー製剤には適度な粘性を持たせる必要がある。シャンプー製剤に適度な粘度を持たせるために、3級アミド構造を有するノニオン性活性剤のような増粘剤を配合することが一般的となっている(特許文献1)。
【0004】
またシャンプー製剤においては、使用感などの性能面に加え、高級感を演出する目的で、不透明化剤(別称:光沢剤、パール化剤、パール付与剤)を配合する外観が不透明なシャンプー製剤が一般的となっている。外観が不透明であるシャンプー製剤においては、室温において変化が起きないこととして、製剤の外観が長期において一定であること(分離が発生しないこと)が求められる。
【0005】
不透明化剤をシャンプーに配合することで、シャンプーの外観を不透明にすることが可能になる。一方で不透明化剤はシャンプーの長期安定性に影響を与えることがあり、長期保管時に、2層以上に分離することがある。不透明化剤としては、油性の成分が主流となっている(特許文献2)。そのため単純に配合するだけでは水と混ざりにくく分離しやすい状況になる。シャンプー製剤に増粘作用のある成分を配合することで、製剤自体に粘性を付与し分離することを抑制することが一般的である。特にアミノ酸系シャンプーにおいては、ジエタノールアミド型ノニオン活性剤のような3級アミド構造を有する成分が多岐にわたって使用されている。
【0006】
しかしながら、3級アミン構造を有するジエタノールアミド型ノニオン活性剤等は、発がん性物質であるニトロソアミンを生成する可能性が懸念されている。そのため近年では3級アミド構造である脂肪酸ジエタノールアミド型ノニオン活性剤等以外の増粘作用のある成分が見出されている(特許文献3)。
【0007】
特許文献3におけるポリエチレングリコールのモノまたはジエステル成分による増粘作用は、シャンプー製剤を増粘させるうえで優れる成分であるが、単純に配合するだけでは叶えられない点がある。不透明化剤を配合するシャンプー製剤において、長期にわたって分離することなく外観が安定であるためには、特定の配合量であり、かつ組成物自体が特定の比重値であることが必要であった。また、シャンプーとしての使用感(洗髪時のきしみ軽減感)を優れた製剤にするために、特定の配合量にすることが必要であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平10-183176号公報
WO2014/208162号公報
特開2002-265993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、アミノ酸系基剤を用い不透明化剤を含有するシャンプーにおいて、発がん性物質を生成するおそれのある3級アミド構造を有するノニオン性界面活性剤を使用せずに、適度な粘性を有し、外観が経時的に分離することがなく長期安定性に優れたシャンプー組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、3級アミド型ノニオン活性剤を含有しないシャンプー組成物において、(A)アシルアミノ酸系アニオン性活性剤、(B)ノニオン性活性剤、(C)不透明化剤を含有し、30±2℃におけるシャンプー組成物の比重値を1.02~1.04に調製することで、長期安定性に優れたシャンプー組成物を提供することができることを見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
10日前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
鼾防止用具
6日前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
マッサージ機
21日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
13日前
個人
身体牽引装置
4か月前
個人
導電香
27日前
個人
脈波測定方法
6日前
個人
健康器具
2か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
個人
口内洗浄具
13日前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
除菌システム
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
28日前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
13日前
株式会社ファンケル
化粧料
5か月前
続きを見る
他の特許を見る