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公開番号2024150116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063373
出願日2023-04-10
発明の名称車載システム、セキュリティ管理方法およびセキュリティ管理プログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類H04L 69/00 20220101AFI20241016BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車載ネットワークにおけるセキュリティに関する優れた機能を実現する。
【解決手段】車両に搭載される車載システムであって、セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部と、前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行う制御部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される車載システムであって、
セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部と、
前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行う制御部とを備える、車載システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記外部装置から前記リスク通知を受信した後において、前記第1の機能部による前記車両内の通信を継続させる通信継続処理をさらに行う、請求項1に記載の車載システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記通信継続処理として、前記第1の機能部と、前記複数の機能部のうちの前記第1の機能部および前記第2の機能部以外の他の前記機能部との通信を継続させる、請求項2に記載の車載システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記通信継続処理として、前記第1の機能部と前記第2の機能部との通信を継続させる、請求項2または請求項3に記載の車載システム。
【請求項5】
前記構成として、前記第1の機能部が用いる第1のソフトウェアと前記第2の機能部が用いる第2のソフトウェアとが異なる、請求項1または請求項2に記載の車載システム。
【請求項6】
前記第1のソフトウェアによって提供される機能は、第1の通信プロトコルに従ってセキュア通信を行う機能を含み、
前記第2のソフトウェアによって提供される機能は、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルに従って前記セキュア通信を行う機能を含む、請求項5に記載の車載システム。
【請求項7】
前記第1のソフトウェアは、第1のアプリケーションを含み、
前記第2のソフトウェアは、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションを含む、請求項5に記載の車載システム。
【請求項8】
前記第1のソフトウェアは、第1のOS(Operating System)を含み、
前記第2のソフトウェアは、前記第1のOSとは異なる第2のOSを含む、請求項5に記載の車載システム。
【請求項9】
車両に搭載される車載システムであって、セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部を備える前記車載システムにおけるセキュリティ管理方法であって、
前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信するステップと、
前記リスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行うステップとを含む、セキュリティ管理方法。
【請求項10】
車両に搭載される車載システムであって、セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部を備える前記車載システムにおいて用いられるセキュリティ管理プログラムであって、
コンピュータを、
前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行う制御部、
として機能させるための、セキュリティ管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載システム、セキュリティ管理方法およびセキュリティ管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車載ネットワークにおけるセキュリティを向上させるための技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特表2020-501420号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、車載ネットワーク用の方法は、車載ネットワーク内の通信のため少なくとも1つの通信経路(60)でデータが転送される、車載ネットワーク用の方法であって、当該方法は、攻撃リスクについて、データを転送する可能性のある通信経路(60)を評価する(86)ステップを備え、攻撃リスクが、通信経路(60)がセキュリティギャップを利用するために通信経路(60)が攻撃されるリスクであることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-501420号公報
特開2009-71436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術を超えて、車載ネットワークにおけるセキュリティに関する優れた機能を実現することが可能な技術が望まれる。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車載ネットワークにおけるセキュリティに関する優れた機能を実現することが可能な車載システム、セキュリティ管理方法およびセキュリティ管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載システムは、車両に搭載される車載システムであって、セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部と、前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行う制御部とを備える。
【0007】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載システムとして実現され得るだけでなく、車載システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車載ネットワークにおけるセキュリティに関する優れた機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図2は、本開示の第1の実施の形態に係る車載システムの構成を示す図である。
図3は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置の構成を示す図である。
図4は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置が保存するルーティングテーブルの一例を示す図である。
図5は、本開示の第1の実施の形態に係る車載システムの構成を示す機能ブロック図である。
図6は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置の第1のコアが用いる第1のソフトウェアの構成を示す図である。
図7は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置の第2のコアが用いる第2のソフトウェアの構成を示す図である。
図8は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置によるテーブル更新処理後のルーティングテーブルの一例を示す図である。
図9は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置によるリスト作成処理によって作成される管理リストの一例を示す図である。
図10は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置におけるコアが通知処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図11は、本開示の第1の実施の形態に係る車載中継装置における中継部がテーブル更新処理およびリスト作成処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図12は、本開示の第1の実施の形態に係る通信システムにおける車載中継装置、車載ECUおよびサーバの処理のシーケンスの一例を示す図である。
図13は、本開示の第1の実施の形態に係る通信システムの変形例における車載中継装置、車載ECUおよびサーバの処理のシーケンスの一例を示す図である。
図14は、本開示の第2の実施の形態に係る車載中継装置が保存するルーティングテーブルの一例を示す図である。
図15は、本開示の第2の実施の形態に係る第1の機能部が用いる第1のソフトウェアの構成を示す図である。
図16は、本開示の第2の実施の形態に係る第2の機能部が用いる第2のソフトウェアの構成を示す図である。
図17は、本開示の第2の実施の形態に係る車載中継装置によるテーブル更新処理後のルーティングテーブルの一例を示す図である。
図18は、本開示の第2の実施の形態に係る車載中継装置によるリスト作成処理によって作成される管理リストの一例を示す図である
図19は、本開示の第2の実施の形態に係る通信システムにおける車載中継装置、車載ECUおよびサーバの処理のシーケンスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に、本開示の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の実施の形態に係る車載システムは、車両に搭載される車載システムであって、セキュリティに関して異なる構成を有する第1の機能部および第2の機能部、を含む複数の機能部と、前記第1の機能部の状態および前記第2の機能部の状態が正常状態である場合であって、前記車両の外部における外部装置から、前記第1の機能部のセキュリティリスクに関するリスク通知を受信した場合、前記第1の機能部への前記外部装置からのアクセスを停止させ、かつ前記第2の機能部に前記アクセスの受け付けを代替させる代替処理を行う制御部とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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