TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024149231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062976
出願日2023-04-07
発明の名称記録装置、および記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B05D 1/26 20060101AFI20241010BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】インクジェットヘッドを用いて記録した画像において、補完の精度を向上させること。
【解決手段】記録材を吐出可能な複数のノズルが配列された記録ヘッドを用い、記録媒体の所定領域に記録材を付与することにより、記録媒体に所定のパターンを記録する記録方法であって、記録ヘッドを用いて、所定領域に記録材を付与する第1付与工程と、第1付与工程において所定領域の記録に使用された各ノズルの吐出状態を、第1付与工程の後に検査する検査工程と、検査工程の検査結果を基に所定領域の記録に使用された各ノズルを吐出状態に応じて段階的に3つ以上のグループに分類する分類工程と、分類工程の後、記録ヘッドを用いて所定領域に記録材を付与する第2付与工程と、を有し、第2付与工程において所定領域に付与される記録材の量は、第1付与工程において所定領域の記録に使用されたノズルの、分類工程において分類されたグループに応じて変更されることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録材を吐出可能な複数のノズルが配列された記録ヘッドを用い、記録媒体の所定領域に記録材を付与することにより、前記記録媒体に所定のパターンを記録する記録方法であって、
前記記録ヘッドを用いて、前記所定領域に記録材を付与する第1付与工程と、
前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用された各ノズルの吐出状態を、前記第1付与工程の後に検査する検査工程と、
前記検査工程の検査結果を基に、前記所定領域の記録に使用された各ノズルを吐出状態に応じて段階的に3つ以上のグループに分類する分類工程と、
前記分類工程の後、前記記録ヘッドを用いて前記所定領域に記録材を付与する第2付与工程と、
を有し、
前記第2付与工程において前記所定領域に付与される記録材の量は、前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用されたノズルの、前記分類工程において分類されたグループに応じて変更されることを特徴とする記録方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記吐出状態とは、ノズルの吐出量であることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項3】
前記分類工程は、前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用された各ノズルの吐出状態を、吐出量が正常である第1グループ、吐出量が少ない第2グループ、および吐出量が前記第1グループと前記第2グループとの間である第3グループの3つに分類することを特徴とする請求項2に記載の記録方法。
【請求項4】
前記第2付与工程は、前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用されたノズルが前記第2グループに分類される場合、前記所定領域に付与する記録材の付与量を前記第3グループに分類される場合と比較して多くすることを特徴とする請求項3に記載の記録方法。
【請求項5】
前記検査工程は、前記所定領域の記録に使用された各ノズルにおいて、インクを吐出しない程度に圧力波を発生させた後の、残留振動波形を取得することで、前記吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項6】
前記検査工程は、前記所定領域の記録に使用された各ノズルの残留振動波形と正常ノズルとを比較し、位相のずれ量に基づいて前記吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項7】
前記検査工程は、前記所定領域の記録に使用された各ノズルの残留振動波形と正常ノズルとを比較し、波形周波数の差に基づいて前記吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項8】
前記検査工程は、前記第1付与工程を複数回にわたって実施することで前記所定領域の記録に使用されたノズルについての残留振動波形の平均を求め、前記残留振動波形の平均と正常ノズルの残留振動波形とを比較することで前記吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項9】
前記検査工程は、予め記憶された、吐出状態が不良であるノズルの残留振動波形と、前記所定領域の記録に使用されたノズルの残留振動波形との合致度に基づいて、前記吐出状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
【請求項10】
前記第2付与工程は、前記記録ヘッドを用いて前記所定領域に対し、複数回に分けて記録材の付与を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置、および記録方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットヘッドを用いた記録装置では、インクジェットヘッドの目詰まり等に起因する画像の欠けなどの印刷不良が発生する可能性がある。
【0003】
このような状況に対処するために、従来、例えば印刷時間または装置の実駆動時間が所定の時間に達した時点等の予め定めたタイミングにおいてインクジェットヘッドのクリーニング等を行い、吐出不良の発生を防止するという予防的な措置がとられていた。しかしながら、例えば偶発的にインクジェットヘッド内部に気泡が混入するケース、電気的な原因で吐出不良となるケース、またはゴミが混入するケース等、予防的な措置だけでは対策しきれない吐出不良が発生するケースがあった。
【0004】
特許文献1には、ノズルの不良有無、もしくは記録を終えた記録物の全領域における不良有無を評価することで異常記録領域を特定し、異常と思われる領域全ての箇所にインクを追加付与する補完動作を行う方法が開示されている。これにより、印刷不良があった場合においても、異常記録領域を追加記録することで修復することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-187881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1は、例えばノズル内部に微小な気泡が含まれる場合のように、中途半端に吐出不良が発生するケースについて言及されていない。そのため、仮に中途半端に吐出されていた不良ノズルに対応する領域の全てにインクを追加付与する補完動作を行った場合、付与量が規定よりも多くなりすぎる虞がある。反対に、中途半端に吐出されていたノズルが不良ノズルとして検知されない場合には、補完処理が行われず、付与量が規定より足りなくなってしまう虞がある。
【0007】
そこで本開示は、インクジェットヘッドを用いて記録した画像において、補完の精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る記録方法は、記録材を吐出可能な複数のノズルが配列された記録ヘッドを用い、記録媒体の所定領域に記録材を付与することにより、前記記録媒体に所定のパターンを記録する記録方法であって、前記記録ヘッドを用いて、前記所定領域に記録材を付与する第1付与工程と、前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用された各ノズルの吐出状態を、前記第1付与工程の後に検査する検査工程と、前記検査工程を基に前記所定領域の記録に使用された各ノズルを吐出状態に応じて段階的に3つ以上のグループに分類する分類工程と、前記分類工程の後、前記記録ヘッドを用いて前記所定領域に記録材を付与する第2付与工程と、
を有し、前記第2付与工程において前記所定領域に付与される記録材の量は、前記第1付与工程において前記所定領域の記録に使用されたノズルの、前記分類工程において分類されたグループに応じて変更されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、インクジェットヘッドを用いて記録した画像において、補完の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
記録装置の概要を示す図である。
記録装置のシステムの概要を示す図である。
記録ヘッドと供給回復系の概要を示す図である。
供給回復系の概要を示す図である。
記録を行う基板の概要を示す図である。
吐出不良検査のフローを示す図である。
吐出不良検査における残留振動の波形概要を示す図である。
記録を行う基板の概要を示す図である。
記録を行う基板のインク付与量を示す図である。
吐出不良検査における残留振動の波形概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
8日前
キヤノン株式会社
補助装置及び記録装置
8日前
キヤノン株式会社
印刷データを送信する方法
8日前
キヤノン株式会社
画像記録装置およびその制御方法
8日前
キヤノン株式会社
電子機器、制御方法およびプログラム
8日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
平坦化装置、平坦化方法、および物品の製造方法。
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置、制御方法、記憶媒体及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
現像装置
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
物品および光学機器
8日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
シート排出装置及び画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、その制御方法、プログラム
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、制御方法、及びプログラム
7日前
キヤノン株式会社
通信端末、通信端末の制御方法及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
7日前
キヤノン株式会社
X線発生管、X線発生装置およびX線撮影システム
8日前
キヤノン株式会社
画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
8日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
8日前
キヤノン株式会社
異物回収装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
リニアアクチュエータの制御システム、レンズ装置、撮像装置、リニアアクチュエータの制御方法およびプログラム
8日前
ベック株式会社
塗膜処理方法
2か月前
中国電力株式会社
塗装工具
2か月前
中外炉工業株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社シロハチ
換気ブース
15日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2か月前
トリニティ工業株式会社
塗装設備
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2か月前
株式会社丸一
エアゾール製品の噴口構造
2か月前
続きを見る