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公開番号2024148025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060899
出願日2023-04-04
発明の名称風呂装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20241009BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】退浴状態を検出して自動的に浴槽を除菌する技術を提供する。
【解決手段】風呂装置100は、浴槽に設けられた吸込口及び吐出口に接続される循環路8と、循環路8に浴槽水を循環させるための循環ポンプ10と、循環路8上に配置される除菌装置60と、循環ポンプ10及び除菌装置60を制御する制御装置12とを備える。制御装置12は、浴槽における退浴状態を検出すると、他の風呂動作を実行していないことに基づいて、循環ポンプ10及び除菌装置60をオンにして除菌運転を実行し、他の風呂動作を実行していることに基づいて、他の風呂動作中の循環ポンプ10のオン及びオフに合わせて、除菌装置60のオン及びオフを切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽に設けられた吸込口及び吐出口に接続される循環路と、
前記循環路に浴槽水を循環させるための循環ポンプと、
前記循環路上に配置される除菌装置と、
前記浴槽におけるユーザの入浴及び退浴を検出するためのセンサと、
前記循環ポンプ及び前記除菌装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記浴槽における退浴状態を検出すると、
他の風呂動作を実行していないことに基づいて、前記循環ポンプ及び前記除菌装置をオンにして除菌運転を実行し、
前記他の風呂動作を実行していることに基づいて、前記他の風呂動作中の前記循環ポンプのオン及びオフに合わせて、前記除菌装置のオン及びオフを切り替え、
前記退浴状態を検出することは、前記センサの出力信号により退浴を検出した後に前記退浴状態が一定時間以上継続したことを検出することを含む、風呂装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記センサの出力信号により退浴を検出した後に、前記退浴状態が一定時間以上継続する前に前記他の風呂動作の要求を受け付けたことに基づいて、前記他の風呂動作を実行する、請求項1に記載の風呂装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記退浴状態の検出後に、前記除菌装置がオンである時間をカウントし、
前記除菌装置がオンである時間が予め定められた時間以上になったことに基づいて、前記除菌運転を終了し、
前記除菌装置がオンである時間をカウントすることは、前記除菌運転の時間をカウントすることと、前記他の風呂動作中に前記除菌装置がオンとなっている時間をカウントすることとを含む、請求項1に記載の風呂装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記除菌運転の実行中に、前記他の風呂動作の要求を受け付けたことに基づいて、前記他の風呂動作を実行し、
前記他の風呂動作が完了し、前記除菌装置がオンである時間が前記予め定められた時間以上になっていないことに基づいて、前記除菌運転に移行する、請求項3に記載の風呂装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記循環ポンプがオンになったことに基づいて、前記除菌装置をオンにする割り込み処理を実行し、
前記循環ポンプがオフになったことに基づいて、前記除菌装置をオフにする割り込み処理を実行する、請求項1に記載の風呂装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、風呂装置に関し、より特定的には、浴槽の除菌技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプの運転に伴って、浴槽循環水が浄化殺菌装置を通過することにより、浴槽水を浄化殺菌する装置が、特開2002-001354号公報(特許文献1)に記載されている。当該装置は、「浴槽水循環装置または浴槽水浄化殺菌装置の浴槽水浄化殺菌運転パターンを、入浴中の浄化殺菌運転パターンと、前日の入浴後から翌日の入浴直前まで間の浄化殺菌運転パターンとを切換える」というものである(「要約」参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-001354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術によると、手動又はあらかじめ設定されたパターンによる殺菌運転を行うことしかできない。したがって、ユーザの手を煩わすことなく退浴状態を検出して自動的に浴槽を除菌する技術が必要とされている。
【0005】
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、退浴状態を検出して自動的に浴槽を除菌する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施の形態に従うと、風呂装置が提供される。風呂装置は、浴槽に設けられた吸込口及び吐出口に接続される循環路と、循環路に浴槽水を循環させるための循環ポンプと、循環路上に配置される除菌装置と、循環ポンプ及び除菌装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、浴槽における退浴状態を検出すると、他の風呂動作を実行していないことに基づいて、循環ポンプ及び除菌装置をオンにして除菌運転を実行し、他の風呂動作を実行していることに基づいて、他の風呂動作中の循環ポンプのオン及びオフに合わせて、除菌装置のオン及びオフを切り替える。
【発明の効果】
【0007】
ある実施の形態に従うと、退浴状態を検出して自動的に浴槽を除菌できる。
【0008】
この開示内容の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本開示に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に従う給湯システム300の構成の一例を示す図である。
給湯システム300における除菌運転の処理手順の一例を示す図である。
他の風呂動作中における除菌処理の処理手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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