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公開番号2024158339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073466
出願日2023-04-27
発明の名称コンロバーナ装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F24C 3/12 20060101AFI20241031BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】押し操作と押し操作とは異なる方向の操作である火力調節操作とが可能な手動操作子7を備えるコンロバーナ装置であって、手動操作子7の押し操作を含む所定の点火操作が行われたときに、コンロバーナの火力が所定の点火火力になるように火力調節手段4を制御した状態で点火手段3を作動させる点火制御を実行し、手動操作子7の火力調節操作が行われたときに、火力調節操作に応じて火力調節手段4を制御する火力調節制御を実行するものにおいて、点火制御の開始直後の手動操作子7の火力調節操作による火力調節制御で燃焼が不安定になることを防止できるようにする。
【解決手段】点火制御の開始後、所定時間経過といった所定条件が成立するまでは、手動操作子7の火力調節操作が行われても火力調節制御を実行しない。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
コンロバーナと、コンロバーナに点火する点火手段と、コンロバーナの火力を調節する火力調節手段と、押し操作と押し操作とは異なる方向の操作である火力調節操作とが可能な手動操作子と、制御手段とを備えるコンロバーナ装置であって、
制御手段は、手動操作子の押し操作を含む所定の点火操作が行われたときに、コンロバーナの火力が所定の点火火力になるように火力調節手段を制御した状態で点火手段を作動させる点火制御を実行し、手動操作子の火力調節操作が行われたときに、火力調節操作に応じて火力調節手段を制御する火力調節制御を実行するように構成されるものにおいて、
制御手段は、点火制御の開始後、所定条件が成立するまでは、手動操作子の火力調節操作が行われても火力調節制御を実行しないように構成されることを特徴とするコンロバーナ装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記所定条件は、点火制御を開始してから所定時間経過であることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ装置。
【請求項3】
前記所定条件は、前記コンロバーナに付設した火炎検知素子によるコンロバーナの火炎の検知であることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ装置。
【請求項4】
前記点火操作は、前記手動操作子の押し操作と押し操作後の火力調節操作との2段階の操作であることを特徴とする請求項1~3の何れか1項記載のコンロバーナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンロバーナと、コンロバーナに点火する点火手段と、コンロバーナの火力を調節する火力調節手段と、押し操作と押し操作とは異なる方向の操作である火力調節操作とが可能な手動操作子と、制御手段とを備えるコンロバーナ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のコンロバーナ装置において、制御手段は、手動操作子の押し操作を含む所定の点火操作が行われたときに、コンロバーナの火力が所定の点火火力になるように火力調節手段を制御した状態で点火手段を作動させる点火制御を実行し、手動操作子の火力調節操作(例えば回転操作)が行われたときに、火力調節操作に応じて火力調節手段を制御する火力調節制御を実行するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、使用者によっては、点火制御の開始直後に手動操作子の火力調節操作を行ってしまうことがある。この場合、点火直後で燃焼が安定しない状態で、火力が点火に適した火力である点火火力よりも大きくなったり小さくなったりし、燃焼が不安定になる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-215009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、点火制御の開始直後の手動操作子の火力調節操作による火力調節制御で燃焼が不安定になることを防止できるようにしたコンロバーナ装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、コンロバーナと、コンロバーナに点火する点火手段と、コンロバーナの火力を調節する火力調節手段と、押し操作と押し操作とは異なる方向の操作である火力調節操作とが可能な手動操作子と、制御手段とを備えるコンロバーナ装置であって、制御手段は、手動操作子の押し操作を含む所定の点火操作が行われたときに、コンロバーナの火力が所定の点火火力になるように火力調節手段を制御した状態で点火手段を作動させる点火制御を実行し、手動操作子の火力調節操作が行われたときに、火力調節操作に応じて火力調節手段を制御する火力調節制御を実行するように構成されるものにおいて、制御手段は、点火制御の開始後、所定条件が成立するまでは、手動操作子の火力調節操作が行われても火力調節制御を実行しないように構成されることを特徴とする。
【0007】
ここで、上記所定条件を、例えば、点火制御を開始してから所定時間経過とし、或いは、コンロバーナに付設した火炎検知素子によるコンロバーナの火炎の検知とすれば、所定条件が成立したときには、燃焼が安定する。本発明によれば、上記所定条件が成立するまでは、即ち、点火直後で燃焼が安定しない状態では、火力調節制御が実行されることはない。従って、点火直後で燃焼が安定しない状態での火力調節制御により、火力が点火火力よりも大きくなったり小さくなったりして、燃焼が不安定になることを防止できる。
【0008】
また、本発明において、点火操作は、手動操作子の押し操作と押し操作後の火力調節操作との2段階の操作とすることが望ましい。これによれば、手動操作子が不用意に押し操作されても、点火制御は実行されず、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態のコンロバーナ装置を示す説明図。
実施形態のコンロバーナ装置の制御手段による制御内容を示すフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照して、本発明の実施形態のコンロバーナ装置は、コンロバーナ1と、コンロバーナ1に燃料ガスを供給するガス供給路2とを備えている。ガス供給路2には、点火手段3の構成要素となる開閉弁31が介設されると共に、火力調節手段たる火力調節弁4が介設されている。また、コンロバーナ1には、点火手段3の構成要素である点火電極32と、熱電対から成る火炎検知素子5とが付設されている。点火電極32には、点火手段3の構成要素であるイグナイタ33から高電圧が印加される。
(【0011】以降は省略されています)

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